「ジョジョって面白いらしいけど、巻数が多すぎてどこから手をつければいいの?」
「絵の圧が強くて、自分に合うか不安……」
そんな悩み、実はジョジョファンなら誰もが一度は通った道です。1987年の連載開始から30年以上。今や世界中に熱狂的なファンを持つ「ジョジョの奇妙な冒険」ですが、その圧倒的なボリュームゆえに、初心者の方には少し敷居が高く感じられるかもしれません。
でも、安心してください。ジョジョは「部」ごとに主人公も舞台もガラッと変わるため、実はどこから入っても楽しめる懐の深さがあります。
この記事では、ジョジョ未経験の方が迷わず冒険を始められるよう、おすすめの視聴順や各部の見どころを、ファンの視点から分かりやすく紐解いていきます。
なぜ今「ジョジョの奇妙な冒険」がこれほどまでに愛されるのか
そもそもジョジョとはどんな物語なのか。一言で表すなら、それは数世代にわたるジョースター一族と、宿敵ディオ・ブランドーから始まる数奇な運命を描いた「人間讃歌」の物語です。
作者の荒木飛呂彦先生が一貫して描いているのは、神や超能力そのものの力ではなく、困難に直面した時に人間が見せる「知恵」と「勇気」。どんなに追い詰められても諦めないキャラクターたちの精神的成長が、読者の心を熱くさせます。
また、イタリアの彫刻やファッション誌を彷彿とさせる独特のポージング(通称:ジョジョ立ち)や、ビビッドな色使い、そして「ゴゴゴ」「メメタァ」といった独創的な擬音。これらすべてが合わさって、唯一無二の「ジョジョ・ワールド」を作り上げています。
現代のバトル漫画で当たり前となっている「能力バトル」の概念も、実はジョジョの第3部から始まったと言っても過言ではありません。後世の作品に多大な影響を与えた伝説的な作品なのです。
迷ったらこれ!初心者におすすめの視聴・読書ルート
ジョジョをこれから楽しむなら、自分のライフスタイルや好みに合わせてルートを選ぶのが正解です。代表的な3つのパターンを紹介します。
王道の「第1部から時系列順」ルート
一番の推奨は、やはり第1部から順番に追っていくルートです。物語のすべての源流であるジョナサン・ジョースターとディオの出会いから見ることで、後の部で描かれる「血の宿命」の重みが何倍にも膨れ上がります。
伏線をしっかり回収したい、物語の背景を完璧に理解したいという方は、ジョジョの奇妙な冒険 第1部からスタートしましょう。
圧倒的人気の「第3部から」ルート
「1部・2部は少し古い感じがする」という方や、とにかく有名なスタンドバトルが見たい方は、第3部から入るのもアリです。主人公の空条承太郎はシリーズ屈指の人気キャラであり、ここから見始めても大まかな設定は理解できるよう工夫されています。
まずはジョジョの奇妙な冒険 第3部でジョジョの熱量を体感し、ハマってから過去の話を補完するというスタイルも、今の時代には合っているかもしれません。
現代的で入りやすい「第4部・第5部」ルート
絵柄の好みを優先するなら、アニメーションが非常に洗練されている第4部や第5部から見るのも手です。第4部は日本の町を舞台にしたサスペンス、第5部はイタリアのギャングたちの群像劇となっており、それぞれ独立した面白さがあります。
各部の特徴と見どころをチェック
ジョジョは部ごとにジャンルが変わると言ってもいいほど、個性がハッキリしています。
第1部:ファントムブラッド(19世紀英国)
19世紀のイギリスを舞台に、紳士を目指す正義漢ジョナサンと、野望のために吸血鬼となったディオの対決を描きます。格闘と呼吸法を用いた「波紋」がバトルの鍵。クラシックなホラーと熱血ドラマが融合した、すべての始まりの物語です。
第2部:戦闘潮流(1930年代)
ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公。とにかくお調子者で頭の回転が速いジョセフが、強大な「柱の男」たちをハッタリと奇策で翻弄する姿は爽快そのもの。シーザーとの熱い師弟愛や友情も見逃せません。
第3部:スターダストクルセイダース(1980年代)
シリーズの代名詞「スタンド(精神エネルギーの具現化)」が登場。承太郎たちが祖父ジョセフと共に、復活したDIOを倒すためエジプトを目指すロードムービーです。個性豊かな敵スタンド使いとの頭脳戦は、後のバトル漫画の教科書となりました。
