ジョジョ3部の猿「エテ公」の正体は?名前フォーエバーの能力や結末、元ネタを徹底解説!

この記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。アマゾンアソシエイトプログラムに参加しています。

荒木飛呂彦先生の金字塔『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース』。個性豊かなスタンド使いが次々と襲いかかる中、読者の記憶に強烈なトラウマとインパクトを刻み込んだ敵がいます。

それが、承太郎から「エテ公」と呼ばれ、読者の間でもその蔑称が定着してしまったオランウータンのスタンド使いです。

一見するとただの動物。しかし、その実態は人間を凌駕する知能と、おぞましいほどの執念深さを持った刺客でした。今回は、この「エテ公」ことフォーエバーの正体から、無敵に近いスタンド能力、そして衝撃の最期までを徹底的に掘り下げていきます。


ジョジョ3部に登場する「エテ公」とは何者?

物語の序盤、ジョースター一行が香港から海路でエジプトを目指す途上、南シナ海で遭遇したのが彼です。

ファンから「エテ公」の愛称で親しまれる(?)彼の本名は、フォーエバー。DIOによって送り込まれた刺客であり、タロット大アルカナの8番目「力(ストレングス)」の暗示を持つスタンド使いです。

ジョジョの世界において、動物のスタンド使いは決して珍しくありません。後の物語には犬のイギーや、第4部のネズミなども登場しますが、その先駆けとなったのがこのフォーエバーです。

彼は単なる「賢い猿」の域を完全に超えています。学ランのような衣服を身にまとい、パイプをくゆらせ、さらにはヌードグラビア雑誌を眺めながらルービックキューブを数秒で解くといった、人間以上の知性を見せつけました。

しかし、その知性は決して高潔なものではありません。密航者の少女アンをシャワールームで襲おうとするなど、動物としての生々しい本能と、人間的な陰湿さが混ざり合った、非常に不気味なキャラクターとして描かれています。


規格外のスタンド能力「ストレングス(力)」の正体

フォーエバーが操るスタンド「ストレングス」は、ジョジョ全史の中でも珍しい「物質同化型」の能力です。

通常、スタンドは精神エネルギーの具現化であるため、スタンド使い以外には見えません。しかし、ストレングスは既存の物質に同化してその規模を巨大化・強化させる性質を持っているため、一般人の目にもはっきりと見えます。

作中では、ごく小さな手漕ぎのボートを、数百人規模が乗船可能な「巨大貨物船」へと変貌させていました。承太郎たちが救助船だと思って乗り込んだ巨大な船そのものが、実はまるごと「エテ公のスタンド」だったというわけです。

この能力の恐ろしさは、船内のあらゆる場所が本体の支配下にある点にあります。

  • 壁や床が意志を持っているかのように動き、相手を拘束する。
  • クレーンや配管が生き物のように襲いかかる。
  • 船の装甲そのものを自在に操り、敵を圧殺する。

逃げ場のない海の上で、自分たちが立っている地面(床)そのものが敵であるという絶望感。フォーエバーは船内のどこにでも潜むことができ、姿を見せずに一方的に攻撃を仕掛けることができました。まさに密室殺人の舞台そのものがスタンド化した、最悪の罠と言えるでしょう。


名前「フォーエバー」の元ネタと裏設定

ジョジョのキャラクター名の多くは、洋楽のアーティストや楽曲に由来しています。フォーエバーという名前も例外ではありません。

彼の名前の由来は、アメリカの伝説的なヒップホップ・グループ「ウータン・クラン(Wu-Tang Clan)」のセカンドアルバムWu-Tang Foreverだと言われています。「オランウータン」と「ウータン」を掛け合わせた、荒木先生らしい遊び心あふれるネーミングです。

また、フォーエバーのキャラクター造形には、1980年代のホラー映画の影響も見て取れます。特に、知能の高いチンパンジーが人間に反旗を翻す映画リンク(1986年公開)は、フォーエバーの「高い知能を持ち、人間に性的な執着を見せる猿」という設定のモチーフになったのではないかとファンの間で語り継がれています。

