アナログ漫画の描き方を基本から解説、初心者が揃えるべき道具は?

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「漫画を描いてみたい!でも、デジタルは操作が難しそうだし、まずは紙とペンで挑戦したい」

そんな風に考えているあなたへ。

今の時代、タブレット一台で何でもできるデジタル制作が主流ですが、あえて「アナログ」で描くことには、何物にも代えがたい魅力があります。ペン先のカリカリという音、インクの匂い、そして自分の筆圧がダイレクトに紙に伝わる感覚。これらは絵を描く喜びの原点と言えるかもしれません。

とはいえ、画材屋さんに足を運ぶと、見たこともない種類のペンや定規が並んでいて「結局、何から買えばいいの?」と圧倒されてしまいますよね。

この記事では、アナログ漫画の描き方を基本からしっかり解説し、初心者がまず揃えるべき道具を厳選してご紹介します。この記事を読み終える頃には、あなたも迷わず最初の一歩を踏み出せるはずですよ!


そもそもアナログで漫画を描くメリットって?

「今はプロもみんなデジタルじゃないの?」と思うかもしれませんが、アナログで基礎を磨くことには大きな意味があります。

最大のメリットは「一発描きの集中力」が養われることです。デジタルのように「戻る」ボタン一つでやり直すことができないため、一本の線を引く際、自然と真剣になります。この緊張感が、あなたの画力を飛躍的に向上させてくれるのです。

また、紙に直接描くことで距離感が掴みやすく、空間把握能力が育ちやすいのも特徴です。アナログの技術を身につけておけば、将来的にデジタルへ移行したときも、違和感なくスムーズに上達できるでしょう。


初心者がこれだけは揃えるべき「必須道具」リスト

最初からすべての道具を完璧に揃える必要はありません。まずは「これがないと始まらない」という基本のセットからご紹介します。

1. 漫画原稿用紙

コピー用紙でも絵は描けますが、漫画を描くなら専用の原稿用紙を強くおすすめします。専用紙はインクが滲みにくく、ペン先が引っかかりにくいように加工されています。

選ぶ際のポイントは「サイズ」と「厚さ」です。

  • サイズ:プロを目指したり本格的に描き込みたいならB4サイズ。手軽に始めたい、または同人誌を想定しているならA4サイズを選びましょう。
  • 厚さ:110kgと135kgがありますが、初心者は厚手の135kgが扱いやすいです。消しゴムをかけても紙がヨレにくいのが利点です。

まずはアイシー 漫画原稿用紙などをチェックしてみてください。

2. つけペン(ペン先とペン軸)

アナログ漫画の象徴とも言えるのが「つけペン」です。ペン先にインクをつけて描くスタイルですね。

  • Gペン:主線を描くのに最適。筆圧によって太い線から細い線まで自在に操れます。ゼブラ Gペンは多くの漫画家に愛される定番中の定番です。
  • 丸ペン:非常に細い線が描けます。瞳の描き込みや髪の毛、背景などに使います。

これらを差し込んで使う「ペン軸」も必要です。どのペン先も差し込めるタチカワ フリーサイズペン軸が一本あると重宝しますよ。

3. インク

ペン先に付けて使うインクです。

  • 証券用インク:乾きが早く、消しゴムをかけても線が薄くなりにくいのが特徴です。パイロット 証券用インクは初心者にも扱いやすく人気があります。
  • 製図用インク:こちらも定番ですが、耐水性のものを選ぶと、後から水性マーカーなどで色を塗る際も安心です。

4. ミリペン

枠線を引く時や、つけペンが苦手な細かい部分を描くのに便利です。0.1mmや0.5mmなど、太さの違うものを数本持っておくと良いでしょう。サクラクレパス ピグマコピック マルチライナーは、インクの出が安定していて使い心地が抜群です。

5. 修正液(ホワイト)

アナログにミスはつきもの。はみ出した線を消したり、瞳にハイライトを入れたりするのに使います。筆で塗るタイプや、手軽なペンタイプのミスノンなどがあります。


ステップ別!アナログ漫画の描き方・基本の手順

道具が揃ったら、いよいよ描き方の手順を見ていきましょう。プロも実践している標準的な流れです。

ステップ1:ネーム(構成案)

