「ドラゴンボールGTが終わった後、続きがあればいいのに……」
そんなファンの願いが、海を越えて一つの大きなうねりとなった伝説をご存じでしょうか。それが『ドラゴンボールAF』です。今回は、数あるAF作品の中でも圧倒的な完成度を誇る「ヤングじじい版」にスポットを当てて、その熱すぎる魅力やあらすじ、そして今から読むための方法を徹底的に深掘りしていきます。
そもそも「ドラゴンボールAF」とは何なのか?
1990年代後半、インターネットの黎明期に世界中のファンを震撼させた一枚のイラストがありました。銀髪で銀色の体毛に包まれた、禍々しくも神々しい姿。「超サイヤ人5」と銘打たれたその画像は、「公式の続編が制作されているのではないか?」という噂と共に瞬く間に拡散されました。
結局、その画像は海外ファンによる創作(ファンアート)だったのですが、この一件がきっかけで、世界中のクリエイターたちが「自分たちの考えるGTの続き」を描き始めるようになります。これが『ドラゴンボールAF(After Future)』というジャンルの誕生です。
その中で、日本国内のみならず世界から「神クオリティ」と絶賛されたのが、ヤングじじい氏によるコミカライズ版でした。
ヤングじじい版『ドラゴンボールAF』のあらすじ
物語の舞台は、孫悟空が神龍と共に去った『ドラゴンボールGT』の最終回から数年後。平和を取り戻したはずの地球に、突如として強大な敵が襲来するところから始まります。
復讐の使者「アイズ」の登場
物語の鍵を握るのは、かつて悟空が倒した宇宙の帝王フリーザの息子を自称する「アイズ」というキャラクターです。彼は父の復讐を果たすべく、圧倒的な力を蓄えて地球へ降り立ちます。
悟空が不在の中、地球を守るのはベジータ、悟飯、悟天、トランクス、そしてパンといった戦士たち。しかし、アイズの力は彼らの想像を絶するものでした。
超サイヤ人4を超えた「超サイヤ人5」への覚醒
絶望的な状況下で、戦士たちは己の限界を超えることを強いられます。ヤングじじい版の最大のクライマックスは、何と言っても「超サイヤ人5」への変身シーンです。
銀色のオーラを纏い、圧倒的な威圧感を放つその姿は、まさにファンが夢に見た「最強の戦士」。この覚醒に至るまでのドラマチックな展開と、緻密なバトル描写が読者の心を掴んで離しません。
なぜヤングじじい氏のAFは特別なのか?
数多くの作家がAFを描いてきましたが、なぜヤングじじい氏の作品がこれほどまでに支持されているのでしょうか。そこには、単なる「二次創作」の枠を超えた圧倒的なこだわりがあります。
1. 鳥山明先生へのリスペクトを感じる驚異の画力
まず驚かされるのが、その絵のタッチです。キャラクターの筋肉のつき方、服の破れ方、そしてスピード感あふれるエフェクトの描き込みまで、全盛期の鳥山明先生の筆致を極限まで再現しています。
「もし鳥山先生が続きを描いていたら、きっとこうなっただろう」というファンの理想を、寸分違わず形にしている点が最大の魅力です。
2. 独自の解釈と設定の深掘り
単なるパロディに留まらず、キャラクターの心情を深く掘り下げているのも特徴です。特にベジータの「サイヤ人の誇り」や、悟飯の「戦士としての自覚」など、公式の設定を汲み取りつつ、ファンがニヤリとするような熱いセリフ回しが随所に散りばめられています。
3. 全17巻という圧倒的なボリュームと完結力
多くのファンフィクションが途中で更新を止めてしまう中、ヤングじじい氏は本編全17巻という長編を完結させています。物語の導入からクライマックス、そして感動のラストまでを一本の筋道として描き切った執念は、まさにプロ並みの熱量と言えるでしょう。
他のAF作品(toyble版)との決定的な違い
ドラゴンボールAFを語る上で避けて通れないのが、現在『ドラゴンボール超』の作画を担当されている、とよたろう(当時はtoyble名義)氏によるAFとの比較です。
toyble版の特徴
toyble版は、構図の取り方やテンポが非常に現代的で、公式作品に近いスッキリとした印象があります。しかし、作者が公式の仕事に抜擢されたこともあり、物語は未完のままとなっています。
ヤングじじい版の特徴
対するヤングじじい版は、劇画的な力強さと緻密な描き込みが特徴で、何より「物語を最後まで読み終えることができる」という満足感があります。
もしあなたが「最後までしっかり完結している物語を楽しみたい」のであれば、まずはヤングじじい版から手に取ることを強くおすすめします。
2026年現在、どこで読むことができるのか?
ここで注意が必要なのは、この作品が公式のライセンス作品ではなく「同人誌(二次創作)」であるという点です。そのため、一般的な書店や電子書籍ストアで購入することはできません。
同人誌専門店での委託販売
ドラゴンボールなどの公式関連本とは異なり、主に「まんだらけ」や「らしんばん」といった、同人誌を取り扱う中古ショップや専門店での流通がメインとなります。
特に全17巻のセットは非常に人気が高く、入荷してもすぐに売り切れてしまうことが多いです。こまめに店舗やオンラインショップをチェックする必要があります。
フリマアプリやオークションの活用
「メルカリ」や「ヤフオク」などのフリマアプリでは、全巻セットが出品されることがあります。ただし、希少価値が高まっているため、当時の定価よりも高値で取引されるケースも少なくありません。
著者のSNSやブログをチェック
ヤングじじい氏は現在も精力的に活動されています。X(旧Twitter)やpixivなどのプラットフォームで、作品のサンプルや最新の活動報告を確認することができます。まずはそこから作風を確認してみるのが良いでしょう。
ファンが語る「ヤングじじい版AF」の熱い評価
実際に読んだファンの間では、以下のような声が多く聞かれます。
- 「GTのラストシーンの余韻を壊さず、かつ新しい興奮を与えてくれた」
- 「超サイヤ人5の変身シーンは、何度読んでも鳥肌が立つ」
- 「オリジナルの敵キャラであるアイズが、単なる悪役以上の魅力を持っている」
このように、公式への深い理解と独自のクリエイティビティが融合しているからこそ、数十年経った今でも語り継がれる伝説となっているのです。
ドラゴンボールAF(ヤングじじい版)の魅力とは?あらすじや最新の入手方法を徹底解説まとめ
いかがでしたでしょうか。公式の『ドラゴンボール超』とはまた違った進化を遂げた、もう一つの「続編」の世界。それがヤングじじい版の『ドラゴンボールAF』です。
圧倒的な画力で描かれる「超サイヤ人5」の雄姿、そして悟空不在の地球で踏ん張る戦士たちの絆。これらは、ドラゴンボールを愛する全てのファンにとって一度は触れてほしい至高のエンターテインメントです。
もしあなたが、あの頃のワクワクをもう一度味わいたいと思っているなら、ぜひ中古ショップやイベントを巡って、この伝説の続きを手に取ってみてください。きっと、あの頃の熱い気持ちが呼び覚まされるはずです。
もっと詳しくキャラクター設定や、続編となる『真・ドラゴンボールAF』についても知りたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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