海外ドラマの金字塔として、今なお根強い人気を誇る『24 -TWENTY FOUR-』。不眠不休でテロに立ち向かうジャック・バウアーの姿に、手に汗握りながら寝不足の夜を過ごした方も多いのではないでしょうか。
しかし、ファンの間で常に議論の的になるのが「シーズン10」の存在です。「もう打ち切りになったの?」「いつか続編は作られるの?」といった疑問が絶えません。今回は、なぜ24の新作がなかなか届かないのか、これまでの打ち切りの経緯や最新の復活説について、徹底的に深掘りしていきます。
24シーズン10がなかなか実現しない理由と「打ち切り」の真相
まず整理しておきたいのが、『24』シリーズの現状です。ネット上で「24 シーズン10 打ち切り」というワードが頻出するのは、主にスピンオフ作品の動向と、本編の宙ぶらりんな終わり方に原因があります。
そもそも、オリジナルシリーズはシーズン8で一度完結を迎えました。その後、2014年に12話完結の限定シリーズとして復活したのが『24 -TWENTY FOUR- リブ・アナザー・デイ』です。ファンの間ではこれが実質的な「シーズン9」として扱われています。
この『リブ・アナザー・デイ』の結末が、最大の問題なのです。主人公ジャック・バウアーは、仲間のクロエを救うためにロシア当局に自ら身を捧げ、ヘリコプターで連行されるシーンで幕を閉じました。あまりにも「続き」を予感させる終わり方だったため、ファンは当然「シーズン10」があるものだと期待しました。
しかし、その後に発表されたのは、ジャックが登場しないスピンオフ『24:レガシー』でした。この作品がシーズン1で打ち切りになってしまったことが、シリーズ全体の「打ち切り」というネガティブな印象を強めてしまった一因と言えます。
スピンオフ『24:レガシー』の苦戦が与えた影響
2017年に放送された『24:レガシー』は、新たな主人公エリック・カーターを迎え、シリーズの象徴である「リアルタイム進行」を継承しました。しかし、結果としてシーズン1で制作終了、つまり打ち切りとなりました。
なぜ失敗してしまったのでしょうか。最大の理由は、やはり「ジャック・バウアーの不在」です。視聴者は24 -TWENTY FOUR- DVDを何度も見返すほど、ジャックというキャラクターに深く感情移入していました。彼のいない『24』は、どれだけアクションが派手でも、ファンの心を満たすには至らなかったのです。
このスピンオフの挫折により、制作サイドであるFOX(現在はディズニー傘下)は、安易なリブートよりも「ジャック・バウアーをどう復帰させるか」という課題に真剣に向き合わざるを得なくなりました。これが、シーズン10の制作が慎重になり、空白期間が長引いている大きな理由の一つと考えられます。
キーファー・サザーランド本人は続編に意欲的なのか
シリーズの顔であるキーファー・サザーランドの動向は、シーズン10実現の鍵を握っています。過去のインタビューを紐解くと、彼の姿勢は非常にポジティブです。
キーファーは「脚本が素晴らしく、物語に必然性があるなら、いつでもジャックを演じる準備がある」と繰り返し発言しています。彼自身も、ジャックがロシアで拘束されたままという結末には納得しきっていない様子で、「物語を完結させる責任がある」と感じているようです。
一方で、キーファーも年齢を重ねています。激しいアクションを伴う『24』の撮影は過酷です。そのため、かつてのような24話フルシーズンではなく、短期間で濃密に描くリミテッドシリーズ形式での復活が最も現実的だと目されています。
ディズニーによる買収がもたらす新たな可能性
現在、『24』の権利は21世紀フォックスを買収したディズニーが保有しています。この変化は、シーズン10の実現にとって追い風になるかもしれません。
ディズニーは自社の配信プラットフォームであるDisney+(ディズニープラス)のコンテンツ拡充に力を入れています。過去の人気IP(知的財産)を復活させることには非常に積極的です。最近でも多くの名作がリブートや続編として蘇っており、『24』もそのリストに入っているという噂は絶えません。
地上波放送のような厳しい視聴率競争や放送時間の制約がない配信サービスであれば、より過激でリアルな政治スリラーとしての『24』を描くことが可能です。ジャック・バウアーが最新のテクノロジーを駆使して、現代のサイバーテロや国際情勢に立ち向かう姿を見たいと願うファンは、世界中に数千万単位で存在しています。
2026年現在ささやかれている「復活の形」とは
現在、いくつかのプロジェクト案が浮上しては消えています。かつて噂された「若き日のジャックを描くプリクエル(前日譚)」や「女性主人公による法廷ドラマ仕立ての24」などは、ファンの反応が芳しくなかったためか、立ち消えになったと言われています。
今、最も有力視されているのは「ジャック・バウアー救出編」です。ロシアの刑務所に収監されているジャックを、かつての仲間たちが、あるいは成長した娘のキムが救い出すというストーリーです。
もしこれが実現すれば、まさに「シーズン10」として、シリーズ全体の集大成になることは間違いありません。ファンの間では、クロエ・オブライエンの再登場も強く望まれています。彼女のハッキング能力とジャックの突破力が合わさってこその『24』だからです。
待ちきれないファンのための楽しみ方
続編の正式な発表を待つ間、多くのファンは過去作を何度も見返しています。今見ても、シーズン1の衝撃や、シーズン5の緊迫感は色褪せることがありません。
最新のホームシアター設備やFire TV Stickなどを使って、高画質で一気見するのも贅沢な時間です。また、キーファー・サザーランドが出演している他の作品、例えば『サバイバー: 宿命の大統領』などを視聴して「ジャック・バウアーロス」を癒している人も多いようです。
しかし、やはり代わりになる作品は存在しません。あの時計の音「チッチッチッ……」というカウントダウンとともに始まる緊張感は、唯一無二のものです。
まとめ:24シーズン10は打ち切りではなく「待機中」
結論として、現時点で『24』というプロジェクトが完全に消滅したわけではありません。公式に「シーズン10の制作中止」が宣言されたこともありません。
むしろ、制作陣や主演のキーファー・サザーランドが「適切なタイミングと物語」を探っている、いわば熟成期間にあると言えます。スピンオフの失敗を経て、安易な続編は作らないという制作側のプライドも感じられます。
ジャック・バウアーが再び画面に戻ってくるその日まで、私たちは過去の傑作を楽しみながら、吉報を待つしかありません。ロシアに囚われたままの伝説の捜査官が、どのような形で自由を勝ち取り、最後の戦いに挑むのか。
24シーズン10は打ち切り?続編の可能性と最新情報、ジャック・バウアー復活の噂を追い続けてきましたが、その答えが「YES」となる日が来ることを、世界中のファンと共に信じて待ちましょう。次にあの時計の音が響くとき、それはテレビ史に残る歴史的な瞬間になるはずです。

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