「うろ覚えで振り返る承太郎の奇妙な冒険」——通称「うろジョジョ」。
2000年代後半からニコニコ動画を沸かせ、ジョジョファンならずともそのシュールな世界観に中毒者が続出した伝説の二次創作シリーズです。あれから15年以上が経過した今、ふと「あの作者さんは今、どうしているんだろう?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
ネット上では「死亡説」や「引退説」といった物騒な噂が流れることもありますが、実際のところはどうなのか。今回は、うろジョジョ作者であるvanila.iceさんの正体や現在の活動状況、そして気になる噂の真相について徹底的に調査しました。
かつて熱狂したあなたも、最近知ったというあなたも、ぜひ最後までお付き合いください。
うろジョジョ作者「vanila.ice」とは?読み方と活動の原点
まず、この伝説的なシリーズを生み出した作者についておさらいしておきましょう。
作者のハンドルネームは「vanila.ice」。読み方はそのまま「バニラ・アイス」です。原作である『ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場する強敵、ヴァニラ・アイスから取られているのは言うまでもありません。ファンの間では「バニラさん」「ヴァニラさん」という愛称で親しまれています。
vanila.iceさんが活動を開始したのは、2008年1月のこと。最初の投稿は、ジョジョ第4部の単行本を朗読するという、今思えば非常にシンプルなスタイルでした。
しかし、その後に投稿された「うろ覚えで振り返る」シリーズで、その才能が爆発します。マウスで描かれた独特すぎる(あえての下手ウマな)作画、一人で何役もこなす個性的な声真似、そして原作への深いリスペクトがありつつも、あまりに「うろ覚え」すぎる自由なストーリー展開。
この絶妙なバランスが、当時のニコニコ動画のユーザーにぶっ刺さったのです。特に、マウスで描かれた承太郎がなぜか「やれやれだぜ」ではなく「やれやれだ……」と力なく呟くシーンや、原作にはない独自のパワーワードが次々と生まれる様は、まさに一つのジャンルを確立したと言っても過言ではありません。
衝撃の「死亡説」は本当?噂が流れた理由と真実
ネットで「うろジョジョ 作者」と検索すると、なぜか検索候補に「死亡」という不穏な言葉が出てくることがあります。これを見て驚き、悲しんだファンも少なくないはずです。
しかし、結論からお伝えします。vanila.iceさんの死亡説は、根も葉もない「デマ」です。
では、なぜこのような噂がこれほどまでに広まってしまったのでしょうか。それには、いくつかの要因が重なっています。
第一に、vanila.iceさんの制作スタイルが非常に「マイペース」であることが挙げられます。うろジョジョは作画から音声、動画編集まで全て一人で行っているため、一本の動画が完成するまでに数ヶ月、時には数年単位の時間がかかります。この長い沈黙期間中に、「これほど更新がないのは、もしや……」と心配する声が拡大し、それがいつの間にか「死亡説」という形に変換されてしまったようです。
第二に、ニコニコ動画出身の有名なクリエイターやネット著名人が亡くなったニュースと、情報が混同されてしまった可能性も指摘されています。
実際には、vanila.iceさんは2024年以降も不定期ながら活動を続けています。SNSや動画の更新を通じて生存はしっかりと確認されており、単に「ものすごくじっくり時間をかけて、自分のペースでモノづくりをしているだけ」というのが真実です。
ファンとしては、新作を待ちわびるあまり不安になる気持ちもわかりますが、バニラさんは今日もどこかでマウスを握っているはず。安心して活動を見守りましょう。
現在の活動場所は?YouTubeとニコニコ動画の使い分け
「うろジョジョ」といえばニコニコ動画のイメージが強いですが、現在の主戦場はどこなのでしょうか。
実は、vanila.iceさんはYouTubeにも公式チャンネルを開設しています。現在は、過去のニコニコ動画時代の名作をHD画質に再編集した「リマスター版」の投稿や、新しいシリーズの更新などを行っています。
もし、あなたがYouTubeで「うろジョジョ」を検索して、複数のチャンネルが出てきて困っているなら、必ず「vanila.ice」本人のチャンネル(チャンネル登録者数や投稿動画の内容で判断可能)を確認するようにしてください。残念ながら、無断転載によるコピー動画も多く出回っています。作者本人を応援したいのであれば、公式チャンネルの再生数を回すのが一番の支援になります。
