ジョジョのアナスイが女から男へ?性別変更の真相と荒木先生の意図を徹底解説!

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『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』を読んでいるとき、誰もが一度は二度見してしまうシーンがありますよね。そう、あのナルシソ・アナスイの初登場シーンです。

「あれ? アナスイって最初は女の子じゃなかったっけ……?」

そんな違和感を抱いたまま物語を読み進めた方も多いはず。実は、アナスイの性別が物語の途中で変わったように見える現象は、ジョジョファンの間でも長年語り継がれる「最大の謎」の一つなんです。

今回は、アナスイがなぜ女性から男性へと変貌を遂げたのか、その舞台裏にある荒木飛呂彦先生の意図や、作中での設定の扱いについて、ディープに掘り下げていきましょう。


衝撃の初登場!単行本11巻で見せた「女性アナスイ」の姿

まずは記憶を整理してみましょう。アナスイが初めて読者の前に姿を現したのは、刑務所内の幽霊屋敷のような隠し部屋でした。

エンポリオの背後に座っていたその人物は、どこからどう見ても「美しい女性」として描かれていたんです。

  • しなやかな曲線美と胸の膨らみ
  • 長く伸びたまつ毛とフェミニンな顔立ち
  • 女性囚人が着るようなデザインのトップス

エルメェス・コステロの回想シーンでも、そのビジュアルは完全に女性そのもの。読者は当然、「あ、新しい女性キャラクターが出てきたんだな」と認識しました。

ところが、次に本格的にストーリーに絡んでくるときには、筋肉質のガッシリした体格に、声も性格も男勝り(というか男そのもの)なキャラクターとして再登場します。この急激な変化こそが、ファンの間で「アナスイ性別転換事件」と呼ばれるゆえんです。

もし当時のジャンプ連載をリアルタイムで追っていたら、自分の記憶を疑ってしまうレベルの変貌ぶりでした。


なぜ性別が変わった?荒木飛呂彦先生が語った「中性的な魅力」

この謎について、作者である荒木飛呂彦先生は後年のインタビューや海外のイベントなどで、非常に興味深い回答を残しています。

結論から言うと、それは「既存の性別の枠組みを超えた存在を描きたかったから」という、極めて芸術的な理由によるものでした。

荒木先生は、キャラクターをデザインする際に「中性的(アンドロギナス)な美しさ」を重視することが多々あります。アナスイに関しても、最初は女性的なイメージからスタートしましたが、物語が進むにつれて「徐倫を命がけで守る、情熱的で力強いパートナー」としての役割が明確になっていきました。

その役割をより強調するために、デザインの針を「男性寄り」に振り切った結果、あのような劇的な変化が生まれたというのが真相のようです。

ジョジョという作品は、常に「人間讃歌」をテーマにしています。アナスイの変貌もまた、性別という記号に縛られず、キャラクターの本質(魂)を描こうとした結果の産物なのかもしれません。


編集部からのストップ?ささやかれる大人の事情の噂

一方で、ファンの間では「大人の事情」による変更説も根強く支持されています。

第6部が連載されていた2000年代初頭、少年誌である『週刊少年ジャンプ』において、主人公が女性で、その相棒や恋愛対象も女性であるという設定は、当時としてはかなり先進的すぎたのではないかという推測です。

  • 少年誌としてのターゲット層への配慮
  • 恋愛要素としてのバランス取り

もしアナスイが女性のまま徐倫に求婚していたら、それはそれで非常にジョジョらしい先鋭的な展開になったはずですが、物語全体の構成を考えた際に、男性キャラクターとしての立ち位置の方が「描きやすかった」あるいは「通りやすかった」という側面は否定できないかもしれません。

真相は荒木先生の胸の内、あるいは当時の担当編集者との打ち合わせの中にしかありませんが、こうした「ライブ感」のある変更もまた、週刊連載漫画の醍醐味と言えます。


スタンド能力「ダイバー・ダウン」なら肉体改造も可能?

