「ドラゴンボールの世界で一番偉い人って誰?」と聞かれたら、あなたなら誰を思い浮かべますか?悟空やベジータのような最強の戦士、あるいは全宇宙を統べる全王様かもしれません。
でも、私たちが住むこの「地球」を政治的に治めているトップは、実は一匹の「犬」なんです。物語の要所でひょっこり現れては、国民のために汗を流すあの渋いオールド・イングリッシュ・シープドッグ風の国王。
なぜ人間ではなく動物が王様なのか、彼の名前は何なのか。今回は、意外と知られていない地球のリーダー「国王」の正体や、作中での熱すぎる活躍シーンを徹底的に深掘りしていきます!
ドラゴンボールの国王とは?名前や意外な正体を深掘り
まずは基本中の基本、あの青い肌(アニメ設定)の犬の王様についておさらいしましょう。
実は、彼の公式な固有名称は存在しません。原作漫画や公式ガイドブック『ドラゴンボール大全集』などを見ても、表記は一貫して「国王」です。英語圏では「King Furry(キング・フューリー)」という名前で呼ばれることもありますが、これはあくまで海外版独自の愛称のようなもの。日本ではシンプルに「国王」として親しまれています。
彼の正体は、ドラゴンボールの世界に存在する「動物型地球人」です。
「え、犬がしゃべって政治をするの?」と驚くかもしれませんが、初期のドラゴンボールを思い出してみてください。ウーロン(豚)やプーアル(猫)、シュウ(犬)など、服を着て二足歩行し、人間と言葉を交わす動物たちはごく当たり前の存在でした。
この世界では、地球人は大きく分けて「人間型」「動物型」「怪物型」の3つのタイプに分類されています。国王はその中の「動物型」として、正当な手続きを経て王位に就いている立派な統治者なのです。
ちなみに、彼が治めているのは一部の国ではなく「地球全体」です。ドラゴンボールの地球は1つの連邦国家のような形をとっており、彼はその頂点に立つ「世界王」というわけですね。
なぜ犬の姿?初期の世界観と鳥山明先生の遊び心
「それにしても、なぜよりによって犬が王様なの?」という疑問は、ファンなら一度は抱くはず。これには、作者である鳥山明先生の独特な世界観と、当時の作風が大きく影響しています。
ドラゴンボールの連載が始まった当初、物語は『西遊記』をモチーフにしたファンタジー色の強いアドベンチャーでした。恐竜が走り回り、空飛ぶ乗り物があり、動物が人間と対等に暮らす。そんな「何でもあり」なワクワク感を象徴する存在として、国王もまた動物の姿で描かれたのです。
メタ的な視点で見れば、鳥山先生の「人間ばかり描いていると飽きてしまう」という遊び心や、キャラクターのシルエットを際立たせるための工夫だったとも言われています。
しかし、物語が『ドラゴンボールZ』へと進み、サイヤ人やフリーザといった宇宙規模の脅威が中心になると、画面から徐々に動物型の地球人が減っていきました。これはシリアスなバトル展開に合わせて世界観がリアル寄りにシフトしたためですが、そんな中でも「国王」だけは、変わらず犬の姿のまま登場し続けました。
ある意味、彼はドラゴンボールが本来持っていた「摩訶不思議なアドベンチャー感」を現代に伝える、最後の守り神のような存在なのかもしれません。
もし、あなたがこの独特な世界観を大画面で楽しみたいなら、最新のタブレット端末ipadなどでアニメを1話から見返してみるのも面白いですよ。初期の賑やかな街並みに、どれだけ多くの動物たちが溶け込んでいるか驚くはずです。
ピッコロ大魔王編で見せた「王としての誇り」と勇気
国王の初登場は、物語が初めて絶望の淵に立たされた「ピッコロ大魔王編」でした。
キングキャッスルを襲撃したピッコロ大魔王に対し、彼は決して卑屈な態度は取りませんでした。銃を突きつけられ、玉座を追われるという極限状態。普通なら命乞いをしてもおかしくない場面で、彼はこう言い放ちます。
「私の命はどうなってもいい、国民を殺さないでくれ」
このセリフ、震えますよね。ドラゴンボールには数多くのヒーローが登場しますが、武力を持たない「普通の人(犬)」が、圧倒的な怪物を前にしてこれほど気高い精神を見せた例は他にありません。
結局、ピッコロ大魔王によって無理やり王位を奪われ、世界中を恐怖に陥れる「クジ引きによる地区破壊」を宣言されてしまいますが、最後まで国民の安否を気遣い続けた彼の姿勢は、まさに真のリーダー。
悟空がピッコロ大魔王を倒した際、真っ先にその功績を認め、感謝を捧げたのも彼でした。このエピソードがあるからこそ、ファンは彼のことを「ただの犬」ではなく「立派な王様」として尊敬しているのです。
セル編でも活躍!地球を守るために軍隊を動かす決断
ピッコロ大魔王編から数年後、再び地球が危機に瀕した「セル編」でも、国王は重要な役割を果たします。
