「名前は知っているけれど、実は一度も読んだことがない」「アニメは見たことあるけど、原作漫画は手に取ったことがない」そんな方も多いのではないでしょうか?
世界中で愛され続けている『ドラゴンボール』。あまりに有名すぎて、今さら読み始めるのはハードルが高いと感じてしまうかもしれませんね。全42巻というボリュームを前に、「どこから読めばいいの?」「どの単行本を選べばいいの?」と迷ってしまうのも無理はありません。
しかし、断言します。ドラゴンボールの漫画は、今から読み始めても全く遅くありません。むしろ、大人になってから読むことで、子供の頃には気づかなかった奥深さや、作者・鳥山明先生の圧倒的な天才性に驚かされるはずです。
この記事では、ドラゴンボールの漫画を初めて読む方に向けて、その唯一無二の魅力や、絶対に読んでほしいおすすめの巻、そして自分にぴったりの単行本の選び方を徹底的に解説していきます。
なぜ今、ドラゴンボールの漫画を読むべきなのか?
連載終了から30年以上が経過してもなお、ドラゴンボールの人気は衰えるどころか、新しい映画やゲーム、続編の『ドラゴンボール超』へと広がり続けています。なぜこれほどまでに、人々の心を掴んで離さないのでしょうか。
一番の理由は、圧倒的な「読みやすさ」にあります。
最近の漫画は設定が複雑だったり、文字数が多かったりするものも増えていますが、ドラゴンボールは驚くほどシンプルです。鳥山明先生の描くコマ割りは、まるで映画を観ているかのように視線がスムーズに誘導されます。
「誰がどこで、どのような攻撃をしたのか」が、説明台詞なしでも一目で理解できる。この視認性の高さは、漫画界でもトップクラスの技術です。普段あまり漫画を読まない方でも、スラスラとページをめくる手が止まらなくなるでしょう。
また、物語のテンポの良さも魅力です。無駄な回想シーンや引き延ばしがほとんどなく、常に驚きと興奮が連続します。忙しい現代人にとって、この疾走感は最高のエンターテインメントになります。
どのバージョンを買えばいい?初心者のための単行本ガイド
いざ漫画を買おうと書店やネットショップを覗くと、色々な種類のドラゴンボールが並んでいて驚くかもしれません。ここでは、初めての方が自分に合ったものを選べるよう、代表的な種類の特徴を整理しました。
迷ったらこれ!王道のジャンプコミックス(全42巻)
最もスタンダードな、いわゆる「新書版」の単行本です。ドラゴンボール コミック 全42巻
- メリット: 最も安価で、全巻揃えやすい。サイズがコンパクトで持ち運びに便利。
- デメリット: 紙質が普通なので、長く保管すると日焼けしやすい。
大画面で楽しみたいなら!完全版(全34巻)
一回り大きいA5サイズで、当時のジャンプ連載時のカラー原稿が再現されている豪華なバージョンです。ドラゴンボール 完全版 全34巻
- メリット: 鳥山先生の美しい彩色をそのまま楽しめる。表紙がすべて描き下ろし。
- デメリット: 1冊あたりの価格が高めで、本棚のスペースを占有する。
アニメ派の方に!フルカラー版
全編がデジタル彩色された、非常に鮮やかなシリーズです。ドラゴンボール フルカラー 少年編
- メリット: アニメに慣れている人には違和感なく入りやすい。視覚的な情報量が多い。
- デメリット: 完結まで全巻揃えるのが少し大変。
部屋をオシャレに彩る!新装再編版(全30巻)
内容は同じですが、表紙のデザインが一新されたバージョンです。DRAGON BALL 新装再編版
- メリット: 背表紙のつながり絵などが美しく、インテリアとしても映える。
- デメリット: 巻数がまとめられているため、1冊が少し厚め。
最近では、スマホやタブレットで手軽に読める電子書籍も人気です。場所を取らずに全巻持ち歩けるので、通勤時間や隙間時間に少しずつ読み進めたい方には最適ですね。
初めて読む方におすすめの「巻」とエピソード
全巻セットを買うのは勇気がいるという方は、まずは特定の区切りまで読んでみるのがおすすめです。ドラゴンボールは、物語の時期によって作風がガラリと変わるのが特徴です。
