「おまえ、まさか……この料理に何か入れたなッ!」
ジョジョの奇妙な冒険、第4部「ダイヤモンドは砕けない」を読んだことがある人なら、誰もが一度は憧れるのがトニオ・トラサルディーの料理ですよね。杜王町の片隅にあるイタリア料理店「トラサルディー」で繰り広げられた、あの「医食同源」のフルコース。
実はファンの間で、トニオさんの料理と同じくらい熱い視線を浴びているメニューがあります。それが「カレー」です。
劇中にカレーそのものがメインで登場するわけではないのに、なぜ「ジョジョ カレー」というワードがこれほどまでに愛されているのか。そこには、虹村億泰という愛すべきキャラクターの存在と、ファンの期待に応え続ける公式の情熱がありました。
今回は、ジョジョの世界観を食卓で味わうための情報を、再現レシピから過去の伝説的コラボまで徹底的に掘り下げてお届けします。
虹村億泰が愛した「バーモントカレー甘口」の衝撃
ジョジョとカレーの縁を語る上で、絶対に外せないのが虹村億泰のセリフです。トニオさんの店を訪れた際、彼はこう言い放ちました。
「オレは辛いのが苦手でよぉ〜、カレーだってバーモントカレーの甘口しか食えねーんだ」
この一言が、ファンの間で「ジョジョといえばカレー」というイメージを植え付ける決定打となりました。バーモントカレー 甘口は、まさに億泰のキャラクター性を象徴するアイテムになったのです。
世界中を旅し、過酷な運命に立ち向かうジョースター一行の物語の中で、この「家庭の味」へのこだわりは、日常の尊さを描く第4部ならではのリアリティとして読者の心に深く刻まれました。
トニオ・トラサルディーがもし「カレー」を作ったら?
トニオさんの料理は、食べた者の体の不調を治す不思議な力を持っています。劇中で提供されたのは娼婦風スパゲッティやプリンなどでしたが、もし彼がカレーを作ったらどうなるでしょうか。
公式のコラボイベント「JOJO WORLD」などでは、まさにこの「もしも」が形になっています。トニオさん監修という設定のメニューでは、ただ辛いだけではない、スパイスの効能を最大限に引き出した薬膳的なアプローチが取られることが多いのが特徴です。
- スパイスの選定: ターメリック、クミン、コリアンダーといった基本に加えて、血行を促進するシナモンや消化を助けるカルダモンなど、トニオさんらしい「体のケア」を意識した構成。
- イタリアンとの融合: カレーの中にトマトの酸味やバルサミコ酢のコク、オリーブオイルの香りを閉じ込め、イタリア料理店としての矜持を感じさせる仕上がり。
こうした設定の細かさが、ファンの「メッシャーッ!」という歓喜の声を呼んでいます。
歴代のジョジョコラボカレーを振り返る
これまで、アニメの周年記念や展示会に合わせて、数多くのコラボカレーが登場してきました。そのいくつかを振り返ってみましょう。
JOJO WORLDの限定メニュー
全国を巡回しているジョジョのテーマパーク「JOJO WORLD」では、各部のエピソードをモチーフにしたカレーが登場しました。
例えば、第4部をテーマにしたものでは、山岸由花子のスタンド「ラブ・デラックス」をイメージした黒いカレーや、トニオさんのまかないをイメージした一皿が人気を博しました。見た目のインパクトだけでなく、味のクオリティが非常に高いことでも知られています。
仙台(S市杜王町)ジョジョフェスの限定カレー
作品の舞台である杜王町のモデル、宮城県仙台市で開催された「ジョジョフェス」。ここでは、ご当地の食材を活かした「杜王町カレー」が販売されました。
仙台名物の牛タンを贅沢に使用したり、ずんだ(枝豆)をトッピングに取り入れたりと、まさにその場所でしか食べられない特別な体験を提供してくれました。
自宅で「ジョジョ風カレー」を再現する極意
公式のコラボに行けなくても、自宅でジョジョの世界観を再現することは可能です。トニオさんや億泰のスピリットを継承した、再現カレーのポイントを紹介します。
1. 億泰流:リンゴとハチミツの黄金比
