「ジョジョの奇妙な冒険」を読んだことがある人なら、一度は鏡の前でポーズを真似してみたことがあるのではないでしょうか。あの独特すぎるポージング、通称「ジョジョ立ち」。ただ立っているだけなのに、どうしてあんなに圧倒的なオーラと「凄み」があるのか、不思議ですよね。
「ジョジョ立ちに挑戦してみたいけれど、どれが定番なのかわからない」「やってみたけれど、なんだか格好がつかない」そんな悩みを持つ初心者の方のために、今回はジョジョ立ちの極意を徹底解説します。
基本のポーズから、思わず誰かに教えたくなる芸術的な由来まで、これを読めばあなたも明日から「ジョジョ立ち」の達人になれるはずです。
そもそも「ジョジョ立ち」とは?その魅力と定義
ジョジョ立ちとは、荒木飛呂彦先生による大人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクターたちが見せる、独創的なポージングの総称です。
最大の特徴は、解剖学的にはありえないような体の捻りや、重力を無視したような重心の置き方にあります。一見すると「奇妙」ですが、そこには計算し尽くされた美しさが宿っています。
なぜファンはこれほどまでに魅了されるのでしょうか。それは、キャラクターの覚悟や精神性が、その一瞬のポーズに凝縮されているからです。静止画でありながら、まるで激しい戦闘の真っ只中にあるような躍動感。それこそがジョジョ立ちの真髄と言えるでしょう。
ジョジョ立ちのルーツは「イタリアの彫刻」と「ハイファッション」
ジョジョ立ちのあの美しさは、単なる思いつきから生まれたものではありません。作者の荒木先生は、イタリア旅行で目にしたミケランジェロやベルニーニといったルネッサンス期の彫刻に強い影響を受けています。
彫刻作品における「コントラポスト」と呼ばれる、片足に体重をかけて体の軸をS字状に捻る技法。これがジョジョ立ちの基礎になっています。さらに、1980年代から90年代の『VOGUE』や『ELLE』といった海外ファッション誌のモデルたちのポージングも大きなインスピレーション源です。
芸術とファッションが融合したからこそ、あのような唯一無二のスタイルが誕生したのです。
【初級編】誰でも今すぐできる!定番のジョジョ立ち3選
まずは、初心者でも比較的挑戦しやすい定番のポーズから見ていきましょう。
- 第3部:空条承太郎の「指差しポーズ」
- ジョジョ立ちの中で最も有名と言っても過言ではないポーズです。
- やり方:片方の手で帽子のつばを深く下げ、もう片方の手で力強く相手を指差します。このとき、単に指を出すのではなく、腰をグッと前に突き出し、背中を少し反らせるのがポイントです。「やれやれだぜ」という声が聞こえてきそうな不敵な笑みを浮かべれば完璧です。
- 第1部:ジョナサン・ジョースターの「顔隠しポーズ」
- 初期のジョジョを象徴する、非常にエレガントなポーズです。
- やり方:手のひらを顔の前にかざし、指の間から片目だけを覗かせます。もう片方の手は腰に添え、背筋をピンと伸ばしましょう。紳士的な気品と、内に秘めた闘志を表現するのがコツです。
- 第5部:ジョルノ・ジョバァーナの「襟掴みポーズ」
- 第5部の主人公、ジョルノの覚悟が伝わる美しいポーズです。
- やり方:片方の手で胸元の襟(あるいは服のボタン付近)を強く掴みます。もう片方の手は腰に。足はクロスさせ、視線は真っ直ぐ前を見据えます。黄金のような意志を感じさせる表情を意識してください。
【中級・上級編】肉体の限界に挑む!高難度ポーズ
基本をマスターしたら、次は少し難易度の高いポーズに挑戦してみましょう。ただし、無理をすると関節を痛める可能性があるため、ストレッチをしっかり行ってから挑んでください。
- 第4部:東方仗助の「腰ひねりポーズ」
- 第4部の主人公、仗助が見せるモデルのようなポージングです。
- やり方:足を肩幅より広く開き、極端に片方の腰を横に突き出します。上半身は腰の動きと逆方向に捻り、手は顔の近くでしなやかな形を作ります。リーゼントを崩さないよう、優雅に立ちましょう。
