ジョジョ4部の宇宙人は何者?ヌ・ミキタカゾ・ンシの正体と能力を徹底考察・解説!

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「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」を読み進めていると、避けては通れない、ある意味で作中最大の「謎」にぶつかります。そう、自称宇宙人の転校生、**ヌ・ミキタカゾ・ンシ(支倉未起隆)**の存在です。

杜王町という、奇妙なスタンド使いたちがひしめく町においても、彼の異質さは群を抜いています。他のキャラクターたちは「スタンド」という明確なルールの上で戦っていますが、未起隆だけは「本当に宇宙人なのか、それともただのスタンド使いなのか」という前提すら曖昧なまま物語が進行していくからです。

今回は、多くのファンが長年議論し続けてきた、未起隆の正体とその驚異的な能力について、作中の描写や作者の意図を交えながら徹底的に考察していきます。


ヌ・ミキタカゾ・ンシの初登場と「宇宙人」としての振る舞い

未起隆が初めて姿を現したのは、単行本37巻。ミステリーサークルの中に全裸で横たわっているところを、東方仗助と虹村億泰に発見されるという、まさに「宇宙人」らしい、あるいはあまりに突飛すぎる登場でした。

彼の主張を整理すると、以下のようになります。

  • 名前はヌ・ミキタカゾ・ンシ。
  • マゼラン星雲の近くからやってきた。
  • 年齢は216歳(地球でいうところの高校2年生)。
  • 職業は宇宙船のパイロット。

もちろん、現実主義者の億泰は「ただのおかしいやつ」と切り捨てますが、物語が進むにつれて、単なる「思い込み」では説明がつかない異常な事態が次々と発生します。

まず、彼は地球の常識を全く持ち合わせていません。差し出されたティッシュをムシャムシャと食べ始めたり、カバンを「食べ物を入れる袋」だと誤認したり。こうした描写は、彼が「地球外の文化から来た存在」であることを強く印象づけます。

さらに特筆すべきは、パトカーや救急車のサイレンに対する過剰な拒絶反応です。サイレンの音が聞こえた瞬間、顔中に不気味な発疹ができ、嘔吐し、のたうち回る姿は、単なる演技とは思えないほどの切実さがありました。これは地球の特定の周波数に対するアレルギー反応のようにも見え、彼の非地球人説を補強する大きな要素となっています。


能力「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」はスタンドか超能力か

未起隆が持つ能力は「自分自身をあらゆる物体に変身させる」というものです。彼はこれを「アース・ウィンド・アンド・ファイアー」と呼んでいます。

変身できるもののバリエーションは非常に広く、作中では以下のようなものに姿を変えています。

  • 複数のサイコロ
  • 望遠鏡
  • カバン

この能力の興味深い点は、ジョジョにおける「スタンド」のルールに当てはまるようで、どこか逸脱している点です。

通常、スタンドは「スタンド使いにしか見えない」という大原則があります。しかし、未起隆が変身した物体は、スタンド使いではない一般人にもはっきりと見え、触れることができます。岸辺露伴とのチンチロリン勝負の際、露伴は未起隆が変身したサイコロを手に取り、虫眼鏡で観察までしていますが、それが「生きている」ことには気づいても、スタンドだとは認識していませんでした。

また、決定的なのが「弓と矢」に対する反応です。杜王町にスタンド使いを量産していた虹村形兆の「矢」で未起隆が射抜かれそうになった際、矢は彼の皮膚を貫通できずに弾き飛ばされてしまいました。これは「スタンドの資質がない」ことを示しているのか、あるいは「地球の武器が通用しない肉体」であることを示しているのか、読者の想像を掻き立てる描写です。

もしこれがスタンド能力だとするならば、自分の肉体を物理的に変化させる「イエロー・テンパランス」や「クヌム神」に近い性質と言えますが、本体が完全に物体そのものになりきってしまう点において、その精度は群を抜いています。


岸辺露伴を翻弄したチンチロリン対決の謎

未起隆の能力が最もコミカル、かつ不気味に描かれたのが、岸辺露伴とのチンチロリン勝負です。金欠に困った仗助が、未起隆を「サイコロ」に変身させてイカサマを仕掛けるというエピソードですが、ここでの未起隆の挙動は異常そのものでした。

未起隆は「自分の意志でサイコロの目を出す」ことができます。しかし、彼は地球のギャンブルのルールや「適度に負けて怪しまれないようにする」という手加減を知りません。仗助が冷や汗を流す中、未起隆は露伴の目の前で、あり得ない確率で「ピンゾロ」を出し続けます。

