「盾の勇者の成り上がり、最新刊の22巻を読んでから何年も経つのに、23巻が出る気配がない……。もしかして、このまま打ち切りになっちゃうの?」
そんな不安を抱えているファンの方は、決して少なくありません。アニメは第5期の制作が決まるなど絶好調なのに、肝心の原作小説が止まっているのは、読者として気が気じゃないですよね。
結論からお伝えすると、現時点で『盾の勇者の成り上がり』の原作小説が公式に「打ち切り」になったという発表は一切ありません。
今回は、なぜこれほどまでに新刊が出ないのか、書籍版とWEB版(なろう版)にはどんな違いがあるのか、そして完結までの道のりはどうなっているのか。ファンなら知っておきたい情報を、2026年現在の視点で徹底的に解説していきます。
盾の勇者の成り上がり小説は打ち切り?現状の刊行状況を整理
まず最初に、最も気になる「打ち切り説」の真相について切り込んでいきましょう。
2026年現在、盾の勇者の成り上がりの最新刊である第22巻が発売されたのは、実は2019年6月25日のことです。そこから今日に至るまで、驚くべきことに6年以上も新刊が発売されていないという異例の事態が続いています。
一般的なライトノベルであれば、数年も刊行が止まれば「打ち切り」や「作者の執筆断念」を疑われるのが普通です。しかし、この作品に限っては、単純に打ち切りと決めつけることはできません。
その最大の理由は、メディアミックスの圧倒的な成功にあります。アニメは途切れることなく続編が制作され、スピンオフ漫画やゲーム化も展開されています。これほど大きな経済効果を生んでいる看板タイトルを、出版社側が一方的に打ち切るメリットは皆無と言えるからです。
つまり「打ち切り」ではなく、あくまで「長期の刊行延期」という状態が続いているのが正確なところでしょう。
23巻が発売されない理由と執筆が遅れている背景
では、なぜこれほどまでに23巻の発売が遅れているのでしょうか? 複数の要因が重なっていると推測されます。
ストーリーの大幅な書き換えと再構築
最大の理由は、原作の「小説家になろう」版と、商業出版である「書籍版」のストーリーが大きく乖離している点にあります。
書籍版は単なるWEB版の清書ではありません。中盤以降は書籍版オリジナルのキャラクターやエピソードが大量に追加され、WEB版とは全く異なるルートを辿っています。22巻の終わり方は、まさに物語が最終局面へと大きく舵を切る重要なポイントでした。
WEB版にはない「書籍版独自の完結」を描くために、作者のアネコユサギ先生がプロットの構築に極めて慎重になっている可能性が高いのです。WEB版の焼き直しができないからこそ、生みの苦しみが続いていると考えられます。
作者の多忙な執筆スケジュール
アネコユサギ先生は、非常に筆が速いことで知られる作家さんですが、同時に多くの作品を抱える超多忙な方でもあります。
槍の勇者のやり直しといった本作のスピンオフ作品だけでなく、完全新作の連載や書籍化も並行して行っています。複数の世界観を同時に維持し、さらに設定の矛盾が出ないように調整を続けるのは、想像を絶する労力です。
アニメ監修という重責
アニメ『盾の勇者の成り上がり』は、2025年に第5期の制作決定が報じられるなど、世界的に人気の高いシリーズです。
これだけの大規模プロジェクトになると、原作者としての監修作業は膨大なものになります。シナリオのチェック、キャラクターデザインの監修、アフレコへの立ち会いなど、小説を書くための時間が削られていることも、新刊が遅れている一因と見て間違いないでしょう。
小説家になろう版と書籍版の完結状況の違い
ここで一度、混乱しやすい「WEB版(なろう版)」と「書籍版」の違いを整理しておきましょう。
実は、インターネット上で公開されている「小説家になろう」版の盾の勇者の成り上がりは、2015年の時点で本編が完結しています。その後、番外編も投稿されており、物語としての区切りは一度ついているのです。
一方、私たちが書店で購入する「書籍版(MFブックス)」は、前述の通り現在も継続中です。
- なろう版(WEB):すでに完結済み。ラストシーンや展開は比較的シンプル。
- 書籍版(小説):未完。新キャラや異世界の設定が深掘りされ、展開が複雑かつドラマチックになっている。
「続きが気になって夜も眠れない!」という方は、なろう版を読んで物語の大まかな流れを把握することもできます。ただし、書籍版はなろう版で不評だったポイントが大幅に改善されていたり、重要な伏線が追加されていたりするため、書籍23巻で描かれる内容は、なろう版とは全く別の「真の結末」になることが期待されています。
アニメや漫画版はどうなっている?
