『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』。数あるジョジョシリーズの中でも、特に「敵役の格好良さ」が際立っているのがこの第5部ですよね。
主人公であるジョルノやブチャラティたちを、肉体的にも精神的にも極限まで追い詰めた「暗殺チーム」。その中でも、読者から「兄貴」と慕われ、絶大なカリスマ性を放っているのがプロシュートです。
なぜ、敵であるはずの彼がこれほどまでに愛されているのか?
今回は、プロシュートの基本プロフィールから、恐るべきスタンド能力、そして私たちの心に突き刺さる名言の数々まで、その魅力を徹底的に深掘りしていきます。ジョジョファンなら避けては通れない「黄金の精神」ならぬ「漆黒の覚悟」を一緒に見ていきましょう。
誇り高き暗殺者プロシュートの基本プロフィール
プロシュートは、イタリアのギャング組織「パッショーネ」に所属する「暗殺チーム(スクアドラ・ディ・エセクツィオーネ)」の一員です。
物語の中盤、ボスの娘であるトリッシュを奪うべく、ブチャラティ一行が乗るフィレンツェ行きの特急列車を急襲します。そこで見せた彼の立ち振る舞いは、まさに「プロ中のプロ」でした。
洗練されたビジュアルと立ち振る舞い
まず目を引くのが、そのスタイリッシュな外見です。金髪のオールバックに、高級感あふれる柄のスーツ。一見するとモデルのような優男ですが、その眼光は鋭く、常に冷徹な判断を下します。
彼の名前「プロシュート」はイタリア語で「ハム」を意味しますが、その名に似合わず(あるいは熟成された旨味のように)、内面には非常に重厚な精神性が宿っています。
弟分ペッシとの関係性
プロシュートを語る上で欠かせないのが、弟分であるペッシとの関係です。当初、ペッシは自信がなく、精神的に未熟な「マンモーニ(ママっ子)」として描かれていました。
プロシュートはそんなペッシを突き放すのではなく、時に厳しく、時に諭すように、暗殺者としての「覚悟」を説き続けます。この「教育者」としての側面が、ファンから「兄貴」と呼ばれる最大の理由かもしれません。
逃げ場のない絶望!スタンド「ザ・グレイトフル・デッド」の脅威
プロシュートが操るスタンド、ジョジョ 超像可動 プロシュート(ザ・グレイトフル・デッド)は、生物を無差別に「老化」させるという極めて凶悪な能力を持っています。
老化のメカニズムと弱点
このスタンドから放たれる煙のようなエネルギーを浴びると、生物は急速に年齢を重ね、筋力や視力、精神力までもが衰えていきます。特急列車という密閉空間において、この広範囲攻撃はまさに逃げ場のない死神そのものでした。
この能力の面白い点は、「体温」によって老化のスピードが変わるという設定です。
- 体温が高い者ほど、老化が早く進む。
- 体温が低い者(女性など)や、氷などで体を冷やしている者は老化が遅い。
ブチャラティたちは、氷を使って体温を下げることで一時的に老化を食い止めますが、プロシュートはその裏をかく戦略で彼らを翻弄しました。
直接触れることで「一瞬」で老いさせる
広範囲への散布だけでなく、スタンドが直接相手に触れることで、一瞬にして死に至るレベルまで老化させることも可能です。ブチャラティとの格闘戦で見せたこの戦術は、近距離パワー型のスタンドにも引けを取らない脅威となりました。
心に刻め!プロシュート兄貴が放つ「覚悟」の名言
プロシュートがこれほどまでに支持される理由は、彼の哲学が凝縮されたセリフにあります。彼の言葉は、単なる悪役のセリフを超えて、現代を生きる私たちの胸にも響くものばかりです。
「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」
ジョジョ史上、最も有名な名言の一つと言っても過言ではありません。
中途半端な覚悟で「殺してやる」と口にするペッシに対し、プロとしての厳しさを叩き込んだ言葉です。
「〜したい」「〜するつもりだ」といった未来形ではなく、決意した瞬間には既に結果を引き寄せていなければならない。このスピード感と実行力こそが、暗殺チームが組織の中で恐れられていた理由でしょう。ビジネスシーンにおける「即断即決」の究極形とも言えますね。
「『成長』しなきゃあオレたちは『栄光』をつかめねえ」
これは、苦境に立たされたペッシに向けた激励の言葉です。
暗殺者という日陰の存在であっても、自らを高め続けなければ、組織の頂点や望む結果(栄光)を手にすることはできない。自分たちのアイデンティティを肯定しつつ、常に上を目指すストイックな姿勢が表れています。
「言葉」でなく「心」で理解できた
これは厳密にはペッシのセリフですが、プロシュートの生き様が結実した瞬間を象徴しています。
瀕死の重傷を負いながらも、命の灯火が消える瞬間までスタンド能力を解除せず、ペッシをサポートし続けたプロシュート。その背中を見たペッシは、言葉による説明を超えて「覚悟」を継承しました。
敵ながら天晴れ!プロシュートの壮絶な最期
ブチャラティとの死闘の末、プロシュートは時速150キロで走る列車から転落し、車輪に巻き込まれるという絶望的な状況に陥ります。
普通なら即死、あるいは戦意喪失してもおかしくない状況です。しかし、彼は違いました。
ボロボロの体で列車の床下にへばりつき、薄れゆく意識の中で「ザ・グレイトフル・デッド」を発動し続けたのです。自分の勝利のためではなく、相棒であるペッシに勝利を掴ませるために。
この「死をも恐れぬ献身」こそが、読者に深い感動を与えました。ジョルノたちが持つ「正義の輝き」とは対極にある、泥臭くも純粋な「仲間への想い」。悪役でありながら、そこには確かな人間ドラマが存在していました。
プロシュート兄貴から私たちが学べること
彼の生き様から学べるのは、「プロフェッショナルとしての責任感」です。
どんなに不利な状況であっても、自分の役割を最後まで全うすること。そして、後輩を一人前に育てるために、自らが手本となって行動で見せること。
ジョジョ 黄金の風 Blu-rayなどで彼の活躍を改めて見返すと、初見の時とは違う感動があるはずです。ただの「怖い敵」から「尊敬すべきプロフェッショナル」へ。その評価の変化こそが、プロシュートというキャラクターの深みと言えるでしょう。
ジョジョ5部の名敵役プロシュート兄貴の魅力とは?名言やスタンド能力を徹底解説!:まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』に登場するプロシュートについて詳しく解説してきました。
彼のスタンド「ザ・グレイトフル・デッド」による恐怖、そして何よりも「覚悟」を重んじるその精神性は、時代を超えて多くのファンの心に刻まれています。
「『ブッ殺す』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!」
この言葉を思い出すたびに、私たちも日々の生活の中で「覚悟」を決めて行動することの大切さを再確認させられます。
もし、まだ原作やアニメをチェックしていない方がいれば、ぜひジョジョの奇妙な冒険 第5部 モノクロ版を手に取ってみてください。プロシュート兄貴の圧倒的な「覚悟」に、あなたもきっと痺れるはずです。
ジョジョの世界には、まだまだ語り尽くせない魅力的なキャラクターがたくさんいます。これからも、彼らの生き様から多くの刺激をもらっていきましょう!

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