「ツキミチ」の愛称で親しまれ、異世界ファンタジー界隈でも独特の存在感を放つ『月が導く異世界道中』。
アニメの第2期(第二幕)が大きな盛り上がりを見せた一方で、ネットの検索窓に作品名を入れると「打ち切り」という不穏なワードが目に飛び込んでくることがあります。
「え、あんなに面白いのに終わっちゃうの?」「続きはもう読めないの?」と不安になったファンの方も多いはず。
結論からお伝えすると、『月が導く異世界道中』は打ち切りになっていません!
それどころか、原作小説・コミカライズ・アニメの全方位でプロジェクトは元気に継続中です。では、なぜこれほどまでに「打ち切り」という噂が根強く囁かれるようになったのでしょうか?
今回は、ファンが惑わされた「打ち切りの噂」の真相から、原作の本当の連載状況、そして待望のアニメ第3期の最新情報までを徹底的に調査してまとめました。
なぜ「打ち切り」という噂が流れたのか?3つの意外な理由
火のない所に煙は立たないと言いますが、ツキミチの場合、いくつかの「特殊な事情」が重なったことで誤解が生まれてしまいました。
その大きな要因を紐解いていきましょう。
「小説家になろう」からの電撃的な撤退
最も大きな理由は、日本最大級の投稿サイト「小説家になろう」から作品が削除されたことです。
もともと本作は「なろう」で連載され、絶大な人気を博していました。しかし、2016年に出版元であるアルファポリスの規約が変更されたことに伴い、著者のあずみ圭先生は「なろう」での掲載を終了し、アルファポリスの自社サイトへ全ての投稿を移転させる決断をされました。
これまで「なろう」でお気に入り登録していた読者からすれば、ある日突然ページが消えてしまったわけですから、「規約違反でBANされたのか?」「打ち切りになったのか?」とパニックになるのも無理はありません。
現在、WEB版の最新話を読むにはアルファポリスの公式サイトへアクセスする必要があります。
商業書籍版の「空白の2年半」
次に、ライトノベルとしての刊行ペースが一時的に大きく空いたことも要因です。
単行本の第14巻が発売された2018年3月から、次巻の第15巻が出る2020年10月まで、なんと約2年半もの月日が流れてしまいました。
一般的なライトノベルは3ヶ月から半年スパンで新刊が出ることが多いため、2年以上音沙汰がないと「作者が筆を折った」「売り上げ不振で打ち切られた」と邪推されてしまうのが業界の常です。
この期間、あずみ圭先生は執筆を止めていたわけではなく、物語のクオリティアップや構成の再構築に時間をかけていたようです。その証拠に、15巻以降は再び安定して新刊が届けられています。
コミカライズ版の丁寧すぎる仕事ぶり
木野コトラ先生による漫画版も、非常に高いクオリティを誇る一方で、刊行ペース自体はそれほど速くありません。
月刊連載という形式上、単行本が出るのは年に1〜2回程度です。アニメを見て「続きを漫画で読もう!」と思った新規ファンが、なかなか進まない物語のペースを見て「あれ、もしかして更新が止まっている?」と勘違いしてしまうケースも散見されました。
原作小説と漫画の「本当の現在地」をチェック
噂に惑わされないために、今現在の連載状況を整理しておきましょう。どの媒体でも、深澄真の旅はしっかりと続いています。
WEB版はアルファポリスで継続中
物語の源流であるWEB版は、現在もアルファポリスのサイト上で連載が続いています。
物語は終盤に向けた非常に重要な局面を迎えており、真と女神、そして魔族や人族を巻き込んだ壮大な争いの決着が近づいています。
「なろう」時代からのファンも、移転先のアルファポリスで引き続き最新話を追いかけているので、安心してくださいね。
書籍版(単行本)は20巻を突破
アルファポリスから刊行されている単行本は、すでに20巻を超える大台に乗っています。
WEB版の内容をそのまま本にするのではなく、著者による大幅な加筆修正(リライト)が行われているのが特徴です。WEB版では語られなかったエピソードや、キャラクターの掘り下げが追加されているため、ファンならずとも手元に置いておきたい一冊となっています。
物語をじっくり楽しみたい方は、ぜひ月が導く異世界道中でチェックしてみてください。
漫画版はアニメの先を描き続けている
木野コトラ先生によるコミカライズは、原作の雰囲気を壊さずに迫力あるバトルシーンを見事に描写しています。
アニメ第2期で描かれた学園編の盛り上がりを越え、さらにその先にある深いエピソードへと突入しています。活字が苦手な方でも、この漫画版を読めばツキミチの世界観を存分に堪能できるはずです。
アニメ第3期(第三幕)の制作が決定!放送はいつ?
