インフィニット・ストラトスは打ち切り?未完の経緯と13巻が発売されない理由を徹底解説

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「あのIS(インフィニット・ストラトス)の続きはどうなったの?」

「13巻で完結って言ってたはずだけど、もう何年も経ってない?」

ライトノベル界に「メカ×美少女」という王道ジャンルを確立し、アニメ化でも爆発的なブームを巻き起こした『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』。しかし、物語のクライマックスを前にして、ぱったりと新刊の便りが途絶えてしまいました。

ネット上では「打ち切りになった」という噂が絶えませんが、公式に終了が宣言されたわけではありません。では、なぜここまで時間がかかっているのか。そこには、ライトノベル業界でも類を見ない、波乱万丈な移籍劇と複雑な事情が絡み合っています。

今回は、ファンが待ち望む完結編が出ない理由と、これまでの紆余曲折の経緯をどこよりも分かりやすく紐解いていきます。


異例中の異例!MF文庫J時代の「絶版」という衝撃

『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』の歴史を語る上で、避けて通れないのが最初の出版社であるメディアファクトリー(MF文庫J)との間に起きたトラブルです。

2009年に刊行がスタートした本作は、瞬く間に人気に火がつき、アニメ1期の成功でその地位を不動のものにしました。しかし、人気絶頂の2011年頃、突如として不可解な現象が起こります。書店の棚からISの本が消え、重版(増刷)がかからなくなったのです。

人気作が「絶版」状態になるというのは、出版業界ではあり得ない事態でした。この背景には、作者である弓弦イズル氏と編集部の間での深刻な対立があったと言われています。

  • SNSでの編集部批判弓弦氏が自身のSNSやブログ上で、担当編集者や出版社に対する不満を露わにすることが増えていきました。制作過程における意見の食い違いや、クリエイティブ面での衝突が、公の場での批判に発展してしまったのです。
  • プロットやスケジュールの遅延執筆の遅れや内容の修正を巡り、編集側とのコミュニケーションが完全に断絶。出版社側としても、継続的な刊行が困難であると判断せざるを得ない状況に陥ったと推測されます。

この対立の結果、メディアファクトリー版のISは事実上の「打ち切り」に近い形で展開を終了。物語は中途半端な状態で放置され、ファンは途方に暮れることとなりました。


奇跡の復活劇!オーバーラップ文庫への電撃移籍

誰もが「ISは終わった」と諦めかけていた2012年、大きな転換期が訪れます。新興レーベルである「オーバーラップ文庫」への完全移籍が発表されたのです。

出版社をまたいでのシリーズ継続は非常に珍しく、まさに奇跡の復活でした。この際、作品をリフレッシュするために大きな変更が行われました。

  • イラストレーターの交代旧版のokiura氏から、メカデザインに定評のあるCHOCO氏へとバトンタッチ。キャラクターデザインが一新され、よりスタイリッシュなビジュアルに生まれ変わりました。
  • 新装版の刊行1巻から順次、新装版として再リリース。これに合わせてアニメ2期『IS2』の制作も発表され、プロジェクトは再び大きな盛り上がりを見せました。

しかし、この「移籍」という荒療治をもってしても、物語を完結させるというハードルは予想以上に高かったのです。


ついに止まった筆。12巻から13巻への長い空白

オーバーラップ文庫に移籍した後、物語は着実に進んでいるように見えました。しかし、巻を追うごとに刊行ペースは目に見えて落ちていきます。

2015年に10巻、2017年に11巻。そして、現時点での最新刊である12巻が発売されたのは2018年4月のことでした。

  • 「13巻で完結」という宣言12巻のあとがきや著者の発言において、次巻である「13巻」をもって物語を完結させることが明言されました。終わりが見えたことでファンは歓喜しましたが、そこから2026年現在に至るまで、一度も新刊の案内が出ていません。
  • 数年単位の沈黙当初は「最終巻だから執筆に時間がかかっているのだろう」と好意的に受け止められていましたが、3年、5年と月日が流れるにつれ、ファンの期待は不安へと変わっていきました。

もともと筆が速いタイプではないとされていた弓弦氏ですが、物語を畳むためのエネルギーや、これまでの伏線を回収するプロット構築に苦慮しているのではないかという見方が強まっています。


