「もし、あの時ベジータが地球でトドメを刺されていたら……」
「もし、ラディッツが悟空の説得に応じて仲間になっていたら……」
ドラゴンボールファンの皆さんなら、一度はこんな妄想に胸を躍らせたことがあるのではないでしょうか。鳥山明先生が描いた完璧なストーリーラインがあるからこそ、そこから分岐する「もしも(if)」の世界には、無限の可能性とロマンが詰まっています。
今回は、原作の決定的な瞬間を振り返りながら、もし運命の歯車が少しだけズレていたら物語はどう変わっていたのか、ファンの間で根強く語り継がれる激熱のif展開を徹底考察していきます。
1. ラディッツが改心して仲間になっていたら?サイヤ人の絆が作る新展開
物語のすべての始まりとも言えるサイヤ人編。悟空の実兄であるラディッツの登場は衝撃的でした。しかし、彼はあまりにもあっけなく、悟空の犠牲とともに魔貫光殺砲で散っていきました。もし、ここで悟空がラディッツを許し、彼が「誇り高きサイヤ人の戦士」として味方に加わっていたらどうなっていたでしょうか。
まず、ベジータとナッパが地球に襲来した際、戦力図は劇的に変わります。ラディッツの戦闘力は1,500程度と当時の悟空たちよりは上でしたが、サイヤ人特有の「死の淵から蘇るたびに強くなる」特性を持っています。悟空とともに界王星で修行を積んでいれば、ナッパを圧倒するほどの力を手に入れていたかもしれません。
さらに熱いのはナメック星編です。ギニュー特戦隊やフリーザを前に、悟空、ベジータ、ラディッツの「純血サイヤ人トリオ」が共闘する姿は、ファンなら涙ものの展開でしょう。ラディッツが悟飯の「伯父さん」として稽古をつけるシーンなど、微笑ましいifも想像が膨らみますね。
もし、ラディッツの勇姿をゲームやフィギュアで改めて体感したいなら、最新のドラゴンボール関連グッズをチェックしてみるのも面白いかもしれません。
2. 未来悟飯が生き残っていたら?絶望の未来が希望に変わる瞬間
トランクスがやってきた「絶望の未来」。そこでは悟空が心臓病で亡くなり、ベジータやピッコロたち戦士も人造人間に殺されてしまいました。唯一の希望だった師匠、孫悟飯も最後には17号・18号の手にかかって命を落とします。
もし、あの雨の日の戦いで悟飯が生き残っていたら、歴史はどう動いたでしょうか。
最大のポイントは「精神と時の部屋」の存在です。もし、神様の神殿が破壊されずに残っており、悟飯とトランクスが二人で修行を完遂できていたなら、彼らは過去へ行くまでもなく人造人間を圧倒する力を手に入れたはずです。
また、悟飯が生存していれば、トランクスが過去へ行く動機が「助けを求めるため」ではなく「修行の成果を報告するため」や「悟空に会わせるため」といったポジティブなものに変わっていたかもしれません。結果として、現代のセル編で悟飯が超サイヤ人2に覚醒するタイミングや、セルが完全体になるプロセスにも大きな影響を与えたことでしょう。
3. ベジータがナメック星で不老不死を手に入れていたら?
ベジータが初期に抱いていた野望「不老不死」。もし、ナメック星でポルンガへの願いが間に合い、彼が永遠の命を手に入れていたら、宇宙の覇権はどうなっていたでしょうか。
これは一見、ベジータにとって最高の展開に見えますが、実はかなり恐ろしいifでもあります。不老不死になったベジータはフリーザを倒すことができるかもしれませんが、死ぬことがないため「死の淵から復活して強くなる」というサイヤ人の特性を失ってしまう可能性が高いからです。
圧倒的なパワーアップが望めないまま、フリーザの最終形態や、その後に現れるクウラ、さらには破壊神ビルスといった強者たちと対峙することになります。倒されても死なないものの、永遠にボコボコにされ続ける……という、誇り高いベジータにとっては地獄のような結末も予想されます。
やはり、ベジータは不老不死にならず、自らの努力とプライドで神の領域まで辿り着く今のルートが、彼にとってもファンにとっても正解だったと言えるでしょう。
4. ギニューが悟空の体を完璧に使いこなしていたら?
ナメック星編のトリッキーな強敵、ギニュー隊長。彼はボディチェンジで悟空の体を奪いましたが、心と体が一致しなかったため、本来のパワーを引き出せませんでした。しかし、もし彼が悟空の「界王拳」や「サイヤ人の潜在能力」を100%引き出せていたら、物語はバッドエンド直行便です。
戦闘力18万どころか、界王拳を重ねることで100万を超える力を手にしたギニューは、ベジータや悟飯、クリリンを瞬殺していたでしょう。そのままフリーザの元へ戻り、フリーザすらも欺いてその体を奪う「宇宙最強の乗っ取り劇」が始まっていたかもしれません。
悟空がカエルにならず、ギニューとして生き抜く……というシュールすぎるif展開。もし、そんなifの世界線での戦いをシミュレーションしたいなら、ドラゴンボール ゼノバース2のようなゲーム作品が最適です。歴史改変を阻止する快感は、このシリーズならではの醍醐味ですから。
5. 悟空が心臓病で倒れず、人造人間編を戦い抜いていたら?
人造人間編の最大のハプニングは、悟空がウイルス性の心臓病で離脱してしまったことでした。もし、ヤムチャが運んできた特効薬が完璧に効き、悟空が万全の状態で19号・20号、そして17号・18号と対峙していたらどうなっていたでしょうか。
おそらく、悟空ならベジータよりも先に「超サイヤ人の壁」を超えるヒントを見つけていたはずです。ベジータがプライドゆえに18号に深追いして無惨な敗北を喫したシーンも、悟空がいれば別の展開(修行の提案など)で回避できたかもしれません。
しかし、悟空が元気すぎると、悟飯の「超サイヤ人2への覚醒」という名シーンが生まれない可能性もあります。悟空という大きな壁が常に前に立ちはだかっていることで、悟飯が自立するきっかけを失ってしまう……という皮肉な展開も考えられます。ドラゴンボールの物語は、悟空が「不在」であるときにこそ、周りのキャラが爆発的に成長するという側面があるのが面白いところですね。
考察のまとめ:ドラゴンボールifが教えてくれる物語の深み
こうして様々な可能性を考えてみると、改めて鳥山明先生が描いた「本編」の構成がいかに緻密で、ドラマチックであったかが分かります。
どのキャラクターが死に、誰が生き残るか。その一つひとつの選択が、後の魔人ブウ編や、現在の『ドラゴンボール超』へと続く輝かしい歴史を作ってきました。ifの世界はあくまで想像に過ぎませんが、それを語り合うことで、キャラクターへの愛着がさらに深まるのは間違いありません。
もし皆さんが自分だけの「最強のif」を形にしたいなら、ドラゴンボール超 画集を眺めながら想像を膨らませたり、最新のゲームで自分だけの歴史を作ってみたりするのも楽しいですよ。
今回の「ドラゴンボールif考察!もしあのキャラが生き残っていたら?運命を変える激熱展開5選」を通じて、少しでも作品の新しい魅力に気づいていただけたら幸いです。次は、あなたが考える「もしも」の物語をぜひ聞かせてください。


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