打ち切り説を完全に粉砕する最高のニュースが、アニメ第3期の制作決定です。
2024年6月、第2期の最終回放送直後に、間髪入れず「第3期制作決定」の特報が流れました。これは本作が商業的に大成功を収めており、制作側も強い熱意を持っている証拠です。
3期で描かれる内容は?
第2期では、真が学園都市ロッツガルドでの騒乱を鎮め、魔族の有力者たちとも接触を持つなど、世界における「第3の勢力」としての立ち位置を確立しました。
第3期では、いよいよ真と、彼を嫌う「女神」との直接的な対峙、そして勇者たちとの再会や衝突が予想されます。
さらに規模を拡大する「亜空」の発展や、巴・澪に続く新たな眷属たちの活躍も期待できるでしょう。
放送時期の予想
現時点では詳細な放送時期は明かされていませんが、これまでの制作スパンを考えると、2025年後半から2026年にかけてのスタートが有力視されています。
制作会社やキャスト陣の続報を待ちつつ、今のうちに前作を復習しておくのが正解かもしれません。
アニメを大画面で楽しみたい方は、Fire TV Stickなどを使って、配信サービスで一気見するのもおすすめです。
読者が気になるギモンに回答!Q&Aコーナー
ネット上でよく見かける、本作に関する疑問に一つずつ答えていきます。
Q1:作者のあずみ圭先生は病気なの?
いいえ、健康上の重大な理由で執筆が止まっているという公式発表はありません。一時的な刊行スパンの空きは、あくまで制作上の都合や内容の精査によるものと考えられます。
Q2:打ち切りになった他の異世界作品と混同されている?
その可能性は非常に高いです。同時期にアニメ化された作品の中で、諸事情により連載が止まったものや、評価が振るわず早期終了した作品と名前が似ていたことで、記憶が混ざってしまったユーザーもいるようです。
Q3:アニメ2期の評判が悪かったから3期はないと思っていたけど?
むしろ第2期は、連続2クール放送という異例の厚遇を受け、国内外で高い視聴数を記録しました。一部で「テンポが遅い」という声もありましたが、それは原作を丁寧に描こうとした結果であり、結果として3期の制作決定に繋がっています。
ツキミチの世界をより深く楽しむために
本作の魅力は、単なる「最強主人公による無双」に留まらない、徹底した現実主義とコミカルなやり取りのギャップにあります。
深澄真というキャラクターは、圧倒的な力を持ちながらも、その根底にあるのは「平穏に暮らしたい」という平凡な男子高校生の感性です。それが異世界の不条理なルールや、自分勝手な女神の思惑とぶつかり合うことで、独特のドラマが生まれています。
原作を追いかけたい方は、電子書籍リーダーのKindle Paperwhiteなどを用意しておくと、場所を選ばず一気に全巻読破できるので便利ですよ。
月が導く異世界道中は打ち切り?理由は?原作の連載状況やアニメ3期の最新情報を調査まとめ
あらためて整理すると、『月が導く異世界道中』にまつわる「打ち切り」という噂は、以下の3点から生じた誤解でした。
- 「なろう」からアルファポリスへの完全移転による作品削除
- 単行本発売まで2年半の空白期間があったこと
- 漫画版の刊行ペースがじっくり型であること
実際のところ、作品は現在も絶好調で継続中であり、アニメ第3期の制作も決まっています。
あずみ圭先生が描く壮大な異世界ファンタジーは、これからいよいよ物語の核心へと迫っていきます。女神との決着、勇者たちの末路、そして「亜空」の人々が手にする未来……。
まだ作品に触れたことがない方も、噂を聞いて不安になっていた方も、これを機に安心してお楽しみください。深澄真の「世直し」ならぬ「異世界直し」の旅は、まだまだ終わりません!

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