いきなり原稿用紙に描き始めるのはNGです。まずはコピー用紙などに、コマ割り、キャラクターの配置、セリフを書き込みます。これが漫画の設計図になります。

ステップ2:下描き

原稿用紙にシャーペンや鉛筆で薄く描いていきます。この時、三菱鉛筆 シャープペン芯 ナノダイヤ カラー ブルーのような水色の芯を使うのがコツです。水色の線は印刷やスキャンに出にくいため、後で消しゴムをかける手間が省けます。

ステップ3:枠線引き

ミリペンと定規を使って、コマの枠線を引きます。枠線がしっかりしていると、それだけで「漫画っぽさ」がグッと上がります。

ステップ4:ペン入れ

いよいよ本番、つけペンの出番です。

ペン先にインクをつけ、余分なインクを瓶の縁で落としてから描き始めます。一気に描こうとせず、一筆一筆を丁寧に。ペン先が紙に引っかかる時は、角度を少し寝かせてみてください。

ステップ5:消しゴムかけ

インクが完全に乾いたことを確認してから、下描きの線を消します。ここで焦るとインクが伸びて原稿が汚れてしまうので、しっかり待つのがポイントです。ステッドラー 消しゴムのような、軽い力で消せるものが原稿を傷めません。

ステップ6:ベタ・ホワイト

髪の毛や服を黒く塗りつぶす「ベタ」作業を行います。広い範囲は筆ペンや太いマーカーを使うと効率的です。その後、ホワイトを使って修正や仕上げのハイライトを入れます。

ステップ7:トーン貼り

影や柄を表現する「スクリーントーン」を貼ります。

専用のデザインナイフで必要な形に切り抜き、原稿に貼り付けてヘラでこすります。トーンは高価なので、最初は基本的なドット柄(61番など)を数枚持っておくだけで十分です。


挫折しないためのメンテナンスとちょっとしたコツ

アナログの道具は、少しの工夫でグッと使いやすくなります。

  • 新品のペン先は「焼く」か「拭く」:新品のペン先には錆止めの油が付いていて、そのままではインクを弾いてしまいます。ライターで一瞬炙るか、ティッシュで入念に拭き取ってから使いましょう。
  • 定規に一円玉を貼る:定規で線を引く時、インクが定規の裏側に回って原稿を汚したことはありませんか?定規の裏に一円玉を数枚貼って、紙との間に隙間を作ると、インクの吸い出しを防げます。
  • 左利きの方は「右から左へ」:左利きの場合、描いたばかりの線を自分の手で擦ってしまいがちです。原稿の右側から描き進める、あるいは描いた部分を紙で覆うなどの工夫をしましょう。

慣れてきたら揃えたい!あると便利なプラスアルファ

基本に慣れてきたら、以下の道具も検討してみてください。表現の幅がさらに広がります。

  • 雲形定規ステッドラー 雲形定規を使えば、フリーハンドでは難しい滑らかな曲線を引くことができます。背景や効果線のクオリティが上がります。
  • トレース台:下描きを別の紙に描き、原稿用紙の下からライトで照らして写し取るための道具です。原稿用紙を汚さずにペン入れができるため、多くの作家が愛用しています。
  • 羽根箒(はねぼうき):消しゴムのカスを手で払うと、手の油で原稿が汚れたり、せっかく描いた線が擦れたりします。製図用 羽根箒を使えば、スマートにカスを掃除できます。

まとめ:アナログ漫画の描き方を基本から解説、初心者が揃えるべき道具は?

アナログで漫画を描くことは、決して古臭いことではありません。むしろ、一本の線に魂を込める技術は、一生モノの財産になります。

まずは以下の最低限のセットを準備することから始めてみてください。

  1. 漫画原稿用紙(135kg)
  2. つけペン(Gペン・丸ペン・軸)
  3. 証券用インク
  4. ミリペン
  5. ホワイト

最初から完璧な作品を作ろうと思わなくて大丈夫です。まずはつけペンで線を引く楽しさを味わってみてください。何度も失敗して、ホワイトで修正して、手がインクで真っ黒になる。その積み重ねが、あなただけの素晴らしい作品に繋がっていきます。

道具を揃えたら、まずは一コマ、好きなキャラクターを描くところからスタートしましょう。あなたのアナログ漫画ライフが、ここから楽しく始まることを応援しています!

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