「マメタロウが大好きだった!」「郁子ちゃんと秋吉くんの恋をずっと見守っていた」というファンにとって、ふと思い出した時に気になるのが「あの漫画って、最後はどうなったんだっけ?」という疑問ですよね。
ネットの一部では「まっすぐにいこう。は打ち切りだったの?」という噂も流れていますが、実際のところはどうなのでしょうか。
今回は、きら先生の名作『まっすぐにいこう。』の完結の真相や、物語の最後、そしてアニメ化にまつわる噂まで、当時の思い出と共に詳しく紐解いていきます。
完結の真相:まっすぐにいこう。は打ち切りではなく「移籍」だった
結論からお伝えすると、『まっすぐにいこう。』は打ち切りではありません。全26巻(文庫版全16巻)という長編として、物語はしっかりと完結を迎えています。
では、なぜ「打ち切り」という不名誉な噂が流れてしまったのでしょうか。その最大の理由は、連載期間の長さと、掲載雑誌のたび重なる「移籍」にあります。
本作は1991年に『別冊マーガレット』で連載がスタートしました。その後、物語が進むにつれてターゲット層の変化や雑誌のカラーに合わせる形で、『ザ・マーガレット』や、より大人向けの『コーラス』(現在の『Cocohana』)へと戦場を移していったのです。
特に、10代の頃に別マで読んでいた読者にとって、雑誌を跨いでの連載は追いかけ続けるのが難しく、「いつの間にか雑誌から消えていた=打ち切りになった」と誤解されてしまった可能性が高いと言えます。
しかし、実際には2009年まで連載は継続され、作者のきら先生によって納得のいくエンディングが描き切られました。長年にわたって愛され続けたからこそ、複数の雑誌を渡り歩いてでも完結まで導かれた、幸せな作品だったと言えるでしょう。
最終回はどうなった?郁子と秋吉、そしてマメタロウの結末
多くの読者が一番気になっているのは、単行本26巻で描かれた最終回の内容ですよね。
『まっすぐにいこう。』の最終回は、劇的な大事件が起きるわけではありません。本作らしい、どこまでも穏やかで、それでいて胸が温かくなるような「日常の延長線」が描かれました。
物語の終盤、郁子の周りでは大きな変化が訪れます。親友の照ちゃん一家はトルコへ、岡田さんと源はアメリカへと旅立つことになり、ビデオレターで近況が届くようになります。仲良しグループがバラバラになっていく寂しさはありますが、それぞれが自分の道を歩んでいるという希望も感じさせる展開です。
気になる郁子と秋吉くんの関係ですが、最終回でも二人は「相変わらず」です。郁子が親戚の赤ちゃんを見て、ふと結婚や将来に想いを馳せるシーンがありますが、秋吉くんは「まだ実感がわかない」と正直に答えます。
少女漫画にありがちな「最終回で結婚式!」という派手な演出はありません。しかし、無理に答えを出さず、今この瞬間を大切に一緒に歩んでいく二人の姿こそが、読者が愛した「まっすぐにいこう。」という作品の誠実さでした。
そして、影の主人公であるマメタロウ。彼は「フリスビードッグ大会」に出場するという目標を持ち、自分の足で一歩を踏み出します。マメタロウの視点を通して、変わりゆく世界と変わらない大切なものを描き、物語は幕を閉じました。
アニメ版が「打ち切り」に見えた理由と評価
漫画だけでなく、アニメ版についても「途中で終わったから打ち切りじゃないの?」という声があります。
アニメ『まっすぐにいこう。』は、2003年と2004年に読売テレビ系で放送されましたが、全9話という非常に短い期間でした。これは放送枠がそもそも特番に近い形だったことが影響しています。
アニメ版の内容は、原作の初期エピソードを中心に構成されており、あくまで作品の魅力を伝えるためのプロモーション的な位置づけでした。そのため、原作がまだ連載中だったこともあり、物語の完結まで描くことは想定されていなかったのです。
しかし、マメタロウの愛くるしい動きや、郁子と秋吉くんの空気感を大切にした演出はファンからの評価も高く、決して「人気がないから打ち切られた」わけではありません。今でも映像配信サイトなどで見返したいという声が絶えない隠れた名作です。
今こそ読み返したい『まっすぐにいこう。』の普遍的な魅力
連載終了から時間が経っても、本作が語り継がれるのは、そこに描かれた感情が「本物」だからです。
犬の視点から人間模様を見るという構成は、今でこそ珍しくありませんが、当時は非常に新鮮でした。マメタロウの素直な言葉は、大人が忘れかけていた「まっすぐな気持ち」を思い出させてくれます。
また、郁子と秋吉くんの恋愛も、決して順風満帆ではありませんでした。誤解したり、自信を失くしたり、小さなことで喜んだり。そんな等身大の悩みを描いたからこそ、当時の読者は自分を投影し、彼らの幸せを願わずにはいられなかったのでしょう。
もし、この記事を読んで「もう一度読みたい」と思ったなら、ぜひ文庫版や電子書籍で手に取ってみてください。大人になってから読み返すと、当時は気づかなかったマメタロウの健気さや、登場人物たちの優しさがより深く心に染みるはずです。
まっすぐにいこう。 をチェックして、あの頃の温かい気持ちに浸ってみるのも素敵な休日の過ごし方かもしれませんね。
まとめ:まっすぐにいこう。は打ち切り?最終回の結末や完結の理由・アニメの噂を徹底解説!
改めて整理すると、『まっすぐにいこう。』は決して打ち切りではありません。掲載誌の移籍というハードルを乗り越え、約18年という長い歳月をかけて、きら先生の手によって最高のエンディングが届けられました。
- 打ち切りの噂: 掲載誌の移籍(別マ→コーラス等)により、途中で見失った読者が誤解した。
- 最終回の内容: 派手な結末ではなく、大切な人たちとの絆を感じながら「これからも歩んでいく」日常の希望。
- アニメの噂: 全9話の短期間放送だったため打ち切りに見えたが、実際は企画意図通りの構成。
本作は、忙しい現代を生きる私たちに「少し立ち止まって、足元の小さな幸せを大切にしよう」と教えてくれる、宝物のような作品です。
「打ち切りだったのかな?」という小さなモヤモヤが解消された今、ぜひ全26巻の壮大な物語を最後まで通して読んでみてください。読み終わった後、きっとあなたも「まっすぐにいこう」という前向きな気持ちになれるはずですよ。
あなたは、マメタロウのどのエピソードが一番好きですか?当時の思い出と共に、名作の完結を改めてお祝いしましょう。

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