『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』。数ある部の中でも、特に「敵役」の魅力が凄まじいのがこの第5部の特徴ですよね。中でも、主人公ジョルノたち護衛チームを執拗に追い詰め、さらには物語の黒幕であるボスさえも絶望の淵に叩き込んだ男がいます。
そう、暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロです。
今回は、漆黒の衣装に身を包み、冷徹なまでのプロ意識で戦い抜いたリゾットの魅力を余すことなくお届けします。彼のスタンド「メタリカ」の恐るべき仕組みから、読者の心に刻まれた名言、そしてあまりにも劇的な最期まで、その生き様を深掘りしていきましょう。
暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロとは何者か?
リゾット・ネエロ。名前の「リゾット」はイタリア料理の米料理、「ネエロ」はイタリア語で「黒」を意味します。その名の通り、彼は全身黒ずくめのコートを纏い、瞳の色までもが黒と赤という、一目で「タダモノではない」と思わせる異様な風貌をしています。
彼はギャング組織「パッショーネ」内の、暗殺を専門とする実戦部隊「暗殺チーム」を率いるリーダーです。18歳の時、従兄弟を飲酒運転で殺した男を自らの手で葬り、裏社会へと足を踏み入れました。
リゾットを語る上で欠かせないのが、その圧倒的なカリスマ性と、部下思いな一面です。彼が率いる暗殺チームは、組織の中で冷遇されていました。汚れ仕事を完璧にこなしながらも、正当な報酬を与えられず、シマ(縄張り)すら持たせてもらえない。そんな理不尽な状況に、リゾットは静かな、しかし燃えるような怒りを抱いていました。
物語の中盤、彼は仲間の無念を晴らすため、そして自分たちの地位を確立するために、ボスの正体を暴き、組織を乗っ取るという危険すぎる反逆の道を選びます。彼らがジョルノたちと敵対したのは、単なる悪意ではなく、彼らなりの「正義」と「誇り」があったからなのです。
スタンド「メタリカ」の能力がチート級に強すぎる理由
リゾットの強さを支えるのが、スタンド「メタリカ」です。ジョジョ史上でも屈指の「初見殺し」と言われるこの能力は、一体どのような仕組みなのでしょうか。
磁力で鉄分を操るという恐怖
メタリカは、リゾットの体内に潜む極小サイズの群集型スタンドです。その能力はズバリ「磁力」。これだけ聞くとシンプルですが、リゾットの使い方はあまりに凄惨です。
彼は射程圏内にいる相手の血液に含まれる「鉄分」を磁力で集め、体内で直接、カミソリやハサミ、針などの鋭利な刃物を成形します。想像してみてください。喉の奥から突如としてカミソリが突き出してくる恐怖を。リゾットは直接手を下すことなく、相手の体内から致命傷を与えることができるのです。
相手を詰ませる「酸素欠乏」の罠
メタリカの真の恐ろしさは、物理的なダメージだけではありません。血液中の鉄分を消費させてしまうため、攻撃を受けた相手は急激な「鉄分不足」に陥ります。
人間の血液は鉄分(ヘモグロビン)があるからこそ、酸素を全身に運ぶことができます。その鉄分を奪われるということは、いくら呼吸をしても細胞に酸素が行き渡らなくなることを意味します。相手は戦いながらにして、まるで水中に沈められたかのような窒息状態に追い込まれるのです。顔色は紫色に変わり、力が入らなくなる。まさに暗殺に特化した、逃げ場のない能力と言えるでしょう。
姿を消す「光学迷彩」
さらにリゾットは、周囲の砂鉄を自分の体に付着させ、磁力で光を屈折させることで、自分の姿を背景に溶け込ませることができます。いわば透明人間状態です。
ドッピオとの死闘では、この能力を使って至近距離まで音もなく近づき、じわじわと追い詰めていきました。最強の攻撃力と、絶対的な隠密性。これほどまでに隙のないスタンド使いは、第5部全体を見渡してもリゾットくらいかもしれません。
「俺はおまえに……近づかない」心に響く名言とプロの流儀
リゾットのセリフには、彼の性格を表すような、無駄がなく冷徹な言葉が並びます。中でもファンに人気の高い名言を紹介します。
「俺はおまえに……近づかない」
これはドッピオとの戦闘中、相手に何か策があることを察知したリゾットが放った言葉です。普通の敵キャラクターなら、追い詰めた慢心からつい近づいて語りかけてしまうところですが、リゾットは違います。彼は最後まで徹底して「暗殺者」であり、一切の油断を見せません。