こうした音楽や映画のリスペクトを混ぜ合わせることで、単なる敵キャラ以上の深みと「怖さ」が生まれているのです。


承太郎との対決と「エテ公」としての無惨な結末

圧倒的な有利を誇っていたフォーエバーですが、空条承太郎という男を敵に回したことが運の尽きでした。

船そのものを操り、承太郎たちを壁の中に引きずり込んで身動きを封じたフォーエバー。しかし、承太郎は冷静に彼の弱点を見抜きます。それは、どんなに知能が高くても、所詮は「猿」であるという精神的な脆さでした。

承太郎はスタープラチナの指を伸ばす技「流星指刺(スターフィンガー)」を放ち、フォーエバーの額を直撃します。不意を突かれ、パニックに陥ったフォーエバーは、それまでの余裕を完全に失いました。

さらに承太郎は、ボタンを指で弾き飛ばすという「猿でもわかる挑発」を繰り返し、フォーエバーを翻弄します。

プライドをズタズタにされたフォーエバーは、最終的に腹を見せて「降参」のポーズを取りました。野生動物が強者に絶対服従を示す姿勢です。しかし、承太郎は冷酷にこう言い放ちます。

「おまえは動物としてのルールを既に破っている。だから容赦はしねえ」

その言葉とともに叩き込まれたのは、情け容赦のない「オラオララッシュ」。再起不能(リタイア)となったフォーエバーの精神崩壊に伴い、スタンド能力は解除。巨大な貨物船は一瞬にしてボロいボートへと戻り、エテ公と呼ばれた猿は、波間へと消えていきました。


読者に与えたインパクトと「エテ公」の意義

なぜ、フォーエバー(エテ公)はここまで読者の心に残っているのでしょうか。

それは、第3部における「生物の多様性」と「スタンドの無限の可能性」を明確に示した最初の敵だったからです。それまでは「人間対人間」の超能力バトルという印象が強かったジョジョですが、フォーエバーの登場により「動物であっても、知性と精神力があればスタンドを操れる」というルールが確立されました。

また、彼の残虐性とエロティシズムの描写は、当時の週刊少年ジャンプの読者にとって非常にショッキングでした。純粋な悪意を持った「猿」という存在が、いかに不気味で恐ろしいかを徹底的に描き抜いた荒木先生の手腕には脱帽するしかありません。

アニメ版では、名声優・山口勝平氏が声を担当。言葉を一切発しないものの、鼻を鳴らす音や唸り声だけで「邪悪な意志」を表現し、キャラクターの不気味さをさらに引き立てていました。

もしあなたが、もう一度第3部を読み返す機会があれば、ぜひこの「海上の密室劇」に注目してみてください。そこには、ただの猿ではない、DIOの刺客としての誇りと醜悪さを併せ持った、一人のスタンド使いのドラマが刻まれています。


ジョジョ3部の猿「エテ公」の正体は?名前フォーエバーの能力や結末、元ネタを徹底解説!:まとめ

ジョジョ3部に登場した「エテ公」ことフォーエバー。

彼の存在は、後の第4部や第6部へと続く「動物スタンド使い」の系譜を作り上げました。巨大な貨物船をスタンドとして操るというスケールの大きさ、そして人間を小馬鹿にするほどの高い知能。彼が最後に見せた無様な姿は、強すぎる力を持ちながら精神を制御できなかった者の末路を象徴しています。

今なお語り継がれる「エテ公」のエピソード。彼が愛読していた雑誌や、あの不気味な笑みを思い出しながら、改めてジョジョの奇妙な冒険 第3部をチェックしてみてはいかがでしょうか。承太郎の放った「おまえは猿だ」というセリフの重みが、より深く理解できるはずです。

これからもジョジョの奥深い世界を一緒に楽しんでいきましょう。今回紹介したフォーエバー以外にも、まだまだ語り尽くせない魅力的なキャラクターたちが、あなたの再発見を待っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました