「最近、夜更かししてでも一気に読みたくなるような刺激が足りない……」
「続きが気になりすぎて、仕事や勉強が手につかなくなるような漫画に出会いたい」
そんな風に思っているあなたへ。今回は、読み始めたら最後、ページをめくる手が止まらなくなる中毒性抜群の「サスペンス漫画」を厳選してご紹介します。
サスペンス漫画の醍醐味は、なんといってもその「緊迫感」です。いつ正体がバレるかわからないハラハラ感、背後に迫る犯人の足音、そして想像を絶するどんでん返し。2026年現在、数多くの名作がありますが、その中でも「今読むべき」10作品をピックアップしました。
心理戦、復讐劇、SF設定、社会派……。あなたの好みに突き刺さる1冊が必ず見つかるはずです。それでは、極上のスリルを味わえる世界へご案内します。
ページをめくる手が止まらない!究極の心理サスペンス3選
まずは、人間の心の闇や、ギリギリの精神状態を描いた心理サスペンスから。肉体的な暴力以上に、じわじわと追い詰められる恐怖がクセになります。
1. ガンニバル(二宮正明)
「この村では、人が喰われている――」。そんな衝撃的な噂が流れる供花村(くげむら)に赴任した警察官・阿川大悟。表向きは穏やかで協力的な村人たちが、ある一点を超えた瞬間に見せる異常な排他性と狂気。
この作品のすごさは、単なるパニックホラーに留まらない「村社会の闇」の描き方です。誰が味方で誰が敵なのか。徐々に孤立していく大悟の緊迫感が、読者の心拍数も跳ね上げます。実写ドラマ版でも話題になりましたが、原作漫画の圧倒的な画力で描かれる「人間の顔をした怪物」たちの表情は、夢に出るほどのインパクトがあります。
ガンニバル2. ミステリと言う勿れ(田村由美)
サスペンスという枠組みをアップデートしたのが、この『ミステリと言う勿れ』です。主人公の久能整(くのう ととのう)は、天然パーマの大学生。彼が事件に巻き込まれ、淡々と持論を述べることで、事件の謎だけでなく、関わる人間たちの歪んだ心理まで解きほぐしていきます。
一見、静かなミステリーのように見えますが、物語の裏側には「星座のアクセサリー」を巡る大きな陰謀が横たわっており、その核心に近づくにつれて緊張感が増していきます。整の言葉に癒やされつつも、常に死と隣り合わせのヒリヒリした空気が漂う名作です。
ミステリと言う勿れ3. 累 ―かさね―(松浦だるま)
「美しさ」への執着が、これほどまでに残酷で美しい物語になるとは。醜い容姿を持ちながら、天才的な演技力を持つ少女・累。彼女が亡き母から受け継いだのは、キスした相手の「顔」を奪える不思議な口紅でした。
他人の美貌を奪って舞台に立つ累と、顔を奪われながらも自分の才能を証明しようとする持ち主たち。いつ正体がバレるかわからない恐怖と、美への狂気が交錯する展開は圧巻です。耽美な絵柄が、より一層サスペンスとしての「美しき恐怖」を際立たせています。
累 ―かさね―復讐と因縁が渦巻く!ドラマチックな衝撃作
次に紹介するのは、強い怒りや悲しみが原動力となっている作品です。復讐という明確なゴールがあるからこそ、その過程で描かれる知略と執念に引き込まれます。
4. 【推しの子】(赤坂アカ×横槍メンゴ)
今や世界的な人気を誇る本作。アイドル漫画だと思って読み始めると、1巻のラストで奈落の底に突き落とされるような衝撃を味わうことになります。産婦人科医のゴローが、推しアイドル・アイの子供として転生するファンタジー設定ながら、その本質は「母を殺した犯人を捜し出す」という壮絶な復讐サスペンスです。
華やかな芸能界の裏側に隠された嘘と真実。主人公・アクアが知略を尽くして黒幕に迫る姿は、まさに現代サスペンスの頂点と言えるでしょう。2026年になってもその衝撃は色あせず、伏線回収の鮮やかさに何度も読み返したくなります。
推しの子5. 九条の大罪(真鍋昌平)
『闇金ウシジマくん』の著者が描く、弁護士を主人公にした社会派サスペンス。主人公の九条間介は、どれほど卑劣な犯罪者であっても、依頼人であれば全力で擁護する「悪徳弁護士」と目される人物です。
この漫画が怖いのは、法律というルールを逆手に取る悪人たちのリアルな描写です。正義とは何か、守るべきものは何なのか。読者の倫理観を激しく揺さぶりながら、裏社会との危ういバランスで生きる九条の周囲には、常に死の香りが漂っています。知的な刺激と、生理的な嫌悪感が同居する唯一無二の読書体験です。
