ジョジョ部一覧で振り返る!黄金の精神が紡ぐ歴代シリーズの魅力と読む順番
「ジョジョの奇妙な冒険」という作品名を聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?独特のポージング「ジョジョ立ち」、強烈なインパクトを放つ擬音、あるいは知略を尽くした特殊能力バトル……。1987年の連載開始から35年以上が経過してもなお、その熱量は衰えるどころか、世界中で新たなファンを増やし続けています。
しかし、これからジョジョの世界に飛び込もうとしている方にとって、一つの大きな壁があります。それは「部数が多すぎて、どこから手をつければいいのかわからない」という悩みです。ジョジョは各部ごとに主人公も舞台もガラリと変わるため、初見では全貌を掴みにくいのが正直なところですよね。
そこで今回は、現在連載中の最新作までを含むジョジョ部一覧を徹底解説します。各部のあらすじや見どころ、そしてファンが推奨する「挫折しない読み方」まで、これさえ読めばジョジョの歴史がすべてわかります。
宿命の始まりから最新作まで!ジョジョ部一覧完全ガイド
ジョジョの物語は、イギリスの貴族ジョースター家と、一人の吸血鬼と化した男、ディオ・ブランドーの因縁から始まります。この「血の宿命」が、世代を超えて受け継がれていくのが本作最大の醍醐味です。
まずは、全シリーズの基本情報を整理していきましょう。
第1部:ファントムブラッド(19世紀末・イギリス)
すべての始まりです。英国貴族の跡取り息子ジョナサン・ジョースターと、その養子となった野心家ディオ・ブランドー。二人の青年の成長と対立が、古代遺物「石仮面」の力によって凄惨な死闘へと変貌します。
「波紋(はもん)」という特殊な呼吸法を用いた肉弾戦が中心で、クラシックなホラーと冒険活劇の魅力が詰まっています。
第2部:戦闘潮流(1938年・アメリカ〜ヨーロッパ)
ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公です。第1部の重厚な雰囲気とは一変し、ジョセフの軽妙でトリッキーな性格が物語を牽引します。
人類の天敵である超生物「柱の男」たちとの戦いは、知恵とハッタリを駆使した心理戦が見どころ。今なお「ジョセフが一番好き」というファンも多い、非常にエンターテインメント性の高い章です。
第3部:スターダストクルセイダース(1988年・日本〜エジプト)
シリーズ最大の転換点であり、最も有名なパートです。ジョセフの孫、空条承太郎が主人公。100年の眠りから目覚めた宿敵DIOを倒すため、仲間と共にエジプトを目指すロードムービー的な構成です。
本作から、精神エネルギーを具現化した「スタンド」が登場。能力バトル漫画というジャンルに革命を起こした金字塔です。
第4部:ダイヤモンドは砕けない(1999年・日本 杜王町)
舞台は日本の地方都市、杜王町(もりおうちょう)。ジョセフの隠し子である東方仗助が主人公です。
世界を救う壮大な旅ではなく、町に潜む不気味なスタンド使いや、平穏を愛する連続殺人鬼・吉良吉影との戦いを描きます。日常の中に潜む非日常、そして「黄金の精神」を持つ町の人々の連帯感が魅力です。
第5部:黄金の風(2001年・イタリア)
DIOの息子でありながら、ジョースターの血を継ぐジョルノ・ジョバァーナが主人公。イタリアのギャング組織の中で、自らの正義を貫き「ギャングスター」を目指す物語です。
仲間たちの絆、そして「覚悟」という言葉が持つ重みが読者の心を打ちます。デザイン性の高いスタンドや、極限状態での戦いは芸術的ですらあります。
第6部:ストーンオーシャン(2011年・アメリカ 刑務所)
シリーズ初の女性主人公、空条徐倫(承太郎の娘)が登場。無実の罪で投獄された彼女が、父を救うために刑務所という閉鎖空間で戦います。
ジョースター家とDIOの因縁がついに決着を迎える、衝撃的なラストは必見。運命とは何か、というテーマが深く掘り下げられています。
第7部:スティール・ボール・ラン(1890年・アメリカ大陸横断)
第6部で世界が一巡した後の、パラレルワールドを舞台にした物語です。下半身不随の元天才騎手ジョニィ・ジョースターと、謎の男ジャイロ・ツェペリが、北米大陸横断レースに挑みます。
「スタンド」の概念が再解釈され、より重厚な青年漫画へと進化。馬の疾走感と、遺体を巡る陰謀劇が完璧に融合しています。
第8部:ジョジョリオン(現代・日本 杜王町)
第4部と同じ「杜王町」が舞台ですが、設定は異なります。震災後の町で発見された記憶喪失の青年、東方定助が自分の正体を探るミステリー仕立ての物語です。
「等価交換」や「呪い」をテーマに、一筋縄ではいかない複雑な能力バトルが展開されます。
第9部:The JOJOLands(現代・ハワイ)
現在連載中の最新作です。ハワイで暮らす少年ジョディオ・ジョースターが、「大富豪になる」という野望を胸に、世界の「仕組み(メカニズム)」を味方につけて成り上がる物語。現代のキャッシュレス社会や格差などを背景にした、全く新しいジョジョが描かれています。
どの順番で楽しむべき?ファンが教えるおすすめの視聴・読書ルート
これだけ多くの部数があると、「1部から読まないとダメなの?」と不安になりますよね。結論から言うと、ジョジョは**「どこから読んでも面白いが、理想の順番はある」**作品です。
