『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでいると、ふとしたシーンでキャラクターがグラスを傾けていたり、スタンド名の由来にニヤリとしたりすることはありませんか?
荒木飛呂彦先生の描く世界は、ファッションや洋楽だけでなく「お酒」へのこだわりも超スゴイ級です。物語の緊迫感を演出する小道具として、あるいはキャラクターのルーツを示す象徴として、数多くの銘柄が登場します。
今回は、第1部から最新の第9部まで、作中を彩るお酒の元ネタや実在の銘柄、さらにはファンなら一度は飲んでみたい公式コラボ商品まで徹底的に解説します。この記事を読めば、次にジョジョを読むとき、作中の乾杯シーンがもっと味わい深くなるはずです。
第1部・第2部にみる「男の美学」とお酒のルーツ
物語の始まりである第1部・第2部では、19世紀の英国や激動の欧州を舞台に、渋いお酒の描写が目立ちます。
まず外せないのが、ジョースター家の宿敵でありカリスマであるディオ・ブランドーです。彼が人間をやめる前、父ダリオの看病をしながら飲んでいた安酒の描写は、彼のハングリー精神を象徴していました。しかし、吸血鬼となり君臨してからは、最高級のワインを嗜む姿が描かれます。ウィル・A・ツェペリ男爵が波紋の修行で使ったワインも、イタリアの豊かな食文化を感じさせますね。
また、スピードワゴンの名の由来はバンドですが、彼が劇中で見せるハードボイルドな立ち振る舞いは、どこか熟成されたバーボンのような深みがあります。バーボン ウイスキーの香りを楽しみながら、1部の熱い師弟愛を読み返すのも一興です。
第2部では、ジョセフ・ジョースターがニューヨークのバーでコーラを噴き出すシーンが有名ですが、シュトロハイムやリサリサといった大人のキャラクターたちの背後には、常に当時の欧州を象徴する酒文化が漂っています。
スタンド名の由来にも?第3部・第4部で描かれる日常と非日常
第3部『スターダストクルセイダース』になると、旅の途中で立ち寄る世界各国のバーやレストランでお酒が登場します。
主人公・空条承太郎は、連載当時は高校生でしたが、物語の冒頭で留置所にいた際、スタンド能力を使って様々なものを取り寄せていました。その中にはちゃっかりジャックダニエルのようなウイスキーも混ざっていました。未成年という設定ながら、彼の大人びた精神性を表現する演出として印象的です。
第4部『ダイヤモンドは砕けない』では、杜王町という日常の中に潜むお酒の描写が光ります。
特に有名なのは、イタリア料理人トニオ・トラサルディーの店「トラサルディー」です。ここでは料理に合わせたワインが提供されますが、荒木先生のグルメへの造詣の深さが伺えます。また、漫画家・岸辺露伴が自宅で嗜むワインや、吉良吉影が静かな生活の中で選ぶ銘柄など、キャラクターの「こだわり」がお酒のチョイスに反映されています。
赤ワイン イタリアを片手に、トニオさんの料理を想像しながら読む第4部は、まさに至福のひとときと言えるでしょう。
第5部「黄金の風」とイタリアン・リカーの深い関係
ジョジョファンにとって、お酒と最も縁が深いのは第5部ではないでしょうか。イタリアを舞台にしたこの章では、登場人物たちの名前自体がお酒や料理に関連しています。
暗殺チームのリーダー、リゾット・ネエロやプロシュート兄貴などは有名ですが、彼らが作中のレストランで囲んでいるテーブルには、必ずと言っていいほどワインが置かれています。イタリアの食卓には欠かせないキャンティ ワインのような、フィアスコ(藁編み瓶)に入った赤ワインの描写は、パッショーネのメンバーたちの絆をより色濃く演出しています。
また、アバッキオがジョルノに仕掛けた「アバ茶」のシーンはあまりにも有名ですが、本来アバッキオ(ラム肉)料理に合うのは、しっかりとしたボディの赤ワインや、食後を締めくくるグラッパです。
第5部を読み進める際は、イタリアのお酒の知識を少し持っておくだけで、ブチャラティチームの会話の端々に隠された「粋」な演出に気づくことができます。
第6部から第9部へ、受け継がれる「黄金の精神」と銘酒
物語がさらに進み、第6部『ストーンオーシャン』や第7部『スティール・ボール・ラン』でも、お酒は物語のアクセントとして機能します。
19世紀のアメリカ横断レースを描いた第7部では、マウンテン・ティムがバーボンを嗜むシーンなど、西部の男たちの乾杯が描かれます。荒野のキャンプでジャイロとジョニィがコーヒーだけでなく、時には厳しい寒さを凌ぐためにお酒を口にする様子は、サバイバルの中にある人間味を感じさせます。
そして第8部『ジョジョリオン』、最新作の第9部『The JOJOLands』。現代を舞台にしたこれらの作品では、より洗練されたアルコール文化が登場します。ハワイを舞台にした第9部では、トロピカルなカクテルや現地のビールなどが、今後の物語を彩る重要なアイテムになるかもしれません。
これら歴代の物語を振り返るとき、手元にウイスキー グラスがあれば、より一層没入感が高まること間違いなしです。
聖地巡礼と公式コラボ!ファンが楽しむ「ジョジョ飲み」
ジョジョの世界観をお酒で楽しむ方法は、読書だけではありません。ファンによるファンのための「コンセプトバー」が全国に存在します。
中野や新宿、大阪などにあるジョジョをコンセプトにしたバーでは、キャラクターやスタンドをイメージしたオリジナルカクテルが楽しめます。例えば「スタープラチナ」という名のカクテルなら、紫色のリキュールをベースにした力強い味わいだったりと、店主の解釈が光る一杯に出会えます。
さらに、公式からも魅力的なコラボ商品が発売されています。
特に注目なのが、サッポロビールの「ヱビスビール」とのコラボレーションです。2025年から2026年にかけて展開されているこのプロジェクトでは、荒木飛呂彦先生描き下ろしのデザイン缶が登場しています。
また、過去には福井県の有名酒造「黒龍」とのコラボ日本酒も発売されました。漆黒のボトルに描かれた美麗なイラストは、空き瓶ですら家宝にする価値がある逸品です。これらのお酒は人気が高く、日本酒 限定品として市場に出るとすぐに完売してしまうことも珍しくありません。
自宅でジョジョを語り合いながら飲むなら、おつまみにもこだわりたいところ。トニオさんのカプレーゼを再現して、お気に入りのオリーブオイル エキストラバージンをたっぷりかけるだけで、そこはもう杜王町です。
ジョジョに登場するお酒の元ネタ・銘柄一覧!ファン必見の聖地やコラボ商品も解説:まとめ
いかがでしたでしょうか。ジョジョの奇妙な冒険という壮大なサーガにおいて、お酒は単なる飲料を超え、キャラクターの魂や物語の背景を映し出す鏡のような役割を果たしています。
第1部の英国貴族的な気品から、第5部のイタリアン・マフィアの結束、そして現代の洗練された文化まで。荒木飛呂彦先生が作品に込めた「お酒への愛」を知ることで、ページをめくる指にもより力が入るはずです。
もしあなたがこれからジョジョの世界に浸ろうと思っているなら、あるいは何度目かの再読を考えているなら、ぜひ一瓶のお酒を用意してみてください。お気に入りのビール ギフトセットを冷やしておくのもいいですね。
ジョジョの物語を肴に飲む一杯は、きっとあなたの人生に「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!」な感動を与えてくれるでしょう。それでは、黄金の精神に乾杯!
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