九条の大罪運命に抗え!設定が光るSF・パニックサスペンス
特殊な設定があるからこそ、逃げ場のない絶望感が生まれます。設定の妙が光る、先が読めない3作品です。
6. サマータイムレンダ(田中靖規)
幼馴染の葬儀のために故郷の島に戻った慎平は、島に伝わる「影」の伝承に巻き込まれていきます。自分そっくりの「影」に殺されると、その人間は消され、影が本人に成り代わる。慎平は死ぬたびに時間を巻き戻す「ループ能力」を手にし、影との絶望的な戦いに挑みます。
サスペンス、アクション、そして高度な知恵比べ。敵である「影」が非常に賢く、慎平の能力を逆手に取ってくるため、一瞬たりとも気が抜けません。全13巻で完璧に完結しているため、週末に一気読みするのにこれ以上ない作品です。
サマータイムレンダ7. 僕だけがいない街(三部けい)
「再上映(リバイバル)」という、事件が起こる直前にタイムスリップしてしまう能力を持つ売れない漫画家・悟。彼は母親が殺害された事件の真相を追うため、18年前の小学生時代へと戻ります。
そこには、当時起こった連続児童誘拐殺人事件の影がありました。子供の体で、大人の中に潜む殺人鬼と対峙する緊張感。誰を信じていいのか、過去を変えることが未来をどう変えるのか。サスペンスとしての謎解き要素と、切ない人間ドラマが融合した傑作です。
僕だけがいない街8. ダーウィン事変(うめざわしゅん)
ヒトとチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」のチャーリー。彼を巡る過激な動物解放派テロリストと、人間社会の対立を描いた作品です。
一見、哲学的なテーマに見えますが、その中身は超一級のテロ・サスペンス。チャーリーの驚異的な身体能力と冷徹なまでの論理的思考が、事態を予測不能な方向へ導きます。2026年の現代において、差別やテロという社会問題をこれほどスリリングに描いた漫画は他にありません。
ダーウィン事変時代を超えて愛される!サスペンスの金字塔
最後は、サスペンス漫画を語る上で絶対に外せない、歴史に残る名作をご紹介します。
9. MONSTER(浦沢直樹)
ドイツを舞台に、一人の日本人医師・天馬(テンマ)が、かつて自分が命を救った少年・ヨハンが「絶対悪」の怪物へと成長したことを知り、自らの手で決着をつけるために旅に出る物語。
東西冷戦後の混乱、謎の孤児院、そしてヨハンの圧倒的なカリスマ性と美しき恐怖。浦沢直樹作品特有の重厚なプロットは、読み進めるほどに謎が深まり、最後には壮大なパズルのピースが埋まっていく快感を味わえます。サスペンス好きを自称するなら、避けては通れない金字塔です。
MONSTER10. 予告犯(筒井哲也)
インターネットを通じて、法では裁けない悪人に「制裁」を予告し実行する、新聞紙を被った集団「シンブンシ」。彼らは単なるテロリストなのか、それとも救世主なのか。
わずか3巻という短さながら、ネット社会の闇と格差問題を鋭く切り取ったサスペンスの傑作です。警察の追跡をいかにかわすかという緊張感と、物語の最後に明かされるシンブンシの「本当の目的」に、きっと胸が締め付けられるはず。サスペンスの醍醐味である「どんでん返し」を短時間で味わいたい方に最適です。
予告犯まとめ:サスペンス漫画のおすすめ作品10選!緊迫のストーリーが楽しめる人気作を紹介
いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した作品は、どれも設定やジャンルは異なりますが、「次のページが気になって仕方がない」という強烈な読書体験を約束してくれるものばかりです。
サスペンス漫画は、ただ怖いだけでなく、人間の本質や社会の不条理を鋭く描き出します。ハラハラしながらも、読み終わった後にはどこか世界の見え方が変わっているような、そんな深い魅力があるジャンルです。
気になる作品があれば、まずは1巻を手に取ってみてください。きっとあなたの日常に、心地よい(?)緊張感と興奮をもたらしてくれるはずです。
もし「もっとこういうジャンルが知りたい!」というリクエストがあれば、ぜひコメントやスキで教えてくださいね。素晴らしい漫画ライフを!
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