作中の設定(インユニバース)として、ファンが納得するために編み出された考察もあります。それが、アナスイのスタンド能力による「肉体改造説」です。

アナスイのスタンド超像可動 ダイバー・ダウンは、物体の中に潜り込み、その内部構造を組み替えることができるという非常に強力な能力を持っています。

  • 潜伏のための女体化?
  • 骨格や筋肉の組み替え

実際に作中でも、アナスイは自分の顔の中にチョコレートを詰め込んで顔立ちを変えるといった器用な真似を披露しています。

この設定を応用すれば、「女子刑務所のより深い場所に潜入するために、自らの肉体を女性の構造に作り替えていた」と解釈することも可能です。そう考えると、初登場時の女性の姿も、スタンド使いとしての卓越した技術の表れだった……という、非常にジョジョらしい解釈が成立します。


アニメ版『ストーンオーシャン』でのアナスイの扱い

2021年から世界配信・放送されたアニメ版では、このアナスイの性別問題はどう扱われたのでしょうか。

実はアニメ版では、初登場のシーンから一貫して**「現在の男性のデザイン」**で描かれています。

これは、物語の一貫性を保つための賢明な判断と言えるでしょう。初登場時だけ女性にしてしまうと、後の展開で初見の視聴者が混乱してしまいますからね。

声優についても、最初から最後まで石川界人さんが力強く、かつ繊細に演じきっており、アニメ版におけるアナスイは「最初から少し中性的な雰囲気を持った男性」として定義づけられています。

原作漫画だけの「幻の女性アナスイ」は、今や原作読者だけが知る特別な知識、あるいは「あの頃のジョジョ」を感じさせる貴重な演出の一つとなっているのです。


狂気と純愛!アナスイという男の圧倒的なキャラクター性

性別がどうあれ、アナスイというキャラクターがファンに深く愛されている事実は変わりません。彼の魅力は何と言っても、その「振り切れた個性」にあります。

幼少期から「分解」に異常な執着を見せ、恋人の浮気現場に遭遇した際も、怒りに任せて相手を「分解」してしまったという衝撃的な過去。

そんな彼が、空条徐倫という光に出会い、彼女のために命を捧げる決意をします。「この戦いが終わったら結婚する」という、死亡フラグを自ら立てて突き進むような一途さは、第6部の後半においてなくてはならない熱量を生み出しました。

ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャンを読み返すと、彼が男性になったことで、父である空条承太郎との絶妙な距離感(娘をやるわけにはいかない父親vs猛烈アピールする男)が生まれ、物語にコメディと緊張感のスパイスが加わったことがよく分かります。

結果として、この性別変更(あるいはデザイン変更)は、物語をよりダイナミックにするためのプラスの要素として働いたと言えるでしょう。


ジョジョのアナスイが女から男へ?性別変更の真相と荒木先生の意図を徹底解説!:まとめ

さて、ここまでアナスイの不思議な変貌について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

アナスイの性別が変わったように見える理由は、一言で言えば「荒木先生のクリエイティブな探求心と、物語の要請による進化」です。

最初は女性的な美しさを備えたキャラクターとして登場しましたが、徐倫のパートナーとしての力強さを描くために、今の私たちが知るアナスイへとアップデートされていきました。スタンド能力「ダイバー・ダウン」の設定を借りれば、彼自身が物語に合わせて自分を「組み替えた」のかもしれません。

ジョジョという作品は、こうした「設定の揺らぎ」さえも、ファンの想像力をかき立てる魅力的なエッセンスに変えてしまいます。

次に原作を読み返すときは、ぜひ11巻の初登場シーンをチェックしてみてください。「この美しい女性が、あのアナスイになるんだな」と思いながら読むと、また違った面白さが見えてくるはずですよ。

もし、アナスイのような強烈な個性を持ちたいと思ったら、まずは身近なものを「分解」……するのは危ないので、ジョジョの奇妙な冒険 画集などを眺めて、荒木先生の色彩感覚やデザイン哲学に触れてみるのが一番の近道かもしれませんね!

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