大人気作品『薬屋のひとりごと』の物語が進むにつれ、読者や視聴者の心をわし掴みにしている小さなキャラクターがいます。それは、後宮の医局に居座ることになった子猫の「毛毛(マオマオ)」です。
主人公である猫猫(マオマオ)と全く同じ響きの名前を持つこの子猫。初めて登場したとき、「えっ、同じ名前?」「どういうこと?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
今回は、この愛くるしい子猫・毛毛の正体や、主人公との名前の書き分け、そして物語の中での意外な役割について、詳しく紐解いていきます。これを読めば、作品がもっと深く楽しめること間違いなしですよ!
後宮に舞い込んだ小さな天使!子猫・毛毛の正体とは?
後宮という場所は、本来であれば非常に厳しいルールに縛られた空間です。男子禁制であることはもちろん、動物の持ち込みも厳密に管理されています。そんな場所に、ひょっこりと現れたのが三毛猫の子猫、毛毛でした。
毛毛の初登場は、皇帝の娘である鈴麗(リンリー)公主が散歩をしていた時のこと。後宮の片隅で、今にも消えてしまいそうなほど弱っていたところを公主が見つけ、保護されたのが始まりです。
しかし、いくら公主が見つけたとはいえ、出所不明の野良猫をそのまま飼うことは許されません。そこで白羽の矢が立ったのが、我らが主人公・猫猫が働く「医局」でした。
皇帝直属の役職「盗賊改め」としての顔
ただのペットとして置くだけでは、後宮のしきたりに反してしまいます。そこで、名目上の理由が必要になりました。
実はこの毛毛、皇帝(主上)から直々に**「盗賊改め(とうぞくあらため)」**という立派な職名を賜っています。これ、現代風に言えば「ネズミ捕り担当官」ということですね。医局の大切な薬草や備蓄をネズミの害から守るという、非常に重要な任務を背負わされているわけです。
単なる癒やしキャラではなく、国家(?)の公務を担う公務員猫としての地位を確立しているのが、この作品らしい面白いポイントと言えるでしょう。
「猫猫」と「毛毛」の名前の謎。なぜ同じ読み方なの?
多くのファンが一番気になるのが、「なぜ主人公と同じ名前なの?」という点ですよね。
名付け親は、なんと皇帝その人です。猫猫が自分の名前と同じ響きで呼ばれることに露骨に嫌そうな顔をするのを見て、壬氏(ジンシ)がニヤニヤしながら楽しんでいたシーンは印象的でした。
しかし、漢字で見るとその違いは一目瞭然です。
- 主人公:猫猫(ネコが2つ)
- 子猫:毛毛(ケが2つ)
日本語の読みではどちらも「マオマオ」ですが、これには作品の舞台設定である中国風の世界観に基づいた深い理由があります。
中国語の発音(声調)による使い分け
中国語には「声調」という音の上げ下げがあり、それによって意味を区別します。
- 猫(māo): 第一声。高く平らな音で発音します。
- 毛(máo): 第二声。下から上へ一気に引き上げるように発音します。
つまり、現地の人からすれば「全く別の名前」として聞き分けられるのです。アニメ版では、声優さんがこの微妙なイントネーションの差を見事に演じ分けています。猫猫を呼ぶときと、子猫の毛毛を呼ぶとき。耳を澄ませて聞いてみると、制作陣のこだわりが感じられてさらに面白くなりますよ。
毛毛はいつから出てくる?各媒体の登場回をチェック
「早く動いている毛毛が見たい!」という方のために、登場エピソードを整理しておきましょう。
- アニメ: 第2期・第1話(通算第25話)「猫猫と毛毛」
- 原作小説: 単行本第3巻・第2話
- スクウェア・エニックス版漫画: 第42話
- 小学館版漫画: 第31話
アニメ第2期のスタートとともに登場したことで、さらに知名度が上がりました。まだ毛毛を見ていないという方は、ぜひこれらの回をチェックしてみてください。
ちなみに、毛毛の可愛さを存分に楽しみたいなら、高画質なディスプレイで視聴するのがおすすめです。fire tv stickを使えば、大画面で毛毛のモフモフ感を堪能できますし、タブレットのipadなら、移動中や寝る前にも手軽に作品を追いかけられますよ。
医局の愛されキャラ!毛毛を取り巻く人間模様
毛毛は医局のメンバーから、それぞれ違った形で愛されています。
まずは、お人好しな「やぶ医者(門構えに虫)」。彼は毛毛を溺愛しており、仕事の合間にいつもデレデレしながら可愛がっています。殺伐としがちな後宮の中で、彼と毛毛のコンビはまさに「癒やしのオアシス」です。
そして意外なのが、壬氏の従者である高順(ガオシュン)です。普段は冷静沈着で表情を崩さない彼ですが、実は大の猫好き。毛毛の前ではふっと表情を和らげたり、こっそりとエサを差し入れたりする姿が描かれており、彼の人間味あふれるギャップを引き出す重要な役割も果たしています。
肝心の猫猫自身はというと、自分と同じ名前を付けられたことには不満そうですが、そこは根っからの薬師。弱っていた毛毛のために消化の良い「茹でた肉」を用意したり、健康状態をチェックしたりと、ツンデレ気味にしっかりとお世話を焼いています。
成長とともに訪れる「後宮の掟」と去勢問題
物語が進むにつれ、子猫だった毛毛も少しずつ成長していきます。そうなると避けて通れないのが「去勢」の問題です。
後宮は、皇帝以外の「雄」が存在することを許さない場所。それは猫であっても例外ではありません。成長して「盛り」がついてきた毛毛に対して、猫猫が(あるいは彼女の指示で)手術を検討するシーンがあります。
可愛らしいマスコットキャラクターとしての側面だけでなく、こうした生物としての現実や後宮のシビアなルールをしっかりと描写するあたりが、この作品が大人からも支持される理由の一つと言えるでしょう。
毛毛の成長を見守りつつ、こうした少しピリッとした設定が物語に深みを与えています。
薬屋のひとりごとの毛毛とは?猫猫との名前の違いや正体、登場回のまとめ
さて、ここまで『薬屋のひとりごと』に登場する愛らしい子猫、毛毛について解説してきました。
毛毛は、皇帝から「盗賊改め」という役職を与えられた、後宮の小さな守護者です。主人公の猫猫とは、日本語では同じ「マオマオ」という読みでありながら、漢字や中国語の声調によって明確に区別されていることが分かりましたね。
最初は弱っていた野良猫でしたが、今では医局の面々や高順、そして猫猫にまで愛される立派な一員となっています。
アニメや漫画で毛毛を見かける際は、ぜひその名前の呼ばれ方や、周りの大人たちがメロメロになっている様子に注目してみてください。きっと、作品の魅力がより一層膨らむはずです。
もし、これから原作や漫画を一気読みしたいという方は、kindle paperwhiteなどの電子書籍リーダーがあると、場所を取らずにどこでも毛毛の活躍を楽しめるのでおすすめですよ。
これからも、猫猫と毛毛の「ダブル・マオマオ」の活躍から目が離せませんね!

コメント