「盾の勇者の成り上がり」のスピンオフとして絶大な人気を誇る「槍の勇者のやり直し」。主人公・北村元康のあまりにも突き抜けたキャラクター性と、ループものとしての面白さが癖になる作品ですよね。
しかし、ネット上では「槍の勇者のやり直しは打ち切りになったの?」「漫画版が急に終わった気がする」「小説の続きが全然出ないんだけど……」といった不安の声が後を絶ちません。
結論から言うと、漫画版は一つの区切りとして完結しており、小説版は現在も継続中です。では、なぜここまで「打ち切り」という噂が広まってしまったのでしょうか。
この記事では、多くのファンが気になっている漫画完結の真相や、小説5巻の発売までに時間がかかった背景、そして物語の今後の展望について、徹底的に深掘りしていきます。
なぜ「打ち切り」という噂がこれほど広まったのか
まず、なぜ多くの読者が「打ち切り」を疑ったのか、その理由を整理してみましょう。最大の要因は、メディアごとに展開の状況が大きく異なっていたことにあります。
特にコミカライズ版(漫画版)を追いかけていたファンにとって、第11巻での「完結」はあまりにも唐突に感じられました。原作である小説版は、ループを繰り返しながら長い旅を続ける物語ですが、漫画版はその途中のエピソードで幕を閉じています。
一般的な漫画の終わり方、つまり「すべての敵を倒して平和が訪れる」という形ではなかったため、「人気がなくて打ち切られたのではないか?」と推測する人が続出したのです。
また、書籍版の小説についても、4巻が発売されてから5巻が登場するまでに約5年という、異例とも言える長い空白期間がありました。ライトノベル業界において、5年も続刊が出ない状態は「実質的な打ち切り」とみなされることが多いため、ファンの間で不安が確信に変わってしまったというわけです。
漫画版『槍の勇者のやり直し』完結の真相
漫画版(作画:にぃと先生)は、2023年3月に発売された第11巻をもって完結を迎えました。これは公式にアナウンスされたものであり、急な連載終了というよりは、最初から「この区切りまでを描く」と決められていたプロジェクトだったと考えるのが自然です。
原作の『槍の勇者のやり直し』は、非常にボリュームのある物語です。元康が何度も時間を巻き戻し、理想の世界線を目指して試行錯誤を繰り返す構造上、すべてを漫画化しようとすると、本編である「盾の勇者の成り上がり」を超えるような超長期連載が必要になってしまいます。
漫画版は、元康がフィーロ(天使)と再会するために奮闘し、彼なりの成長や狂気(?)を見せつけたところで、物語の一区切りとして綺麗にまとめられました。打ち切りというよりは、アニメの1クール目が終わるような感覚に近い「第一部完」としての完結と言えるでしょう。
もし漫画の続きがどうしても気になるという方は、ぜひ槍の勇者のやり直しの原作小説を手に取ってみてください。漫画では描ききれなかったループの全貌を知ることができます。
小説5巻の発売延期と5年の空白期間があった理由
さて、最も多くのファンをヤキモキさせたのが、書籍版小説の刊行ペースです。第4巻が2019年に発売されて以降、第5巻が発売される2024年12月まで、実に5年もの月日が流れました。
なぜ、これほどの延期(あるいは沈黙)が続いたのでしょうか。そこには、原作者であるアネコユサギ先生の多忙すぎるスケジュールが関係しています。
- 本編『盾の勇者の成り上がり』の執筆と監修何よりも優先されるべきは本編の物語です。本編の書籍化作業に加え、アニメ化に伴うシナリオ監修や設定確認など、著者のリソースの多くが本編に割かれていました。
- 他のスピンオフ作品との兼ね合いアネコ先生は「盾の勇者」の世界観を広げるために、他にも複数のプロジェクトを抱えています。複数のラインを同時に動かす中で、特異な構成を持つ「槍の勇者」の執筆順位が調整されていた可能性があります。
- WEB版との整合性と加筆修正書籍版は「小説家になろう」で公開されているWEB版をそのまま本にするわけではありません。大幅な加筆やエピソードの再構成が行われます。元康というトリッキーなキャラを主軸にした物語を再構築するには、相当な精神力と時間が必要だったのでしょう。
2024年末、ようやく発売された第5巻によって、この「打ち切り説」は完全に払拭されました。ファンにとっては、これ以上ないクリスマスプレゼントになったはずです。
原作WEB版は完結済み!物語の結末はどうなる?