- 第1部:ディオ・ブランドーの「WRYYYYYポーズ」
- 吸血鬼となったディオの狂気を感じさせるポーズです。
- やり方:両足を大きく前後に開き、上半身をこれ以上ないというほど後ろへのけ反らせます。両手は爪を立てるようにして頭の後ろへ。顎を空に向けて突き出し、心の底から「無駄無駄!」と叫ぶような表情を作れば、あなたも立派な人間超越者です。
- 第3部:ジャン=ピエール・ポルナレフの「斜め立ち」
- ジョジョ立ちの中でも屈指の難易度を誇ります。
- やり方:足を揃えて立ち、体全体を45度ほど横に傾けます。物理的には支えがないと倒れてしまう角度ですが、これを自力で(あるいは写真の撮り方で)再現するのがファンのこだわりです。
ジョジョ立ちをカッコよく見せる3つの秘訣
ただポーズを真似するだけでは、どこか「惜しい」仕上がりになりがちです。より本物に近づけるためのテクニックをご紹介します。
- 「捻り」と「突き出し」を強調するジョジョ立ちの基本は「対比」です。肩を上げたら腰は下げる、顔を右に向けたら体は左に捻る。この「逆方向の力」を意識することで、画面から飛び出してくるような立体感が生まれます。
- 表情までキャラクターになりきるポーズと同じくらい重要なのが「目力」です。ジョジョのキャラクターたちは、常に「覚悟」を決めた目をしています。鏡を見て、自分の顔の角度が一番鋭く見えるポイントを探してみましょう。
- カメラアングルを工夫するSNSなどで写真を撮る際は、カメラを地面に近い位置に置く「ローアングル」がおすすめです。下から見上げるように撮ることで、足が長く見え、キャラクター特有の威圧感やカリスマ性を演出できます。
撮影や練習に役立つアイテム選び
ジョジョ立ちの練習や、コスプレをしての撮影には、動きやすい服装や、作品の世界観を補完するアイテムがあるとより楽しめます。
例えば、練習中の足元の安定感を高めるなら、フィット感の良いスニーカーを選びましょう。asics スニーカーのようなホールド力の高いシューズは、複雑な重心移動を支えてくれます。
また、自分のポーズを客観的にチェックするためには、スマートフォンを固定できる三脚が必須です。スマホ三脚があれば、セルフタイマーを使って一人でも理想のアングルで撮影が可能です。
さらに、原作の鮮やかな色彩を研究するなら、高精細なディスプレイを備えたデバイスで電子書籍を読むのも良いでしょう。ipadなら、ページを拡大して指先の細かな角度まで確認できます。
楽しむことが最大の「黄金の精神」
ジョジョ立ちに正解はありません。もちろん原作を忠実に再現するのも素晴らしいですが、自分なりにアレンジを加えて、そのキャラクターらしさを表現することも楽しみの一つです。
イベントで仲間と一緒にポーズを決めたり、旅行先でジョジョゆかりのポーズを撮ってみたり。ジョジョ立ちは、作品への愛を表現するための最高のコミュニケーションツールでもあります。
最初は体が硬くてうまく決まらないかもしれませんが、毎日少しずつ「捻り」を加える練習をしていれば、いつの間にか自分でも驚くような美しいポーズが取れるようになるはずです。
まとめ:ジョジョ立ちのやり方完全ガイド!初心者向けの人気ポーズから元ネタの由来まで解説
ここまで、ジョジョ立ちの基本から応用、そしてその深い歴史背景について解説してきました。
ジョジョ立ちとは、単なる漫画の模倣ではなく、ルネッサンス美術やファッションの美学が詰まった、まさに「肉体の芸術」です。初心者の皆さんは、まずは空条承太郎やジョナサンといった馴染み深いキャラクターのポーズから始めてみてください。
大切なのは、恥ずかしさを捨てて、そのキャラクターの「覚悟」を自分の体に宿すことです。腰を入れ、視線を鋭く定め、自分の中に眠る「スタンド」を呼び起こすような気持ちで立ってみましょう。
この記事が、あなたのジョジョライフをより刺激的で楽しいものにするきっかけになれば幸いです。さあ、今すぐ鏡の前で、あなただけの「奇妙な冒険」を始めてみませんか?

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