なぜ書けないのか?推測される3つの理由

公式から明確な理由が語られない以上、ここからは状況証拠に基づいた推測になりますが、いくつかの大きな要因が考えられます。

1つ目は、**「モチベーションの維持」**です。

ヒット作の完結は、作家にとって精神的に大きな負担となります。特にISのように多くのヒロインを抱え、熱狂的なファンがいる作品では、読者を納得させるエンディングを描くプレッシャーは計り知れません。

2つ目は、**「メディア展開の終息」**です。

ライトノベルの刊行は、アニメやゲームといった他メディアとの連動が重要です。アニメ2期の放送から時間が経過し、関連するソーシャルゲームなどもサービスを終了している現在、作品を後押しする大きなプロモーションの波がなくなってしまったことも、執筆を遅らせる要因の一つかもしれません。

3つ目は、**「作者の生活環境の変化」**です。

作家も人間であり、体調やプライベートの状況によって執筆が困難になる時期があります。かつてのようにSNSで積極的に発信を行わなくなったこともあり、現在の執筆状況が外部からは全く見えない「ブラックボックス」と化しているのです。


アニメ3期の可能性は?原作ストックの現実

多くのファンが期待しているアニメ3期についても、現状はかなり厳しい状況にあります。

アニメ化の判断基準として最も重要なのは「原作の販促につながるか」と「映像化するエピソードがあるか」の2点です。

  • ストックの問題現在の原作12巻までの内容は、これまでのアニメシリーズやOVAである程度消化されています。もし3期を作るとしても、完結編となる13巻の内容が含まれなければ、中途半端な終わり方になってしまいます。
  • ビジネス上の判断放送から10年以上が経過した作品を再びアニメ化するには、それ相応の勝算が必要です。原作の完結編と同時展開という形であれば可能性はゼロではありませんが、すべては13巻の発売にかかっています。

もしISの世界を今すぐ楽しみたいのであれば、Blu-rayボックスなどをチェックして、あの熱狂を再確認するのも良いかもしれません。インフィニット・ストラトス Blu-ray


ファンの声とSNSでの評価

ネット上のコミュニティやSNSでは、今でも時折「ISの13巻はまだか」という呟きが見られます。

「青春の一冊だったから、最後だけはどうしても読みたい」

「一夏が誰を選ぶのか、それだけはハッキリさせてほしい」

「もう内容を忘れちゃったけど、出たら絶対買う」

といった、諦めきれないファンの熱い思いがそこにはあります。一方で、あまりの待ち時間の長さに「もう自分のなかでは完結したことにした」と語る人も少なくありません。

Q&Aサイトなどでも「打ち切りですか?」という質問が定期的に投稿されますが、回答は常に「打ち切りの発表はないが、新刊が出る気配もない」という、もどかしいものばかりです。


まとめ:インフィニット・ストラトスは打ち切り?未完の経緯と13巻が発売されない理由を徹底解説

ここまで見てきた通り、『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』が現在置かれている状況は、単なる「打ち切り」という言葉では片付けられない複雑なものです。

メディアファクトリー時代の激しい対立と絶版騒動、そしてオーバーラップ文庫への移籍という奇跡を経て、あと一歩でゴールというところまで辿り着きながら、足踏みが続いています。

改めて整理すると、以下のようになります。

  • 公式な「打ち切り」ではないが、2018年から新刊は途絶えている。
  • 作者・弓弦イズル氏による「13巻完結」の約束はまだ果たされていない。
  • 最大の原因は、執筆の遅延と作品を取り巻く環境の変化によるものと推測される。

ファンとしては、いつか不意に発表されるであろう「13巻発売」の報を待つしかありません。かつて世界を熱狂させた白式(びゃくしき)と織斑一夏の物語が、最高の形で幕を下ろす日が来ることを願ってやみません。

もし、かつての興奮をもう一度思い出したい、あるいは今のうちに原作をおさらいしておきたいという方は、既刊を手に取ってみてはいかがでしょうか。インフィニット・ストラトス 文庫

インフィニット・ストラトスは打ち切り?未完の経緯と13巻が発売されない理由を徹底解説しましたが、この空白期間が長い分、完結した時の感動はひとしおなはずです。その時が来るまで、静かに待ち続けましょう。

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