まずはハウス バーモントカレーをベースにするのが基本です。億泰の好みに合わせるなら、さらにすりおろしたリンゴと少量のハチミツを加え、コクと甘みを引き立てます。仕上げに生クリームを一回しすれば、億泰が泣いて喜ぶ「ンマイなぁぁあぁぁッ!」な味に近づきます。
2. トニオ流:スパイスと素材へのこだわり
トニオ風を目指すなら、市販のルーに頼らずスパイスから調合してみましょう。S&B カレー粉をベースに、さらにガラムマサラを追加。
具材には、トニオさんが劇中で使ったような新鮮なトマトや、高級な子羊の肉(ラム肉)を使用すると一気に本格的なイタリアン・カレーへと昇華します。
3. 視覚的な演出「ゴゴゴゴ」
味と同じくらい重要なのが盛り付けです。
- 海苔アート: 焼き海苔をハサミで切り抜き、「ゴゴゴゴ」や「ドドドド」といった擬音を作ってライスの上に配置します。
- スタンドの型抜き: クッキー型などを使って、星型のライスを作ったり、特定のキャラクターを象徴するシルエットを野菜で表現したりするのも楽しい工夫です。
過去に発売された伝説の「レトルトカレー」たち
ジョジョは過去に、いくつか公式のレトルトカレーを発売しています。これらは今や入手困難なプレミアアイテムとなっているものもあります。
- 第4部 杜王町カレー: 劇中のロゴがあしらわれたパッケージで、中身は牛タン入りの本格派。
- 第5部 黄金の風カレー: ブチャラティやジョルノをイメージした、スタイリッシュなデザインのパッケージ。
これらの商品は、食べた後の箱をコレクションとして飾るファンが多く、パッケージデザインそのものが一つのアート作品として扱われています。もし中古市場や再販で見かけることがあれば、迷わず手に取るべき逸品です。
なぜ私たちは「ジョジョの食」に惹かれるのか
ジョジョの奇妙な冒険において、食事のシーンは単なるエネルギー補給ではありません。それはキャラクターの意志や、その場の緊張感、あるいは深い愛情を表現する重要な儀式です。
トニオさんの料理を通じて、私たちは「食べることが自分自身を作る」という当たり前で大切な事実を再確認させられます。また、億泰がカレーの甘口にこだわる姿勢からは、強面のスタンド使いであっても、誰もが持つ「子供のような素直な心」を感じ取ることができます。
ジョジョのカレーを再現したり、コラボカフェで味わったりすることは、作品のフィロソフィーを体内に取り込むような体験なのです。
健康と美食の融合、それがジョジョ流
もしあなたが今、疲れを感じていたり、何かに挑戦しようとしていたりするなら、ぜひスパイスの効いたカレーを食べてみてください。
トニオさんのように「お客様の体調に合わせて」とまではいかなくても、自分のために丁寧に作ったカレーは、きっと明日への活力になります。
カレースパイス セットを取り寄せて、一から香りを組み立ててみるのも良いでしょう。鼻に抜けるスパイスの香りが、あなたの脳内のスタンド能力を呼び覚ましてくれるかもしれません。
まとめ:ジョジョのカレーを徹底再現!トニオの料理から歴代コラボ、限定レトルトまで全網羅!
いかがでしたでしょうか。ジョジョという作品が持つ深い魅力は、こうした「食」の側面からも存分に堪能することができます。
億泰のように純粋に甘口を楽しむもよし、トニオさんのように素材の効能にこだわるもよし。公式のイベント情報をチェックして、仲間と共に「ンマイなぁぁあぁぁッ!」と叫びながらカレーを囲むのも最高の過ごし方です。
ジョジョの物語は、読み返すたびに新しい発見がありますが、食の視点を持つことで、その世界はさらに多層的に広がっていきます。
今日のご飯は、お気に入りのジョジョの単行本を片手に、スパイスの香るカレーに決まりですね。
あなたの食卓が、杜王町のトラサルディーのように、驚きと喜びに満ちた場所になりますように。
それでは、アリーヴェ・デルチ!(さよならだ)

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