原作小説が止まっている間も、他のメディアは着実に物語を進めています。
コミカライズ版の進行
盾の勇者の成り上がり 漫画版は、藍屋球先生によって丁寧に描き続けられています。漫画版も書籍版のストーリーをベースにしているため、現在はまだストックがある状態ですが、いずれは小説22巻の内容に追いついてしまうでしょう。
漫画版は視覚的に分かりやすく、尚文たちの表情が豊かに描かれているため、小説の発売を待つ間の「おさらい」として最適です。
アニメ第4期・第5期の展望
アニメ版は、書籍版をベースにしながらも、テンポを重視した構成になっています。最新の発表では第5期の制作も決定しており、映像化のスピードは非常に速いです。
ファンが懸念しているのは「アニメが原作を追い越してしまうのではないか?」という点です。もし23巻の発売がさらに遅れるようであれば、かつての『鋼の錬金術師』や『ゲーム・オブ・スローンズ』のように、アニメが先行してオリジナルの結末を描く、という可能性もゼロではありません。
盾の勇者の成り上がりはいつ完結するのか?
多くの読者が抱いている「いつ完結するの?」という疑問。これに対する明確な答えは、残念ながら作者と編集部のみぞ知るところです。
しかし、物語の密度から推測すると、書籍版は決して23巻で終わるような規模ではありません。22巻での状況を整理すると、世界を揺るがす大きな謎や、波の根源に関する戦いは、これからが本番です。
少なくとも、あと5巻〜10巻程度のボリュームは必要になるのではないでしょうか。そう考えると、完結までにはまだ数年、刊行ペースを考えるとさらに長い年月がかかることが予想されます。
「待つのが辛い」という気持ちは痛いほど分かりますが、これだけの名作を最高の形で完結させようとする作者のこだわりを信じて待つのが、ファンの醍醐味かもしれません。
発売を待ちきれない時にチェックすべき作品
23巻を待つ間、盾の勇者の世界観をより深く楽しむための「周辺作品」を紹介します。これらを読むことで、本編の理解度がさらに高まります。
- 『槍の勇者のやり直し』槍の勇者のやり直しは、あの「槍の勇者」元康が主人公のスピンオフです。タイムループ能力を手に入れた元康が、尚文を救うために奮闘する(暴走する)物語で、本編では見られなかったIF展開や、裏側の設定が惜しみなく公開されています。
- 『盾の勇者の成り上がり アンソロジー』様々な作家さんが描く尚文たちの日常を楽しめます。シリアスな本編の合間に、ラフタリアやフィーロの可愛い姿を見て癒やされたい時におすすめです。
まとめ:盾の勇者の成り上がり小説は打ち切りではない!23巻を待つ楽しみ
改めて整理すると、盾の勇者の成り上がり小説は打ち切りになったわけではありません。
新刊が出ないのは、書籍版としてのクオリティを極限まで高め、WEB版を上回る感動を届けるための準備期間であると解釈するのが最も自然です。アニメ5期の制作という追い風もあり、プロジェクト自体は非常に活発に動いています。
22巻を読み返すと、尚文たちが歩んできた道のりの険しさと、そこから得た絆の強さを再確認できます。どん底から這い上がり、世界を守るために盾を掲げ続ける彼の物語が、どのような「真の結末」を迎えるのか。
今は、23巻の発売日決定の通知が届くその日まで、アニメや漫画、そして既刊をじっくりと楽しみながら待つことにしましょう。きっとアネコユサギ先生なら、私たちの予想を遥かに超える、最高の「成り上がり」を見せてくれるはずです。
以上、盾の勇者の成り上がり小説は打ち切り?23巻が出ない理由と完結の真相を徹底解説!でした。

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