ジョジョ7部ブラックモア徹底解説!能力の謎や名言、最強の敵とされる理由を考察

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『ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン(SBR)』を読み進めていく中で、誰もが一度は「こいつ、不気味すぎる……」と足を止めてしまうキャラクターがいます。それが、ファニー・ヴァレンタイン大統領の刺客であり、雨を操る異能の持ち主、ブラックモアです。

漆黒のレインコートに身を包み、独特の足取りで獲物を追い詰める彼の姿は、数あるジョジョの敵キャラの中でも異彩を放っています。なぜ彼はこれほどまでに読者の心に深く刻まれているのでしょうか?

今回は、ブラックモアのスタンド能力「キャッチ・ザ・レインボー」の仕組みから、彼が抱く「聖なる遺体」への狂信的なまでの忠誠心、そして物語を彩る名言の数々までを徹底的に考察していきます。雨の日にしか現れない最強の刺客、その真実に迫りましょう。


ブラックモアという男:大統領の懐刀にして「清掃人」

ブラックモアは、SBRの黒幕であるヴァレンタイン大統領に仕える有能な部下です。彼の役割は、大統領の周辺で起こる不都合な真実を闇に葬り、裏切り者や侵入者を排除すること。いわば「清掃人」のような立ち位置にあります。

初登場時の彼は、どこかヨタヨタとした頼りない歩き方をしており、一見するとそれほど強そうには見えません。しかし、その内面にはプロフェッショナルとしての冷徹さと、一度狙った獲物は逃さない執拗な追跡能力を秘めています。

彼の最大の特徴は、感情の起伏が極めて少ないこと。常に冷静で、淡々と任務を遂行する姿はまさに「プロ」ですが、その静けさがかえって読者に底知れない恐怖を感じさせます。そんな彼が唯一、感情を激しく揺さぶられる対象があります。それが「聖なる遺体」です。


スタンド能力「キャッチ・ザ・レインボー」の驚異的な仕組み

ブラックモアが操るスタンドジョジョの奇妙な冒険 第7部の「キャッチ・ザ・レインボー」は、彼の顔を覆うマスクそのものが本体、あるいはマスクを介して発動する特殊な能力です。その本質は「雨を空間に固定する」という、極めてシンプルながらも応用力の高いもの。

雨粒を足場にする空中歩行

この能力の最も象徴的な使い方は、空中に降り注ぐ雨粒をその場に固定し、それを階段や道のようにして歩くことです。重力を無視して雨の中を昇っていく姿は、まるで奇跡を見せられているかのような幻想的な光景です。これにより、彼は地形に関係なく、いかなる場所からも標的に接近することができます。

触れるものを切り裂く雨の刃

固定された雨粒は、ブラックモアにとっては自由自在に扱える道具ですが、敵にとっては恐ろしい凶器に変わります。高速で落下する雨を空中で「止める」ということは、そこに目に見えない硬質な障害物を置くのと同じです。不用意に動けば、体中に雨の刃が突き刺さり、肉体をズタズタに引き裂かれてしまいます。

肉体の切断と再構成

さらに恐ろしいのが、自分自身の肉体を雨粒のサイズまでバラバラに分解し、再び繋ぎ合わせるという芸当です。これにより、物理的な攻撃を受け流すだけでなく、密閉された空間への侵入や、相手の背後への瞬間移動に近い移動が可能になります。マウンテン・ティムとの戦いでは、この能力を駆使して圧倒的な優位を保ちました。


なぜブラックモアは「雨の日最強」と呼ばれるのか

ジョジョシリーズには数多くの強力なスタンドが登場しますが、ブラックモアほど「特定の条件下で無敵」という言葉が似合うキャラはいません。

もし晴天であれば、彼はただの「ちょっと歩き方が独特な男」に過ぎません。しかし、ひとたび雨が降り始めれば、その戦場は完全に彼の支配下へと置かれます。雨粒の一つ一つが彼のセンサーであり、盾であり、剣となるからです。

この「期間限定の無敵感」こそが、読者に強いインパクトを与えています。「雨が降っている間は絶対に勝てない」という絶望感は、物語に緊張感をもたらすスパイスとして完璧に機能していました。


