ドラゴンボールファンの皆さん、こんにちは!数あるエピソードの中でも、異色の輝きを放つ「外伝」の存在をご存知でしょうか。
今回スポットを当てるのは、1993年に産声を上げた伝説のコンテンツ『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』です。原作漫画にもテレビアニメの本編にも存在しないオリジナルストーリーでありながら、その設定の深さと敵キャラの魅力で、今なお語り継がれる名作となっています。
「昔ファミコンで遊んだけど、内容はうろ覚えだな……」「最近のゲームでハッチヒャックを知ったけど、初出は何?」といった疑問を抱えている方に向けて、本作の魅力を徹底的に紐解いていきます。
ツフル人の怨念が呼び覚ます「サイヤ人絶滅」の恐怖
物語の軸となるのは、かつてベジータ惑星(旧惑星プラント)でサイヤ人に滅ぼされた先住民族「ツフル人」の復讐劇です。
生き残りの科学者であるDr.ライチーは、サイヤ人への激しい憎悪をエネルギーに変える装置「ハッチヒャック」を開発。地球に「デストロンガス」を散布し、全生命体を死滅させようと画策します。
この設定の面白いところは、単なる勧善懲悪ではない点です。サイヤ人が過去に行った非道な侵略行為が発端となっており、悟空たちにとっては「過去のツケ」を払わされるような、重いテーマが流れています。この「サイヤ人とツフル人の因縁」という設定は、後に放送されたアニメ『ドラゴンボールGT』のベビー編にも大きな影響を与えており、シリーズを深く知る上では避けて通れない重要エピソードと言えるでしょう。
宿敵たちが蘇る!「ゴースト戦士」という絶望
本作を象徴する演出が、かつて悟空たちが死闘を繰り広げた強敵たちの再登場です。ハッチヒャックの怨念増幅装置により、以下の4人が「ゴースト戦士」として立ちはだかります。
- 宇宙の帝王・フリーザ
- フリーザの兄・クウラ
- 下級戦士の生き残り・ターレス
- ナメック星人の悪・スラッグ
劇場版のボスキャラクターが勢揃いする展開は、当時の子供たちにとって夢のようなシチュエーションでした。しかも、このゴースト戦士たちは「倒しても怨念がある限り何度でも蘇る」という厄介な特性を持っています。力押しだけでは勝てない絶望感こそが、本作の大きな見どころです。
伝説の始まり!ファミコン版『ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画』
1993年8月、バンダイから発売されたファミリーコンピュータ用ソフトドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画が、すべての始まりでした。
ゲームシステムは、当時のドラゴンボール作品でおなじみだった「カードバトルRPG」を採用。移動や戦闘のすべてをカードの星の数や漢字で決定します。
特筆すべきは、複数のカードを組み合わせて発動する「必殺技合成システム」です。特定の順番でカードを選ぶと、ド派手なドット絵演出とともに強力な技が繰り出されます。攻略本なしでは見つけるのが難しい隠し技もあり、手探りで最強の組み合わせを探す楽しさがありました。
また、ゲーム後半では地球を離れ、宇宙へと舞台が移ります。惑星暗黒星などの不気味なフィールド探索は、本編の明るい雰囲気とは一線を画す、外伝ならではのミステリアスな空気に包まれていました。
映像メディアの変遷:OVA版とプレイディア版
ゲームの発売と前後して、本作は映像作品としても展開されました。ここで少しややこしいのが、複数のバージョンが存在する点です。
まず、FC版の攻略ビデオとして制作されたアニメ映像があります。これが後に「公式OVA」として認知されるようになります。当時の作画クオリティは非常に高く、特に悟空・ベジータ・悟飯・トランクス・ピッコロの5人が共闘する姿は圧巻でした。
続いて1994年、バンダイの知育玩具「プレイディア」向けに、マルチエンディング形式のソフトが発売されます。これはプレイヤーの選択によって物語の展開や結末が変わるというもので、アニメを「自分で操作する」感覚が新鮮でした。中には、悟空たちが敗北してしまうバッドエンディングも存在し、当時のファンを驚かせました。
2010年の復活!リメイク版『超サイヤ人絶滅計画』
長らく「知る人ぞ知る幻の作品」となっていた本作ですが、2010年に劇的な復活を遂げました。PlayStation 3およびXbox 360用ソフトドラゴンボール レイジングブラスト2のゲーム内特典として、新規作画でリメイクされたのです。
タイトルも『ドラゴンボール 超サイヤ人絶滅計画』と微修正され、最新のデジタル作画によって戦闘シーンが大幅にパワーアップしました。
リメイク版では、物語がダイジェスト的にまとめられており、テンポ良くストーリーを追うことができます。かつてのOVA版では見られなかったキャラクターの表情や、現代の技術で描かれるハッチヒャックの圧倒的な威圧感は必見です。このリメイクにより、リアルタイム世代ではない若いファンにも、ハッチヒャックというキャラクターが広く知れ渡ることになりました。
最強の怨念!ラスボス「ハッチヒャック」の正体
本作の最大の目玉は、やはりラスボスのハッチヒャックでしょう。
もともとはデストロンガスを浄化・制御するための機械でしたが、Dr.ライチーの怨念を取り込むことで、最終的に人型の戦士へと進化を遂げます。その実力は凄まじく、超サイヤ人4人とピッコロが束になっても全く歯が立たないほどでした。
悟空はハッチヒャックのパワーを「ブロリー以上かもしれない」と評しており、映画版の最強キャラと並ぶ存在として位置づけられています。真っ赤なボディにクリスタルのようなパーツが埋め込まれたデザインは、他の鳥山明キャラクターとは一味違う、無機質で不気味な格好良さがあります。
弱点は、必殺技「リベンジャーカノン」を放つ際に生じるわずかな隙。そこを突くために、戦士たちが一斉攻撃を仕掛けるクライマックスは、シリーズ屈指の熱いシーンです。
ドラゴンボールZ外伝 サイヤ人絶滅計画を完全解説!FC・OVA・リメイクの違いとは?
ここまで、各メディアごとの特徴やストーリーの魅力を紹介してきましたが、最後に改めてその違いを整理しておきましょう。
ファミコン版は、カードバトルを通じてじっくりと世界観を味わえる「体験型」。
OVA版(およびプレイディア版)は、当時のアニメーションの熱量を感じられる「オリジナル版」。
そしてリメイク版は、美麗な映像で物語のエッセンスを凝縮した「現代版」。
どの作品も「サイヤ人の罪とツフル人の復讐」というテーマは共通しており、ドラゴンボールの世界観をより深く、より多角的に楽しむためのスパイスとなっています。
現在では、データカードダススーパードラゴンボールヒーローズなどの関連作品でもハッチヒャックやDr.ライチーが登場しており、その存在感は増すばかりです。もし興味を持たれたなら、リメイク版のアニメ映像からチェックしてみるのが一番スムーズかもしれません。
鳥山明先生が描いた王道の物語も素晴らしいですが、こうした「外伝」に込められた制作者たちの熱意と独創性に触れてみるのも、ファンとしての大きな醍醐味ですよ!
あなたも、ツフル人の怨念を打ち破る悟空たちの死闘を、ぜひその目で確かめてみてください。
Would you like me to find where you can watch the remake version or provide more details on the FC version’s hidden commands?

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