ジョジョ「考えるのをやめた」の真実。カーズの結末から学ぶ絶望とネットの活用術

ジョジョ
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「もう無理、キャパオーバー……」

日々の仕事や人間関係、あるいはあまりにも理不尽な出来事に直面したとき、ふと頭をよぎるフレーズはありませんか?そう、あの伝説的な名言、ジョジョの奇妙な冒険 第2部のラストを飾った「考えるのをやめた」です。

ジャンプ漫画史に残る衝撃的な幕引きであり、今やネットミームとして定着したこの言葉。実は、単なる「諦め」以上の深い絶望と、ある種の救いが込められていることをご存知でしょうか。

今回は、このフレーズの元ネタであるカーズの壮絶な結末から、現代社会でのシュールな使われ方まで、ジョジョ愛を込めて徹底的に深掘りしていきます。これを読めば、あなたも明日から「考えるのをやめた」状態をよりアーティスティックに楽しめるようになるはずです。


究極生命体カーズの敗北と「考えるのをやめた」衝撃の元ネタ

まずは基本中の基本、元ネタについておさらいしましょう。このフレーズが登場するのは、シリーズ屈指の人気を誇る『ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流』の完結巻であるジョジョの奇妙な冒険 第2部第12巻(ジャンプ・コミックス版)です。

敵は「神」になったはずだった

物語のラスボス、柱の男のリーダーであるカーズは、ついに聖遺物「エイジャの赤石」を手に入れ、太陽の光すら克服した「究極生命体(アルティミット・シイング)」へと進化を遂げました。

そのスペックはまさにチート級。

  • あらゆる生物の能力を兼ね備える(鳥の翼、魚のエラ、リスの俊敏性など)
  • 不老不死であり、どんなダメージも瞬時に再生する
  • IQは驚異の400

文字通り「神」に近い存在となったカーズに対し、主人公のジョセフ・ジョースターは絶体絶命の窮地に立たされます。しかし、ジョセフの奇策(と圧倒的な強運)によって、火山の噴火エネルギーを利用してカーズを「宇宙空間」へと弾き飛ばしたのです。

死にたくても死ねない「永遠の拷問」

宇宙に放り出されたカーズは、当初は体内の空気を噴射して地球へ戻ろうと試みます。しかし、宇宙の極低温によって体表が氷のように硬化し、身動きが取れなくなってしまいました。

ここで重要なのが、彼が「不老不死」であるという点です。

普通の生物なら窒息するか凍死して終わりですが、カーズは死ねません。肺にあるわずかな空気、体内のわずかなエネルギーだけで、意識を保ったまま永遠に暗黒の宇宙を漂い続けることになったのです。

「カーズは―― 2度と地球へは戻れなかった…。 鉱物と生物の中間の生命体となり永遠に宇宙空間をさまようのだ。 そして 死にたいと思っても死ねないので――そのうちカーズは 考えるのをやめた。」

このナレーションとともに、石像のように固まったカーズが宇宙を流れていく描写……。これこそが「考えるのをやめた」の正体です。あまりにも高すぎる知能が、永遠という時間の拷問に耐えかねて、自己防衛のために精神のスイッチを切ってしまった。それは敗北というよりも、存在の消滅に近い結末でした。


なぜ「考えるのをやめた」はネットミームとして愛されるのか?

連載終了から30年以上が経過した今でも、このフレーズはSNSや掲示板で毎日のように見かけます。なぜ、これほどまでに私たちの心に深く刻まれているのでしょうか。

1. 圧倒的な「詰み」状態の表現力

将棋やチェスでいう「チェックメイト」よりもさらに絶望的な、手詰まり感。自分の努力ではどうしようもない環境(宇宙空間という不可抗力)に置かれたとき、人は「抗うこと」を放棄します。この心理状態を、これほど端的に、かつドラマチックに表現した言葉は他にありません。

2. シュールな絵面とのギャップ

原作でのカーズは、長髪をなびかせた超絶美形の筋肉質な男です。そんな彼が、宇宙で「チーン」と固まっている姿のギャップ。このシュールさが、現代のネット文化における「大喜利的な面白さ」と見事に合致したのです。

3. 「現実逃避」への免罪符

私たちは日々、膨大な情報と選択肢に晒されています。「これを買わなきゃ損」「最新のニュースを追わなきゃ」といったストレスに対し、「あ、もう無理。カーズになるわ」と宣言することで、一時的に責任や思考から解放される。このフレーズは、現代人にとってのメンタルヘルス的な避難所としての役割も果たしているのかもしれません。


現代社会での正しい(?)「考えるのをやめた」活用シーン

さて、ここからは実生活やネット上で、このフレーズがどのように使われているのか、具体的なシチュエーションを見ていきましょう。使いどころを間違えないことで、より深く「ジョジョ立ち」ならぬ「ジョジョ思考」をマスターできます。