さらに、露伴が疑いを深めてサイコロを指で押さえつけた際、未起隆は(サイコロの姿のまま)気分が悪くなり、露伴の手の中で嘔吐しようとします。この「生物としての生理現象」が物体の姿のまま発現する様子は、スタンドというよりも、肉体そのものが変質しているクリーチャーのような不気味さを漂わせていました。

最終的に、この勝負は露伴の家が火事になるという最悪の結末を迎えますが、天才漫画家である露伴の観察眼をもってしても、最後まで未起隆の正体を暴くことはできませんでした。露伴が「君は一体何者なんだ?」と戦慄するシーンは、未起隆というキャラクターの底知れなさを象徴しています。


宇宙人説 vs スタンド使い(人間)説:矛盾する描写を考察

結局のところ、彼は宇宙人なのでしょうか?それとも人間なのでしょうか?作中には両方の説を裏付ける、あるいは否定する描写が巧妙に散りばめられています。

宇宙人説の根拠

  • スタンドが見えていないフリ: 仗助のクレイジー・ダイヤモンドが見えていないような言動を終始貫いています。
  • 驚異的な視力: 遠くの景色を望遠鏡に変身せずに肉眼で見通すなど、人間離れした感覚器官を持っています。
  • アイスクリームの食べ方: 地球の食べ物に対するリアクションが常に新鮮で、未知の物質を摂取しているような反応を見せます。

スタンド使い説の根拠

  • 母親の登場: ストーリーの終盤、彼の「母親」を名乗る女性が登場します。彼女いわく「息子は自分が宇宙人だと思い込んでいるちょっと変わった子」とのこと。
  • 公式の分類: 後年のゲーム作品やファンブック、例えばジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rなどの関連媒体では、便宜上「スタンド使い」として扱われることがほとんどです。

しかし、母親の登場すらも「未起隆が記憶を操作した」あるいは「宇宙人が地球に馴染むための偽装工作」と解釈することも可能です。作者である荒木飛呂彦先生は、この点についてあえて明確な答えを出していません。

荒木先生の創作哲学には「得体の知れないものへの恐怖や興味」を大切にする側面があります。すべてが理屈で説明できてしまうスタンドバトルの中で、一人だけ「最後までルールが分からない存在」を混ぜることで、杜王町という町の「奇妙さ」をより深めているのです。


杜王町の日常に溶け込んだ「異物」としての魅力

未起隆の魅力は、その正体の謎だけではありません。彼は非常に義理堅く、純粋な性格をしています。

最初は仗助に利用される形で登場しましたが、露伴との勝負で仗助がピンチに陥った際、彼は自分の身を挺して(サイコロの姿で指を突き立てられても耐えるなど)仗助を助けようとしました。また、送電鉄塔に住む男(鋼田一豊大)との戦いでも、仗助と協力して戦う姿勢を見せています。

彼が宇宙人であろうと、重度の妄想癖を持つ人間であろうと、仗助たちと築いた友情は本物でした。第4部のラスト、多くのキャラクターたちがそれぞれの日常に戻っていく中で、未起隆もまた「転校生」として杜王町の風景の一部になっていきます。

「宇宙人が普通に学校に通っているかもしれない」という可能性を残したまま物語が終わる。これこそが、第4部のテーマである「日常に潜む非日常」の究極の形と言えるでしょう。


まとめ:ジョジョ4部の宇宙人は何者?ヌ・ミキタカゾ・ンシの正体と能力を徹底考察・解説!

さて、ここまで**ジョジョ4部の宇宙人は何者?ヌ・ミキタカゾ・ンシの正体と能力を徹底考察・解説!**というテーマでお届けしてきました。

結論から言えば、未起隆が宇宙人か人間かという問いに、公式な「正解」は存在しません。しかし、それこそが作者・荒木飛呂彦先生が仕掛けた最大のトリックであり、読者へのプレゼントでもあります。

  • スタンドの矢を弾き返す強靭な肉体。
  • 科学では説明のつかない変身能力。
  • 地球の常識を軽々と飛び越える純粋な精神。

これら全ての要素が、彼を「ヌ・ミキタカゾ・ンシ」という唯一無二の存在にしています。もし彼がただのスタンド使いだったとしたら、これほどまでに長くファンの間で語り継がれることはなかったでしょう。

皆さんは、彼は宇宙人だと思いますか?それとも、あまりにも個性が強すぎただけの地球人だと思いますか?次に第4部を読み返すときは、ぜひ彼の一挙手一投足を「観察」してみてください。きっと、新しい発見があるはずです。

もし、さらに詳しくジョジョの世界に浸りたい方は、アニメ版の第4部をチェックするのもおすすめです。未起隆のサイレンに対する狂気じみた反応や、チンチロリン対決の緊張感は、映像で見るとより一層「奇妙さ」が際立ちます。

これからも、杜王町の謎多き住人たちについて一緒に深掘りしていきましょう!

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