聖なる遺体への狂信:ブラックモアの行動原理

ブラックモアを語る上で外せないのが、彼の「信仰心」です。彼は大統領に従っていますが、その忠誠心の矛先は、大統領個人というよりも、大統領が管理しようとしている「聖なる遺体」に向けられています。

物語の中盤、ルーシー・スティールが遺体を盗み出した際、彼は犯人が彼女であることを突き止めます。しかし、ルーシーが隠し持っていた遺体(脊髄部分)を目の当たりにした瞬間、ブラックモアの態度は一変します。

それまでの冷徹なプロの顔は消え、涙を流しながら膝をつき、遺体に対して祈りを捧げるのです。彼は「遺体に選ばれた者」に対しては、たとえ敵であっても敬意を払わずにはいられない性質を持っていました。このシーンは、彼が単なる「悪い部下」ではなく、彼なりの高潔な倫理観と信仰を持って生きていることを示しています。

「お詫びして…… 訂正してください」という名言も、自分の信念や遺体の神聖さを汚されたことに対する、心からの憤りから出た言葉です。


マウンテン・ティムとの死闘:プロ同士の交錯

ブラックモアの強さを語るエピソードとして欠かせないのが、マウンテン・ティムとの対決です。ティムもまた、自身の肉体をロープと同化させるスタンド「オー! ロンサム・ミー」を操る熟練の戦士でした。

しかし、雨の中でのブラックモアはあまりにも無慈悲でした。ティムのロープ術を雨の固定能力で封じ込め、逃げ場を奪い、最終的にはその命を奪います。この戦いは、能力の相性もさることながら、ブラックモアの「迷いのなさ」が勝利を引き寄せたと言えるでしょう。

ティムがルーシーを守るという「愛」のために戦ったのに対し、ブラックモアは「遺体への帰依」という宗教的な義務感で動いていました。この信念のぶつかり合いが、SBRという物語に深みを与えています。


ブラックモアが遺した名言と、その最期

ブラックモアの言葉は、どれも静かで重みがあります。

「雨は…… 祝福だ」

彼にとって、能力を発揮できる雨は単なる天候ではなく、天からの贈り物であり、自分が正義であることを証明する神聖な儀式のようなものでした。

しかし、その「祝福」には残酷なタイムリミットがありました。ジョニィとジャイロを追い詰め、遺体を手中に収めるまであと一歩というところで、空を覆っていた雲が切れ、雨が止み始めます。

能力の基盤を失ったブラックモアは、ジョニィの「タスク」による進化、そしてジャイロの黄金回転の技術の前に屈することになります。致命傷を負いながらも、彼は最期まで「遺体を大統領に届ける」という使命を全うしようとしました。泥にまみれ、雨の終わりと共に消えていく彼の最期は、敵ながらあっぱれと言わざるを得ない悲劇的な美しさがありました。


まとめ:ジョジョ7部ブラックモア徹底解説!能力の謎や名言、最強の敵とされる理由を考察

ブラックモアというキャラクターを振り返ってみると、彼が単なる通過点の敵ではないことがよく分かります。

彼は、スティール・ボール・ランの大きなテーマである「祈り」や「納得」を体現していた一人でした。雨という自然現象を味方につけ、神聖なものを守るために命を懸けたその姿は、多くのファンの心に「雨の日の恐怖」と「信仰の尊さ」を刻み込みました。

  • キャッチ・ザ・レインボーという唯一無二の能力。
  • 雨粒を固定し、空中を歩く幻想的な戦闘スタイル。
  • 遺体に対する純粋すぎるほどの忠誠心。
  • 雨が止むという、あまりにも皮肉で切ない敗北。

ブラックモアを知ることで、SBRという物語がいかに緻密に、そして情熱的に描かれているかが再確認できます。次に雨が降る日、空を見上げてみてください。もしかしたら、雨粒を蹴って歩くレインコートの男が、どこかに潜んでいるかもしれません。

ブラックモアの活躍をもう一度読み返したい方は、ぜひSTEEL BALL RUNを手に取ってみてください。彼の不気味で美しい戦い様が、ページをめくるたびに鮮やかに蘇るはずです。

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