冒険とギャグの原点!1巻〜5巻(少年期編)
「ドラゴンボールを集めると願いが叶う」というワクワクする旅から始まります。初期はバトルよりも、個性的すぎるキャラクターたちとのコミカルなやり取りが中心です。
- 見どころ: 悟空とブルマの出会い、亀仙人のもとでの修行、そして初めての天下一武道会。
- こんな人に: ほのぼのした冒険ものや、鳥山先生独特のユーモアを楽しみたい方。
伝説のバトル漫画へ!17巻〜21巻(サイヤ人編)
悟空が大人になり、息子の悟飯が登場します。ここから物語のスケールは一気に宇宙規模へ。
- 見どころ: 宿敵・ベジータとの死闘。自分の出生の秘密を知る悟空。
- こんな人に: 「これぞドラゴンボール!」という熱いバトルを早く体感したい方。
最高傑作との呼び声高い!21巻〜28巻(ナメック星・フリーザ編)
舞台は宇宙の彼方、ナメック星へ。宇宙の帝王フリーザという、漫画史上最強クラスの絶望的な敵が立ちはだかります。
- 見どころ: 伝説の戦士「クリリンのことかーっ!」で有名なスーパーサイヤ人への覚醒。
- こんな人に: 緊張感あふれる展開と、最高潮のカタルシスを味わいたい方。
漫画ならではの「鳥山明イズム」を堪能する
アニメでストーリーを知っているという方にこそ、原作漫画を読んでほしい理由があります。それは、アニメではカットされたり、演出が変わったりしている「細かな描写」に鳥山明先生のこだわりが詰まっているからです。
例えば、メカの造形です。作中に登場するホイポイカプセルのバイクや飛行機は、どれも実在しそうなリアリティと、丸みを帯びた可愛らしいデザインが同居しています。これらの精密な描き込みは、漫画の静止画だからこそじっくりと鑑賞できるポイントです。
また、悟空の戦い方も漫画の方がより理にかなっています。相手の力を利用した返し技や、最小限の動きで攻撃をかわす描写など、武道家としての説得力が凄まじいのです。1コマ1コマが計算し尽くされたアートと言っても過言ではありません。
挫折しないための読み方のコツ
もし途中で「少し展開が遅いな」と感じたり、キャラクターが増えすぎて混乱したりした時は、以下のことを意識してみてください。
- 「天下一武道会」を一つの目安にする物語の合間に開催されるこの大会は、新キャラのお披露目や修行の成果を見せる重要なイベントです。まずは次の大会まで読もう、という目標を立てるとリズムが掴みやすくなります。
- 無理に全設定を覚えようとしないドラゴンボールの良さは、細かい理屈抜きで「強い奴が勝つ!」「仲間を助ける!」というシンプルな熱量にあります。専門用語(戦闘力や気など)は、物語を読んでいれば自然と理解できるようになっているので、難しく考えなくて大丈夫です。
- 大人の視点で読んでみる子供の頃はただ「かっこいい」と思っていた悟空も、大人になって読むと「純粋すぎて危うい存在」に見えたり、悪役だったベジータが家族のために戦う姿に涙したりと、視点が変わることで全く新しい発見があります。
ドラゴンボールの漫画を初めて読む方へ!魅力とおすすめの巻を徹底解説:まとめ
ドラゴンボールは、単なる過去のヒット作ではありません。今読んでも全く色褪せない、漫画の「教科書」であり「最高峰」です。
圧倒的な画力、無駄のない構成、そして読むだけで元気がもらえる悟空の明るさ。これらが詰まった全42巻は、一生に一度は通っておくべき文化体験と言えるでしょう。
まずは1巻を手に取ってみてください。あるいは、一番人気のフリーザ編から読み始めてもいい。形式にこだわらず、自分が一番ワクワクする入り口から飛び込んでみてください。
読み終えた時、あなたはきっと「もっと早く読んでおけばよかった!」と思うはずです。そして、世界中の人々がなぜこれほどまでにこの物語に熱狂しているのか、その理由を身をもって知ることになるでしょう。
あなたの読書体験が、素晴らしいものになることを願っています。ドラゴンボールの世界を、ぜひ心ゆくまで楽しんでくださいね!

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