荒木飛呂彦先生の集大成ともいえる、ジョジョの奇妙な冒険 第7部『スティール・ボール・ラン(SBR)』。
1890年のアメリカ大陸を横断する壮大な馬術レースを描いた本作は、これまでの「スタンド」の概念を再定義する「黄金長方形」や「回転」の技術、そして何よりジョニィとジャイロの深い絆が描かれる傑作です。
ファンが長年待ち望んでいたアニメ化の足音が聞こえてくる中、最も熱い議論を呼んでいるのが「声優(キャスト)」についてです。
ジョジョシリーズは、ゲーム版とアニメ版でキャストが変更されることが通例となっており、第7部でも「誰が声を当てるのか」が作品の印象を大きく左右します。
今回は、2026年現在の最新状況を踏まえつつ、歴代のゲーム版キャストからアニメ版の配役、さらにはファンの間で熱望されている未発表キャストの予想まで、ジョジョ スティール ボール ラン 声優に関する情報を余すことなくお届けします。
ジョニィとジャイロ!物語の核となる二人の声
『スティール・ボール・ラン』を語る上で、主人公ジョニィ・ジョースターと、その相棒ジャイロ・ツェペリの声は、作品の魂そのものです。
下半身不随という絶望の中から「再生」を願うジョニィと、一族の宿命を背負いながらも陽気に、しかし厳格に「鉄球」を操るジャイロ。この二人の掛け合いが、広大なアメリカ大陸を旅する物語のエンジンとなります。
ジョニィ・ジョースター:坂田将吾(アニメ版) / 梶裕貴(ゲーム版)
アニメ版でジョニィを演じるのは、坂田将吾さん。繊細さと、時折見せる「漆黒の意志」を感じさせる鋭い演技が、ジョニィの複雑な内面を見事に表現しています。
一方で、長らくファンの耳に馴染んでいたのが、ゲームジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R(ASBR)等でジョニィを演じた梶裕貴さんです。
梶さんのジョニィは、若さゆえの焦燥感と、スタンド「タスク」とともに成長していく力強さが魅力でした。アニメ版への交代に際しては、寂しさを覚えるファンもいましたが、坂田さんの新解釈によるジョニィも「まさに執念の塊」と高い評価を得ています。
ジャイロ・ツェペリ:阿座上洋平(アニメ版) / 三木眞一郎(ゲーム版)
ジャイロ役は、アニメ版では阿座上洋平さんが担当。ワイルドさと知性、そして「ニョホ」という独特の笑い声を絶妙なバランスで演じています。
対するゲーム版の三木眞一郎さんは、大人の余裕と軽妙なフットワークを感じさせる演技で、多くのファンを虜にしてきました。三木さんのジャイロが完成されていたからこそ、阿座上さんがどのように「新しいジャイロ」を提示するのかが、本作の大きな見どころとなっています。
ライバルと宿敵!ディエゴと大統領の圧倒的カリスマ
第7部の面白さを加速させるのは、ジョニィたちの前に立ちはだかる強烈なライバルたちです。
特に「もう一人のディオ」であるディエゴ・ブランドーと、国家の安寧のために「遺体」を追うファニィ・ヴァレンタイン大統領の存在感は、声優の演技によってさらに際立ちます。
ディエゴ・ブランドー(Dio):石川界人(アニメ版) / 子安武人(ゲーム版)
ジョジョファンにとって、ディオといえば子安武人さんというイメージが定着していました。実際、ゲーム版では子安さんがディエゴを演じ、1部〜3部のDIOとはまた違う「ハングリーな野心家」としての声を吹き込んでいました。
アニメ版では、石川界人さんがこの大役を引き継いでいます。石川さんのディエゴは、より「若き天才騎手」としての側面が強調され、冷静沈着ながらも内に秘めたドス黒いまでの上昇志向が伝わってくる演技です。
ファニィ・ヴァレンタイン大統領:加瀬康之(ゲーム版)
「私の心と行動に一点の曇りなし……! 全てが『正義』だ」
この名台詞を放つ大統領は、まだアニメ版のキャストが完全には明かされていませんが、ゲーム版で演じた加瀬康之さんの重厚で説得力のある声は、ファンの間で「交代してほしくない」と言われるほど支持されています。
もしアニメ版で変更があるならば、大統領の威厳と、愛国心ゆえの狂気を同時に表現できる実力派が選ばれることは間違いありません。
レースを彩る個性豊かなサブキャラクターたち
『スティール・ボール・ラン』には、主要人物以外にも記憶に残るキャラクターが数多く登場します。
ルーシー・スティール:高橋李依(アニメ版) / 赤崎千夏(ゲーム版)