ここでは、あなたの好みに合わせた3つのルートを紹介します。
1. 王道の「時系列ルート」
一番のおすすめは、やはり第1部から順番に追っていく方法です。
ジョジョは「血統」の物語。第1部でまかれた種が、第3部で花開き、第6部で結実する……という壮大な流れを体感できるのはこのルートだけです。特に第3部の感動や、第6部のラストでの衝撃は、それまでの歴史を知っているからこそ何倍にも膨れ上がります。
2. 人気作から入る「つまみ食いルート」
「昔の画風が少し苦手かも……」という方は、ビジュアルが洗練され、バトルが一番熱いとされる第3部や第5部から入るのもアリです。
特に第3部はスタンド能力の説明も丁寧なので、入門編として最適。そこでハマったら、遡って1部・2部を読み、「なぜ承太郎たちがエジプトへ行くことになったのか」という背景を確認するのがスムーズです。
3. まったく新しい物語として楽しむ「7部スタートルート」
第7部以降は、それまでの知識がなくても全く問題なく楽しめます。
大人の鑑賞に耐えうる重厚なストーリーと、圧倒的な作画クオリティを求めるなら、いきなり第7部から読み始めるのも賢い選択です。ここで荒木飛呂彦先生の描く世界観に惚れ込み、過去作へ戻っていく読者も非常に多いですよ。
ジョジョが長年愛される理由と、初心者が知っておきたいポイント
なぜ、ジョジョはこれほどまでに人々を熱狂させるのでしょうか。その理由は、単なるバトル漫画の枠に収まらない「唯一無二の個性」にあります。
「人間讃歌」という一貫したテーマ
作者の荒木飛呂彦先生は、一貫して「人間讃歌」をテーマに掲げています。
どんなに強大な敵、あるいは残酷な運命を前にしても、人間は自らの知恵と勇気で道を切り拓くことができる。たとえ命が尽きても、その意志は次の世代に受け継がれる。このポジティブで力強いメッセージが、読者の魂を揺さぶるのです。
知略を尽くした「能力バトル」
ジョジョのバトルは、単なるパワーのぶつかり合いではありません。
「時間を数秒だけ止める」「磁力を操る」「触れたものをジッパーにする」といった一癖ある能力を、いかに工夫して使うか。相手の能力の弱点をどう突くか。まるでパズルを解くような、ロジカルでハラハラする知能戦が最大の魅力です。
圧倒的なファッション性とアート
ジョジョを語る上で欠かせないのが、そのビジュアルです。
ヴェルサーチやグッチといったハイブランドの影響を受けたキャラクターたちのファッション、イタリアの彫刻を思わせるポージング、鮮烈な色彩感覚。これらはもはや「漫画」の域を超え、ルーヴル美術館に原画が展示されるほどのアートとして認められています。
ジョジョをもっと深く楽しむための関連コンテンツ
漫画を読むだけでなく、他のメディア展開をチェックすることで、ジョジョの世界はさらに広がります。
アニメシリーズのクオリティ
ジョジョのアニメ化は、原作愛に満ち溢れたスタッフによって制作されています。
原作の独特なカラーリングを再現した演出、キャラクターのイメージにぴったりの声優陣、そして各部の雰囲気に合わせた音楽。特にエンディング曲に洋楽の名曲が採用されている点は、洋楽好きの荒木先生へのリスペクトが感じられ、非常にスタイリッシュです。
ジョジョの奇妙な冒険 アニメ岸辺露伴というアイコン
第4部に登場する漫画家、岸辺露伴を主人公としたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』も大人気です。
こちらはホラーや奇妙な事件を解決していく短編集で、本編を知らなくても楽しめるミステリー作品。実写ドラマ版も非常に完成度が高く、ジョジョへの入り口として最適かもしれません。
岸辺露伴は動かないゲームやフィギュアで世界観に浸る
自分の好きなスタンドやキャラクターを動かせる対戦アクションゲームや、造形美にこだわったフィギュア「超像可動」シリーズも、ファンの間では定番です。立体物としてキャラクターを見ることで、改めてそのデザインの凄まじさを実感できるはずです。
ジョジョ フィギュアまとめ:ジョジョ部一覧を確認して、自分だけの冒険を始めよう
『ジョジョの奇妙な冒険』は、一度その魅力に取り憑かれると、二度と抜け出せないほど深い世界です。
- 第1部〜第3部:ジョースター家とDIOの直接的な対決
- 第4部〜第6部:因縁がもたらす様々な形の戦いと決着
- 第7部〜第9部:新世界での新たな「血」と「仕組み」の物語
このように、ジョジョ部一覧を眺めてみると、この作品がどれほど壮大なスケールで描かれているかがわかります。
最初はどこから読み始めても構いません。あなたが一番「かっこいい!」と思ったキャラクターがいる部から、あるいは一番興味を惹かれた舞台から手に取ってみてください。そこで目にする「黄金の精神」は、きっとあなたの日常にも勇気と熱量を与えてくれるはずです。
ジョジョの各部の詳細や、特定のキャラクターについてもっと知りたい方は、ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね!さあ、あなたもジョースター家の血統を辿る、奇妙な冒険の旅に出かけてみませんか?

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