また、ニコニコ動画の方も閉鎖されたわけではありません。かつてのコメントが流れる中での一体感を楽しみたい方は、今でもニコニコ動画のマイリストから「検診(生存確認)」を兼ねて視聴を続けています。
最近では、第3部を完結させた後、なんと「第5部」のうろ覚えシリーズにも着手しており、その進化し続ける(あるいは退化しているようでいて高度になっている)作画と演出に、古参ファンからは「まだ現役でいてくれて嬉しい」という感動の声が上がっています。
マウス絵の進化と衰えないギャグセンスの魅力
vanila.iceさんの作品を語る上で欠かせないのが、その独特な表現手法です。
初期の作品を液晶タブレットも持たずに「マウス一本」で描き切っていたというエピソードは、今聞いても驚愕に値します。ガタガタの線でありながら、不思議とキャラクターの躍動感や表情の豊かさが伝わってくるのは、バニラさんの演出力が並外れている証拠でしょう。
また、長年活動を続けていることで、実は作画技術が「うろ覚え」というコンセプトを壊さない程度に、絶妙に向上しているのも見どころの一つです。第3部の最終回付近の演出などは、もはや素人の二次創作の域を超えた、一種の芸術的な熱量すら感じさせます。
そして、何よりも素晴らしいのがそのギャグセンスです。
原作の名シーンを絶妙に改変し、「なぜそうなる?」というツッコミを入れずにはいられない展開。しかし、締めるところはしっかり原作リスペクトを持って熱く締める。この構成力の高さが、10年以上経っても風化しない魅力の源泉です。
作業のお供として動画を流し見するなら、音質の良いワイヤレスイヤホンなどで、バニラさん一人多役の熱演を聴き比べるのも面白いかもしれません。
作者のSNSや今後の動向に注目
vanila.iceさんの最新情報を知るための最も確実な方法は、本人のX(旧Twitter)アカウントをチェックすることです。
とはいえ、バニラさんは決して「つぶやき魔」ではありません。日常の些細なことを投稿するタイプではなく、進捗報告や大きな節目での発信がメインです。そのため、フォローしていてもタイムラインに流れてこない時期があるかもしれませんが、それもまた「バニラさんらしい」と言えます。
今後の展開としては、現在進行中のプロジェクトが完結するのを待つのみです。うろジョジョシリーズは、もはや一つの完結した作品群として、ネット文化の歴史に刻まれています。
もし、これから新しく「うろジョジョ」を見始めるという方がいれば、まずはニコニコ動画の第1話から、その歴史を追体験してみることをおすすめします。画質が荒く、音声も少し割れている初期の動画には、当時のネットコミュニティが持っていた特有の熱気が詰まっています。
じっくり腰を据えて視聴するなら、目に優しいブルーライトカットメガネを用意して、一気見に備えるのも良いでしょう。
うろジョジョ作者の現在は?読み方や死亡説の真相、ニコニコ・YouTubeの活動まとめ
ここまで、うろジョジョの作者であるvanila.ice(バニラ・アイス)さんの現在について詳しく解説してきました。
今回の内容を振り返ると、以下の通りです。
- 作者名は「vanila.ice」。読み方はバニラ・アイス。
- 巷で噂される「死亡説」は完全なデマであり、現在も存命。
- 更新頻度が低いために心配されていたが、現在はYouTubeとニコニコ動画でマイペースに活動中。
- YouTubeには本人の公式チャンネルがあり、HD版や新作を投稿している。
- マウス絵と一人多役のスタイルは今も健在で、第5部の制作など新たな挑戦も。
ネット上の情報が氾濫する中で、お気に入りのクリエイターの安否が気になるのはファンとして当然の心理です。しかし、vanila.iceさんのように「静かに、着実に制作を続ける」スタイルの方もいます。
もし今度、SNSなどで「あの作者さんって亡くなったの?」という投稿を見かけたら、そっとこの記事の内容を思い出して、「元気に新作を作っているみたいだよ」と教えてあげてください。
伝説のうろ覚えシリーズは、今もなお終わりなき旅の途中にあります。次に投稿される一本が、また私たちを爆笑の渦に巻き込んでくれることを信じて、公式チャンネルの通知をオンにして待ちましょう。
「うろジョジョ作者の現在は?読み方や死亡説の真相、ニコニコ・YouTubeの活動まとめ」をお読みいただき、ありがとうございました。あなたのネットライフが、これからも素晴らしい創作物で彩られることを願っています。

コメント