SNSでの「情報過多」に直面したとき

好きなアニメやアイドルの公式アカウントから、一気に10件以上の重大発表があったとき。「全部追いきれない! 嬉しいけど脳がパンクした!」という歓喜混じりの絶望を表現する際に使われます。

「供給が多すぎて、気づいたらカーズみたいに考えるのをやめてた……」といった具合です。

理不尽なシステムやエラーに遭遇したとき

パソコンがフリーズして数時間の作業データが消えたとき。あるいは、役所の複雑すぎる手続きを説明されたとき。怒りを通り越して、無の境地に達した瞬間にこのフレーズを召喚してください。

「エラーコードの意味が不明すぎて、俺の脳内ナレーションが『考えるのをやめた』って言ってる」

飲み会や集まりで話題についていけないとき

周りが全く知らない専門用語や身内ネタで盛り上がっている最中。無理に合わせて愛想笑いをするのにも疲れたとき、心の中で「自分は今、宇宙空間を漂う鉱物と生物の中間の存在だ」と思い込みましょう。少しだけ心が軽くなります。


科学的・考察視点:カーズは本当に戻ってこれないのか?

ファンなら一度は妄想するのが、「もしカーズが地球に戻ってきたら?」というIFストーリーです。IQ400の彼なら、何か方法はなかったのでしょうか。

物理法則という名の壁

宇宙空間では、何かを後ろに「投げる」か「噴射する」ことでしか、その反動で前に進むことができません。カーズが宇宙に放り出された際、体内の空気を噴射しましたが、それは地球の重力圏を脱出するエネルギーにはなっても、方向を制御するには不十分でした。

また、地球から離れれば離れるほど、戻るために必要なエネルギーは膨大になります。いくら究極生命体といえど、何もない真空からエネルギーを生み出すことはできません。物理学の法則が、カーズを永遠に幽閉し続けているのです。

後日談としての『JORGE JOESTAR』

公式のスピンオフ作品や、舞城王太郎氏による小説JORGE JOESTARなどでは、宇宙を漂い続けたカーズがとんでもない進化を遂げ、再登場する展開もあります。原作の正史ではありませんが、「もしも」の物語を追いかけるのもジョジョの楽しみ方の一つ。

「考えるのをやめた」後の彼が、何億年という時間の果てに再び目覚める……。そんなロマンを感じるのも、この結末の魅力でしょう。


「考えるのをやめた」状態から復帰する方法はあるか?

もしあなたが今、ストレスや過労で「考えるのをやめた」カーズ状態になっているなら、少しだけ休憩が必要です。カーズは宇宙という孤独な場所にいましたが、あなたは地球にいます。

1. 物理的な五感を刺激する

カーズが思考を停止したのは、感覚が遮断されたからです。美味しいものを食べる、お風呂に浸かる、アロマディフューザーで好きな香りを嗅ぐ。五感を強制的に刺激することで、脳のフリーズを解除できます。

2. デジタルデトックスをする

情報の「宇宙」であるインターネットから離れましょう。スマホを置いて、ただ空を見る。皮肉なことに、カーズが最後に見続けていたであろう宇宙の景色を、私たちは安全な地上から眺めることができます。

3. ジョジョを読み返す

結局のところ、これに尽きます。ジョセフがどのようにして絶望を跳ね返したのか、その「人間讃歌」の物語に触れることで、再び考えるエネルギーが湧いてくるはずです。


まとめ:ジョジョ「考えるのをやめた」から学ぶ、人生の幕引きの美学

最強の敵が、死ぬことすら許されず「思考を停止する」という形で退場する。

この結末は、勧善懲悪の枠を超えた「生命の不思議」と「残酷なまでの真理」を描いています。

私たちが日常で使う「考えるのをやめた」という言葉には、そんなカーズの壮絶な歴史がバックボーンとして存在しています。単なる逃げの言葉ではなく、「今はこれ以上立ち向かえないほど頑張った」という証でもあるのです。

  • 元ネタは第2部12巻のカーズのラスト
  • 死ねない苦しみの果ての自己防衛機能
  • 現代では限界状態を笑いに変えるパワーワード

もし、あなたが何かにぶつかって立ち止まりそうになったら、心の中でひっそりと唱えてみてください。

「今は考えるのをやめてもいい。でも、自分は鉱物ではなく人間だ」と。

そして、少し元気が出たら再びジョジョのページをめくってみてください。そこには、どんな困難な状況でも「考えること」を諦めなかったジョースター一行の勇気が、色褪せることなく刻まれています。

さあ、あなたも「考えるのをやめた」状態を卒業して、自分なりの「黄金の精神」を取り戻してみませんか?


ジョジョの奇妙な冒険 第2部 カラー版

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