14歳という若さで過酷な陰謀に巻き込まれるルーシー。アニメ版の高橋李依さんは、可憐さの中に、愛する夫スティーブンを守ろうとする「覚悟」を感じさせる演技を見せています。
スティーブン・スティール:三宅健太(アニメ版) / 小形満(ゲーム版)
レースの主催者であり、壮大な物語の狂言回しでもあるスティーブン。アニメ版では第3部でアヴドゥルを演じた三宅健太さんがキャスティングされ、その深みのある声が物語に重厚なリアリティを与えています。
サンドマン:水中雅章(アニメ版) / 野島健児(ゲーム版)
自分の足で大陸を走るインディアンの青年。アニメ版の水中雅章さんは、寡黙ながらも故郷を救おうとする強い意志を、抑えたトーンで熱演しています。
なぜキャストが変わる?ジョジョシリーズの伝統と背景
「なぜゲーム版から声優が変わってしまうのか?」という疑問を抱く方も多いでしょう。
これまでの第1部から第6部『ストーンオーシャン』に至るまで、ジョジョのアニメシリーズは一貫して独自のキャスティングを行ってきました。
これにはいくつかの理由が考えられます。
- アニメ制作陣による「映像に最も合う声」の再検討
- 長期間にわたる放送を見据えた、スケジュールの確保や若手・中堅の抜擢
- 原作の解釈を一から見直し、アニメ独自の空気感を作り上げるため
特に『スティール・ボール・ラン』は、過去のジョジョとは地続きでありながら「別の世界線」を描く物語です。そのため、キャストを一新することで、視聴者に「新しいジョジョの始まり」を強く意識させる効果もあります。
もちろん、ゲーム版のキャストに愛着があるのはファンとして当然のことですが、アニメ版のキャストが動くキャラクターに命を吹き込んだ瞬間、その違和感は感動へと変わっていくのがジョジョアニメの不思議な魔力です。
アニメ版の配信・放送情報と視聴方法
2026年3月より、いよいよ『スティール・ボール・ラン』のアニメ配信がスタートしました。
今回の配信形式は、これまでのシリーズと同様にNetflixでの先行独占配信が軸となっています。
- 配信開始:2026年3月19日(木)〜
- 配信形態:1st STAGE(序盤のレース展開)を皮切りに順次公開
大画面でダイナミックな馬術レースやスタンド戦を楽しみたい方は、Fire TV Stickなどのデバイスを活用して、テレビで視聴するのがおすすめです。
アメリカ大陸を横断するパノラマのような背景描写は、スマートフォンの画面よりも、大きなディスプレイでこそ真価を発揮します。
未発表キャラクターのキャスト予想を楽しむ
まだ物語の中盤から終盤にかけてのキャラクターについては、詳細なキャストが伏せられているケースがあります。
特に、ファンの間で「誰が演じるのか」と期待が高まっているのが以下のキャラクターです。
- ホット・パンツ: 謎多き修道女。中性的な声の響きが必要なため、実力派の女性声優が予想されています。
- ウェカピポ: ジャイロと対峙する「左半身失調」の刺客。渋さと哀愁を兼ね備えたベテランの起用が期待されます。
- リンゴォ・ロードアゲイン: 「男の世界」を説く刺客。短時間の登場ながら、物語に強烈なインパクトを残すため、重厚感のある演技ができる役者が望まれています。
こうした予想をしながら放送を待つのも、ジョジョファンの楽しみの一つと言えるでしょう。
まとめ:ジョジョ スティール ボール ラン 声優が紡ぐ新たな神話
『スティール・ボール・ラン』は、単なるレース漫画ではありません。それは、自らの足で立てなくなった青年が、再び「歩き出す」ための再生の物語です。
坂田将吾さん演じるジョニィと、阿座上洋平さん演じるジャイロ。そして彼らを取り巻く豪華な声優陣が、荒木飛呂彦先生の描く濃密な世界観をどのように表現していくのか。
ゲーム版の熱量を引き継ぎつつ、アニメならではの繊細な演出が加わることで、SBRは間違いなくアニメ史に残る名作となるでしょう。
2026年の今、私たちは歴史的な瞬間を目撃しています。これまでのシリーズを振り返りたい方はジョジョの奇妙な冒険 第7部 文庫版を読み返して、アニメの熱狂に備えましょう。
ジョジョ スティール ボール ラン 声優陣の「漆黒の意志」を感じながら、共にアメリカ大陸横断の旅へと繰り出そうではありませんか。

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