映画ダイバージェントが打ち切りになった理由は?完結編のその後と原作の結末を徹底解説

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「え、ここで終わり?」「続きはどうなったの?」

映画『ダイバージェント』シリーズの3作目である『ダイバージェントFINAL』を観終わった後、そんな風に呆然としてしまった方は多いはずです。近未来のSFアクションとして華々しくスタートし、ダイバージェントのブルーレイやDVDも大ヒットしたこのシリーズ。実は、完結編となるはずだった第4作目は製作されず、事実上の「打ち切り」という悲劇的な結末を迎えています。

なぜ、人気絶頂に見えたこのシリーズが途中で止まってしまったのか。そして、映像化されなかった「物語の本当の終わり」はどうなったのか。今回は、ダイバージェントが打ち切りになった大人の事情から、原作小説で描かれた衝撃のラストまで、ファンのモヤモヤをスッキリ解消するために徹底解説していきます。


人気シリーズだったはずの「ダイバージェント」が打ち切りになった3つの理由

大ヒット映画の続編が作られないケースには、必ずと言っていいほど「お金」と「大人の事情」が絡んでいます。このシリーズも例外ではありません。打ち切りの引き金となった主な要因を見ていきましょう。

まずは、単純明快な「興行収入の激減」です。1作目、2作目と順調にファンを増やしてきましたが、3作目の『ダイバージェントFINAL』で風向きがガラッと変わりました。製作費に対して得られた利益が予想を大きく下回り、配給会社にとって「これ以上作っても赤字になる」という判断が下されてしまったのです。

次に、当時の映画界で流行っていた「最終巻を前後編に分ける」という手法が裏目に出たことです。物語をじっくり描けるメリットがある一方で、観客からは「引き延ばしすぎ」「テンポが悪い」という不満が噴出。結果として、最も盛り上がるはずの完結編へ向かう勢いを自ら削いでしまう形になりました。

そして決定打となったのが、製作方針の変更に伴うキャストの離脱です。興行不振を受けたスタジオ側が「次は映画じゃなくてテレビ映画(ドラマ版)で完結させよう」と提案したのですが、これに主演のシャイリーン・ウッドリーが猛反対。「劇場公開映画として契約したのに、テレビ向けなら出演しない」と続投を拒否したことで、プロジェクトは完全に暗礁に乗り上げました。

幻の完結編『Ascendant(アセンダント)』はどうなった?

映画の続きを描くはずだった第4作目には、『Ascendant(アセンダント)』という仮タイトルまで付いていました。3作目のラストが「これから本当の戦いが始まる!」という非常に気になる終わり方(クリフハンガー)だっただけに、多くのファンが公開を待ち望んでいたのは言うまでもありません。

一時はテレビシリーズ化して物語を完結させるという案も浮上し、放送局との交渉も進められていたようです。しかし、主演キャストたちが映画クオリティにこだわって降板を表明したため、主役不在で物語を続けるわけにもいかず、2018年にはその計画も正式に消滅しました。

つまり、私たちがスクリーンで観たあの続きは、映像作品としてはこの世に存在しないということになります。映画版のファンにとっては、非常に消化不良な幕引きとなってしまいました。

原作小説『忠誠者』で描かれた、映画とは違う「真の結末」

映画の続きが作られないのであれば、頼りになるのはダイバージェント3 忠誠者という原作小説です。しかし、ここで注意が必要なのは、映画版は3作目の時点で原作の設定をかなり自由に入れ替えてしまっているという点です。

原作における「外の世界」の真実は、映画よりもずっと残酷で現実的です。シカゴの街は、遺伝子操作によって傷ついた人類の中から「純粋な遺伝子(ダイバージェント)」を取り戻すための壮大な実験場に過ぎませんでした。街の外を統治する「局」の人間たちは、ダイバージェント以外の人間を「不完全な存在」として冷遇していたのです。

物語のクライマックス、主人公のトリスは自分の命をかけて、すべての人々の記憶を消去しようとする局の計画を止めに向かいます。そこで彼女が選んだのは、あまりにも切ない「自己犠牲」の道でした。

映画版ではヒーローとして生き残る姿が強調されていましたが、原作の結末でトリスは命を落とします。愛するフォー(トビアス)を残して旅立つ彼女の最期は、当時の読者の間でも大きな賛否両論を巻き起こしました。しかし、彼女の死があったからこそ、派閥という壁がなくなり、人々が平等に生きる新しい世界が始まったのも事実です。

映画と原作、どちらの結末を受け入れるべきか

映画の続きが観られないのは残念ですが、原作を読むことで「トリスとフォーが何のために戦い、最後に何を成し遂げたのか」という答えに辿り着くことができます。

もしあなたが、ハッピーエンドのアクション映画としてこのシリーズを愛しているなら、映画3作目の「希望ある旅立ち」を一つの区切りとして胸に留めておくのが良いかもしれません。一方で、この物語が持つ深いテーマ性や、登場人物たちの魂の着地点を知りたいのであれば、ぜひヴェロニカ・ロスの原作小説を手に取ってみてください。

映画が打ち切られた理由はビジネス的な側面が強いですが、物語そのものが持つ輝きが失われたわけではありません。SFとしてのガジェットを楽しみたいなら映画、人間ドラマの深淵に触れたいなら原作と、自分なりの楽しみ方を見つけるのが、このシリーズとの一番良い付き合い方と言えるでしょう。

映画ダイバージェントが打ち切りになった理由は?完結編のその後と原作の結末を徹底解説のまとめ

ここまで、映画『ダイバージェント』シリーズがなぜ未完のまま終わってしまったのか、その裏事情と物語の真の終焉について詳しく見てきました。

打ち切りの最大の理由は、3作目の興行失敗とテレビ化への格下げによるキャストの離脱という、非常に現実的な問題でした。楽しみにしていた完結編が観られないのは寂しいことですが、映画の枠を飛び越えて原作の世界に足を踏み入れることで、初めて見えてくる景色もあります。

原作で描かれたトリスの壮絶なラストは、決して映画のような派手な大団円ではありません。しかし、そこには「自分が何者であるか」を問い続けた彼女なりの、最もダイバージェントらしい答えが刻まれています。

映像作品としての続きは叶わぬ夢となってしまいましたが、今一度1作目から映画を観返し、その後に原作を読み進めることで、あなたの中の『ダイバージェント』を完結させてみてはいかがでしょうか。彼女たちの勇気ある決断は、たとえ打ち切りになったとしても、ファンの心の中で永遠に生き続けていくはずです。

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