書籍版や漫画版の状況を見て、「物語そのものが未完なのでは?」と心配している方もいるかもしれませんが、ご安心ください。
物語のベースとなっているWEB版(小説家になろう版)は、すでに完結しています。元康がどのような結末を迎え、世界がどう変化していくのか、その全容はすでに形作られているのです。
書籍版はこのWEB版を元にしつつ、イラストや新エピソードを加えてブラッシュアップしている段階です。刊行スピードこそゆっくりですが、物語のゴールは明確に見えているため、「作者が書けなくなって投げ出す」という心配は極めて低いと言えます。
元康が愛するフィーロのために、どれほど狂気じみた献身を見せるのか。そして本編では決して見られなかった「救い」がそこにあるのか。未読の方は、今のうちに盾の勇者の成り上がりと合わせてチェックしておくことで、より深く楽しめます。
今後の展開と「やり直し」を120%楽しむ方法
現在、漫画版は完結し、小説版は5巻が発売されたという状況です。では、今後はどのような展開が期待できるでしょうか。
まず、漫画版の「第2部」としての再始動を期待する声もありますが、現時点では公式な発表はありません。もし新連載が始まるとすれば、小説版のストックがさらに溜まったタイミングや、アニメ版「盾の勇者」の大きな節目に合わせて動く可能性があります。
また、アニメ化についても期待が高まっています。元康のハイテンションな暴走ぶりは映像映えしますし、本編のシリアスな展開に対する清涼剤(あるいは毒薬)として、多くのファンが映像化を望んでいます。
物語を最大限に楽しむためのポイントは、**「本編とのギャップを楽しむこと」**にあります。
本編では救いようのないクズとして登場した元康が、スピンオフでは愛に生きる(行き過ぎた愛ですが)ヒーローとして描かれます。本編で起きた悲劇が、元康の介入によってあっさりと回避されたり、逆に思わぬ方向にこじれたりする様子は、まさに「やり直し」ものの醍醐味です。
もしこれから読み始めるなら、槍の勇者のやり直し コミックから入り、物語のテンポを掴んでから小説版へ移行するのが最もスムーズなルートと言えるでしょう。
まとめ:槍の勇者のやり直しは打ち切りではない!
改めて整理すると、「槍の勇者のやり直し」は打ち切りではありません。
漫画版は予定されていた区切りまでを描ききって完結しており、小説版は著者の多忙による長い休止期間を経て、無事に最新5巻が発売されました。5年という月日は確かに長かったですが、それだけ丁寧に、そして大切に物語が紡がれている証拠でもあります。
元康の破天荒な旅は、まだまだ続いています。本編で見せる「槍の勇者」とは一味も二味も違う、情熱的で、一途で、どこか壊れた彼の姿を、これからも見守っていきましょう。
もしあなたが最新情報を探しているなら、まずは発売されたばかりの小説5巻を読み、WEB版での完結までを想像しながら楽しんでみてください。そして、いつかまた漫画の続きやアニメ化という形で、動く元康とフィロリアルたちに会える日を信じて待ちましょう。
槍の勇者のやり直しは打ち切り?漫画完結の真相と小説5巻の発売延期の理由を徹底調査して分かったのは、この作品が今なお多くのファンに愛され、大切に継続されているという事実でした。
これからもMFブックスの動向をチェックしつつ、元康の「愛の軌跡」を追いかけていきましょう!

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