第4部:ダイヤモンドは砕けない(1990年代・日本)
日本のM県S市杜王町を舞台に、ジョセフの隠し子である東方仗助が、町に潜む不気味な殺人鬼に立ち向かいます。日常の中に潜む恐怖や、スタンド使い同士の奇妙な交流など、どこか親しみやすくもスリリングな展開が魅力です。
第5部:黄金の風(2000年代初頭・イタリア)
DIOの息子でありながらジョースターの心を持つジョルノ・ジョバァーナが主人公。イタリアを舞台に、ギャング組織の頂点を目指す若者たちの「覚悟」が描かれます。洗練されたファッションと、命をかけた極限のバトルはシリーズ屈指の完成度です。
第6部:ストーンオーシャン(2011年・アメリカ)
シリーズ初の女性主人公、空条徐倫が主役。無実の罪で投獄された刑務所から脱獄を目指す物語です。父・承太郎との絆や、DIOの遺志を継ぐ強敵との戦いは、これまでのジョジョの歴史を総括するような壮大な結末へと向かいます。
絵柄が苦手?「食わず嫌い」を克服するコツ
ジョジョを敬遠する理由として最も多いのが「絵が濃すぎる」というもの。確かに、筋肉隆々のキャラクターや独特の顔立ちは、現代の繊細な絵柄に慣れていると驚くかもしれません。
しかし、不思議なことに、数話読み進めたりアニメを視聴したりしているうちに、「この絵じゃないと物足りない!」と感じるようになります。それは、荒木先生の画力が圧倒的であり、キャラクターの感情の動きがその力強い線に凝縮されているからです。
まずはアニメ版をFire TV Stickなどで気軽につまみ食いしてみるのがおすすめ。アニメは原作の持ち味を活かしつつ、色彩や演出が現代風に洗練されているため、抵抗なく入りやすいはずです。
2026年、ジョジョの世界はさらに加速する
現在、ジョジョのアニメシリーズは第6部まで完結し、原作漫画は第9部『ジョジョランズ』が連載されています。さらに、ファンが待ち望んでいる第7部『スティール・ボール・ラン』のアニメ化への期待も高まっており、ジョジョの勢いは留まるところを知りません。
第7部はパラレルワールド的な側面もあり、19世紀のアメリカを舞台に馬で大陸を横断する「究極の人間ドラマ」として評価が非常に高い作品です。今から過去作を追いかけておけば、最新のアニメ化プロジェクトもリアルタイムで最高に楽しめるでしょう。
ジョジョを最大限に楽しむためのヒント
ジョジョは単なるバトル漫画ではなく、人生に役立つ哲学が詰まった作品でもあります。
- セリフの裏を読み取る:ジョジョには「名言」が非常に多いです。キャラクターがなぜその言葉を吐いたのか、その背後にある「覚悟」を感じ取ってみてください。
- 音楽と一緒に楽しむ:各キャラクターの名前やスタンド名の多くは、実在する洋楽のアーティストや曲名から取られています。興味があれば、元ネタの音楽を聴きながらワイヤレスイヤホンで浸ってみるのも、ジョジョの粋な楽しみ方です。
- 「ジョジョ立ち」の美学を知る:単なる奇妙なポーズではなく、人体がいかに美しく見えるかを追求した結果のポージングです。ファッションや芸術の視点で眺めてみると、新たな発見があるはずです。
ジョジョの奇妙な冒険はどこから見る?初心者におすすめの順番や各部の魅力を徹底解説まとめ
ジョジョの奇妙な冒険という作品は、一度扉を開ければ、二度と戻ってこれないほど魅力的な迷宮です。
最初は戸惑うこともあるかもしれませんが、まずは第1部、あるいは第3部から、少しだけ勇気を出してその世界に足を踏み入れてみてください。そこには、どんな逆境でも折れない心を持つキャラクターたちが待っています。
物語を読み終える頃には、あなたの日常も、少しだけ「奇妙」で「黄金のような」輝きを帯びて見えるようになっているかもしれません。
さあ、あなたもジョースター一族の血の運命に飛び込んでみませんか?
次にできること:
まずは、お手持ちのスマートフォンやタブレットにKindleアプリを入れて、第1部の第1話をチェックすることから始めてみましょう!

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