「一人……。一人か……。……。寂しいか……?」
仲間たちが次々と敗れ、自分一人になった時に呟いた言葉です。冷酷な暗殺者としての面の下にある、仲間を思う孤独なリーダーの横顔が垣間見える名シーンです。
彼の言動には、常に「目的を完遂する」というプロフェッショナルな矜持が流れています。そのストイックな姿勢こそが、読者が彼を嫌いになれない最大の理由ではないでしょうか。
もしあなたがリゾットのようなクールな雰囲気を日常でも楽しみたいなら、ジョジョの奇妙な冒険 第5部 フィギュアなどのグッズをデスクに置いて、そのプロ意識を分けてもらうのもいいかもしれませんね。
宿敵ドッピオ・ディアボロとの死闘!勝敗を分けたのは何か
リゾットの最大の見せ場は、サルディニア島でのドッピオ戦です。この戦いは、ジョジョシリーズ全体を通しても非常に特殊な構成になっています。なぜなら、本来倒すべき悪である「ボス(ドッピオ)」を、別の悪である「リゾット」が追い詰めるという、悪対悪の構図だからです。
圧倒的な洞察力
リゾットは、ドッピオが発するわずかな違和感から、彼がただの少年ではなく、ボスの正体に関わる重要人物であることをすぐに見抜きました。そして、メタリカの能力でドッピオの体内から大量の刃物を吐かせ、完膚なきまでに追い詰めます。
ボスの別人格であるドッピオが、未来を予知する「エピタフ」を使ってもなお、リゾットの精密な攻撃は防ぎきれませんでした。ディアボロ本人が「このリゾットの能力は、予想をはるかに上回っている」と焦るほど、リゾットの実力はボスを凌駕しかけていたのです。
非情な結末とナランチャの影
しかし、勝利の女神は残酷でした。リゾットがトドメを刺そうとしたその瞬間、ドッピオが放った捨て身の策によって、近くで索敵をしていたナランチャのスタンド「エアロスミス」がリゾットの呼吸を感知。
リゾットは味方であるはずの(正確には共通の敵を持つ)護衛チームの攻撃を、ドッピオの身代わりに受ける形となり、命を落とすことになります。もし、あの場所にナランチャがいなければ、リゾットがボスの首を取っていた可能性は極めて高かったでしょう。
リゾットをさらに深く知るための関連アイテム
リゾットのカリスマ性は、物語が終わった後も多くのファンを惹きつけています。彼のフィギュアやグッズは、その特徴的なデザインから非常に人気が高いです。
例えば、超像可動 ジョジョ 黄金の風 リゾットは、メタリカの極小パーツや、劇中で見せたあの独特のポージングを再現できる逸品として知られています。また、彼が活躍するシーンを何度も読み返したいなら、ジョジョの奇妙な冒険 第5部 コミックセットは必携ですね。
彼のファッションに惹かれるなら、ジョジョ リゾット アクセサリーなどの小物も、ファンアイテムとして根強い人気があります。
ジョジョのリゾット・ネエロを徹底解説!能力の強さや名言、壮絶な最期まで紹介
さて、ここまでリゾット・ネエロという男の生き様を振り返ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
彼は単なる「敵キャラ」という枠には収まらない、信念を持った一人のリーダーでした。仲間の報われない死を背負い、たった一人で最強のボスに挑んだその姿は、ある意味ではジョルノたちと同じ「黄金の精神」の裏返しだったのかもしれません(あるいは、漆黒の意志と呼ぶべきでしょうか)。
リゾット・ネエロというキャラクターを知ることで、ジョジョ第5部の物語はより一層深みを増します。組織の犠牲者でありながら、最後までプライドを捨てずに戦った彼の最期は、何度見ても胸が熱くなりますよね。
もしあなたがまだ、アニメや漫画で彼の戦いをフルで見ていないのであれば、ぜひジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 Blu-rayなどでチェックしてみてください。彼の低く響く声と、メタリカが火花を散らす描写は、一見の価値ありです。
暗殺チームのリーダーが見せた、誇り高き反逆の物語。それを知った時、あなたの「ジョジョ愛」はさらに一段階上のステージへと進むはずです!

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