ジョジョ12巻のあらすじ・ネタバレ!第2部完結と究極生物の末路を解説

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『ジョジョの奇妙な冒険』という長い歴史を持つ物語の中でも、もっとも手に汗握るテンションで駆け抜けるのが、この第12巻ではないでしょうか。

1部から続く「石仮面」の因縁、そして「波紋」という命のエネルギーを武器に戦ってきた物語が、ついにひとつの頂点に達します。今回は、ジョジョ12巻の内容を余すことなく振り返りつつ、その圧倒的なカタルシスについて語り尽くしたいと思います。

ついに誕生した「究極生物」という絶望

ジョジョ12巻の幕開けは、まさに絶望そのものです。ワムウを倒し、残るはリーダーのカーズのみ。しかし、狡猾なカーズは正々堂々とした決闘を拒み、リサリサを傷つけ、ついに求めていた「エイジャの赤石」を手に入れてしまいます。

ドイツ軍の紫外線照射装置が、皮肉にもカーズの石仮面を起動させるスイッチとなってしまった瞬間。そこに現れたのは、もはや吸血鬼でも「柱の男」でもない、地球上のあらゆる生物の能力を兼ね備えた「究極生物(アルティミット・シィング)」でした。

太陽の光を克服し、驚異的な再生能力を持ち、さらには波紋までも使いこなす。この「勝てるわけがない」と思わせる圧倒的な強さの設定こそが、荒木飛呂彦先生の描くバトルの醍醐味ですよね。

ジョセフ・ジョースター最大の賭けと「逃走」

最強の存在となったカーズを前に、我らがジョセフはどう動いたか。ここで「逃げるんだよォォォーッ!」というジョセフの代名詞とも言える名セリフが、最高の意味を持って響きます。

単なる逃亡ではなく、勝利のための戦略的撤退。ジョセフはシュトロハイムの協力も得て、飛行機を駆使してカーズを火口へと誘い込みます。このあたりのスピード感溢れる展開は、コミックスのページをめくる手が止まらなくなるほどです。

地球そのもののエネルギーである「火山の噴火」を利用するというスケールの大きな作戦。しかし、究極生物であるカーズはそれすらも克服しようとします。ジョセフが絶体絶命の瞬間、無意識に突き出した「エイジャの赤石」が、噴火のエネルギーを一点に集中させました。

語り継がれる伝説の結末「考えるのをやめた」

ジョセフの左腕を犠牲にしつつ、カーズは大気圏外へと弾き飛ばされます。宇宙空間に出たカーズは、体を氷に覆われ、二度と地球へ戻ることはできなくなりました。

ここで登場する「カーズは、死にたいと思っても死ねないので、そのうち考えるのをやめた」というナレーション。これは漫画史に残る屈指の名フレーズです。倒すことのできない「不死身の敵」に対し、「追放」という形で決着をつける。この鮮やかなロジックこそが、第2部の完成度を決定づけました。

ジョジョの奇妙な冒険 12巻を手に取ると、このクライマックスの迫力がページから溢れ出しているのを感じるはずです。

悲しみを乗り越えた先にある「生存」というサプライズ

戦いの後、スピードワゴンやエリナ、そして観覧に来ていた人々はジョセフが死んだと思い込み、彼の葬式を執り行います。しかし、そこへひょっこり現れるのがジョセフという男です。

実は生き延びていて、結婚までしていたというオチ。1部のジョナサン・ジョースターが迎えた悲劇的な最期とは対照的に、2部はどこまでも明るく、希望に満ちたエンディングを迎えました。リサリサが実は母親であったという衝撃の事実も明かされ、家族の物語としての深みも増しています。

この「生」への執着と明るさこそが、ジョセフという主人公が時代を超えて愛される理由かもしれません。

第3部「スターダストクルセイダース」への衝撃的なバトンタッチ

12巻の後半では、物語の舞台は一気に数十年後の日本へと飛びます。ここに収録されている第113話「悪霊にとりつかれた男」は、全ジョジョファンにとって忘れられないエピソードです。

留置所に閉じこもる、17歳の空条承太郎。彼は自分に取り付いた謎の力を「悪霊」と呼び、世間との接触を断とうとしていました。そこへ、年老いたジョセフ・ジョースターがニューヨークから駆けつけます。

ここで「波紋」に代わる新しい概念「スタンド(幽波紋)」が登場します。波紋を極めた究極生物との戦いを描ききった直後に、まったく新しいバトルシステムを提示する。この驚異的な転換期をリアルタイムで目撃できるのが、12巻の隠れた魅力です。

ジョジョの歴史を変えた一冊の重み

12巻を読み終えたとき、読者はひとつの長い旅が終わった満足感と、新しい冒険へのワクワク感の両方を味わうことになります。

第2部「戦闘潮流」は、ジョセフという軽妙なキャラクターが、知略とハッタリ、そしてほんの少しの幸運で強敵を出し抜く面白さが詰まっていました。その集大成がこの巻に凝縮されています。また、承太郎の登場により、物語はよりスタイリッシュで複雑な能力バトルへと進化していきます。

ジョジョの奇妙な冒険 単行本を揃えようと考えている方にとって、この12巻は絶対に飛ばしてはならない「伝説の目撃」とも言える一冊です。

究極生物とスタンドの不思議な関係

少し深掘りしてみると、12巻でカーズが「あらゆる生物の頂点」に立ったことで、波紋という「生物のエネルギー」による物語はひとつの限界を迎えました。だからこそ、荒木先生は精神のエネルギーを具現化する「スタンド」という発明に至ったと言われています。

もしカーズがスタンド使いと戦ったら……。そんな想像を膨らませるのも、ジョジョファンの楽しみの一つですよね。12巻に描かれたカーズの驚異的なスペックは、後のスタンドバトルにおいても決して色褪せない「絶対的な強さ」として君臨しています。

まとめ:ジョジョ12巻のあらすじ・ネタバレ!第2部完結と究極生物の末路を解説

ここまで振り返ってきたように、12巻は第2部の完結と第3部の開幕を同時に楽しめる、贅沢極まりないボリュームとなっています。

カーズという強大な敵に対し、自分の死すらも「葬式への乱入」というジョークに変えてしまうジョセフ・ジョースターの生き様。そして、冷徹な強さを見せながら宇宙の塵となったカーズの末路。これらすべてが、黄金の精神として語り継がれていくのです。

物語の結末を知った上で読み返すと、随所に散りばめられた伏線や、ジョセフの機転の鋭さに改めて驚かされます。12巻を読めば、あなたもきっと「ジョジョの奇妙な冒険」という作品の底知れない魅力に、改めて取り憑かれることになるでしょう。

これからジョジョを読み始める方も、久しぶりに読み返したい方も、この12巻が持つ爆発的なエネルギーをぜひ体感してみてください。伝説はここからまた、承太郎へと引き継がれていくのですから。

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