「金曜日の夜は、空の上での恋模様に癒やされていた……」
そんなドラマファンも多い、玉森裕太さん(Kis-My-Ft2)主演のドラマ『NICE FLIGHT!(ナイスフライト)』。
でも、放送が終わったあとにネット上で「もしかして打ち切りだったの?」「話数が少なすぎて寂しい」という声が上がっていたのをご存知でしょうか。全8話という構成は、一般的な連続ドラマに比べると確かに少し短く感じますよね。
そこで今回は、ドラマ『NICE FLIGHT!』がなぜ8話で完結したのか、その裏側にある事情や当時の視聴率、作品の本当の評価について深掘りしていきます。結論から言うと、このドラマは決して「不評で終わった」わけではありません。そのポジティブな真相を知れば、もう一度ドラマを見返したくなるはずですよ。
なぜ「全8話」?打ち切り説が流れた理由
まず、多くの視聴者が「打ち切りかな?」と不安になった最大の理由は、やはり「全8話」という話数の短さです。
ゴールデンタイムのドラマであれば、10話から11話まで続くのが一般的。そのため、8話で最終回を迎えると「人気がなかったから急遽終わらせたのでは?」と推測されてしまうことがよくあります。
しかし、『NICE FLIGHT!』が放送されたのは、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ」という枠。実はこの放送枠、歴代の作品を見ても「全8話」で完結するケースが非常に多いんです。
例えば、過去のヒット作である『あのときキスしておけば』や『愛しい嘘〜優しい闇〜』なども、同じく8話構成でした。つまり、最初から全8話のストーリーとして脚本が書かれており、予定通りに完結したというのが真実です。打ち切りどころか、制作側のプラン通りに物語は進んでいたんですね。
視聴率は低かった?配信での圧倒的な人気
「数字が悪かったから短くなった」という噂についても、実際のデータを紐解くと全くの逆であることがわかります。
確かに、テレビ離れが進む昨今、深夜帯の視聴率だけでドラマの成否を判断するのは時代遅れと言えるでしょう。それでも『NICE FLIGHT!』は、世帯視聴率で4%〜5%前後という、深夜枠としては極めて安定した数字をキープしていました。
さらに特筆すべきは、SNSや動画配信プラットフォームでの反響です。
- Twitter(現X)での盛り上がり: 放送のたびに「#NICEFLIGHT」が日本トレンド1位を獲得。
- TVerでの再生回数: 見逃し配信の再生回数が非常に高く、お気に入り登録者数も深夜ドラマとしては異例の数字を叩き出していました。
主演の玉森裕太さんの透明感あふれるパイロット姿や、中村アンさんの不器用ながらも芯の強い管制官像。そしてSnow Manの阿部亮平さんが演じた夏目幸大のキャラクター性など、キャストの魅力が視聴者の心を掴んでいたのは明らかです。
もし本当に人気がなければ、これほどまでに熱量の高い感想がネット上に溢れることはありません。
JAL全面協力!打ち切り作品にはできないクオリティ
このドラマを語る上で絶対に外せないのが、日本航空(JAL)による圧倒的な全面協力です。
ドラマ内には、本物のボーイング787(ボーイング787 モデルプレーン)や、普段は立ち入ることができない整備場、さらには高額な訓練用シミュレーターまでが登場しました。
これほどまでに企業が深く関わり、ブランドイメージを左右する作品において、低評価による「打ち切り」という事態は、企業の信頼性に関わるためまず考えられません。JAL側も、航空業界への憧れを抱いてもらうためのプロモーションとしてこのドラマを大切に扱っていたはずです。
現役のパイロットや管制官が監修に入ったリアリティのある描写は、ただの恋愛ドラマの枠を超え、お仕事ドラマとしても高い完成度を誇っていました。
物語の完結性とスピンオフの存在
ストーリーの面から見ても、打ち切り説は否定されます。
急に終わらせたドラマにありがちな「伏線が回収されない」「主要キャラの結末が描かれない」といった不自然さは、『NICE FLIGHT!』にはありませんでした。
主人公・粋とヒロイン・真夢の恋の進展はもちろん、空の安全を守るプロとしての誇りが最後まで丁寧に描かれ、清々しいハッピーエンドを迎えました。
さらに、阿部亮平さん演じる夏目管制官が主役のスピンオフドラマ『NICE CONTROL!』まで制作されている点もポイントです。もし本編が打ち切りになるような状況であれば、派生作品が作られることはまずありません。
続編や映画化への期待が高まる理由
放送から時間が経った今でも、SNSでは「粋くんにまた会いたい」「続編はまだですか?」という声が絶えません。
最近では、同じ「金曜ナイトドラマ」枠から映画化やシーズン化された作品も増えています。視聴者の熱意がメーカーや放送局に届けば、スペシャルドラマとしての復活や、映画化といった展開も十分に期待できるでしょう。
ドラマを盛り上げた劇伴や主題歌のKis-My-Ft2 Two as Oneを聴きながら、いつかまたあの青空の下で再会できる日を待ち望んでいるファンは少なくありません。
ナイスフライトは打ち切りではなくファンに愛された名作
改めてまとめると、ドラマ『NICE FLIGHT!』の「打ち切り説」は、放送枠の特性を知らないことから生まれた完全な誤解です。
全8話という構成は、最初から完璧に計算されたストーリー展開。視聴率や配信実績も好調で、JALの協力による映像美やリアリティは、深夜ドラマの域を大きく超えていました。
短いからこそ、一話一話に無駄がなく、空のプロフェッショナルたちが放つ「粋な言葉」が凝縮されていたとも言えます。もしまだ見ていないという方や、打ち切りだと思って敬遠していた方がいたら、ぜひ安心してその素晴らしい世界観に飛び込んでみてください。
きっと、見終わった後には澄み渡る青空を見上げたくなる、そんな温かい気持ちになれるはずです。
ナイスフライトは打ち切りだったのかという疑問に対し、その答えは「NO」であり、むしろ多くの人の心に深く刻まれた成功作だったと言えるでしょう。

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