人造人間セルが開催した恐怖の武道大会「セルゲーム」。テレビ中継を通じて世界中がパニックに陥る中、国王はただ手をこまねいていたわけではありません。彼は自らの権限で「王軍」を出動させ、ミサイルや戦車などの現代兵器でセルを包囲・攻撃する決断を下しました。
結果として、セルの圧倒的なパワーの前には通常兵器は一切通用せず、軍は壊滅してしまいます。ネット上では「無謀な作戦だった」と言われることもありますが、政府のトップとして「国民を守るためにやれることはすべてやる」という責任感の表れでもありました。
また、この時に国王が見せた洞察力も見逃せません。
セルの圧倒的な力を目の当たりにした彼は、かつてピッコロ大魔王を倒した「少年(悟空)」の面影を、成長した悟空の中に見出します。「あの時の少年に似ている……」と呟くシーンは、長年作品を追いかけている読者にとって、胸が熱くなるファンサービスでした。
悟空たちの戦いが世間に知られない裏側で、国王だけは「誰が本当に地球を救っているのか」を正しく理解していた数少ない理解者だったのです。
魔人ブウ編でサタンに協力した感動のシーン
さらに物語は進み、地球消滅の危機に直面した「魔人ブウ編」でも国王は姿を見せます。
悟空が全宇宙のエネルギーを集めて「元気玉」を作る際、地球の人々は正体不明の声(悟空)を疑い、なかなか協力をしようとしませんでした。しかし、ミスター・サタンが呼びかけた瞬間、世界中の人々が手を挙げ始めます。
この時、王宮のバルコニーで真っ先に空を見上げ、サタンの言葉を信じて手を挙げたのが国王でした。
彼はサタンが少し「お調子者」であることを理解しつつも、彼が国民に与える希望の力を誰よりも高く評価していたのでしょう。自分の地位やプライドにこだわらず、地球を救うために必要なもの(この時はサタンの影響力)を即座に受け入れる。この柔軟さこそが、彼が長く王座に留まり続けている秘訣かもしれません。
もし、国王のこうした細かな登場シーンを確認したいなら、高画質なモニターgaming monitorでアニメの背景までじっくりチェックしてみてください。王宮の豪華なインテリアや、国王の側近たちの動きなど、細かいこだわりが見つかるはずです。
現代の視点から見る「ドラゴンボール国王」のすごさ
さて、ここまで彼の活躍を見てきましたが、改めて考えると国王の「有能さ」は異常です。
- 長期政権: 無印時代から『ドラゴンボール超』、さらには最新作『ドラゴンボールDAIMA』に至るまで、数十年にわたりトップに君臨。
- 危機管理能力: 魔族、人造人間、魔人といった超常的な脅威に対し、常に冷静に(時には震えながらも)対処。
- 人徳: 動物の姿でありながら、人間型地球人からも絶大な支持を得ている。
現実の世界で、これほど多くの国難を乗り越え、国民に愛され続けるリーダーがいるでしょうか?ドラゴンボールの世界には、警察組織や軍隊も存在しますが、大きな暴動も起きず統制が取れているのは、間違いなくこの国王の手腕によるものです。
最近では、スマートフォンiphoneで遊べるゲームアプリ『ドラゴンボール ザ ブレイカーズ』にも登場し、プレイヤーをサポートしたり、民間人として救助対象になったりと、その存在感は令和の時代になっても衰えていません。
ドラゴンボールの国王はなぜ犬?正体や名前、ピッコロ大魔王・セル編の活躍まとめ
いかがでしたか?「そういえばそんなキャラいたな」と思っていた方も、この記事を通して国王の魅力に気づいていただけたなら幸いです。
ドラゴンボールという作品において、国王は決して「戦うヒーロー」ではありません。しかし、武力では抗えない巨大な悪を前にしても、王としての誇りを捨てず、国民のために最善を尽くそうとする彼の姿は、別の意味での「強さ」を私たちに教えてくれます。
最後に、今回のポイントをまとめておきましょう。
- 正体は「動物型地球人」で、固有の名前は設定されていない。
- 犬の姿をしているのは、連載初期の「何でもあり」な世界観の名残。
- ピッコロ大魔王編では命を懸けて国民を守ろうとした名君。
- セル編や魔人ブウ編でも、政府トップとして的確な判断と協力を惜しまなかった。
次にドラゴンボールを読み返すときは、悟空たちの激闘の裏で、必死に国をまとめようと奮闘する「犬の国王」の姿にも注目してみてください。きっと、この壮大な物語がより深みを持って感じられるはずですよ。
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次は、国王を陰で支える王宮のスタッフや、軍隊の装備についても詳しく掘り下げてみましょうか?

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