「ジョジョって、絵は見たことあるけど話が難しそう……」「部が多すぎてどこから読めばいいの?」そんな悩み、ジョジョファンなら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
1987年の連載開始から30年以上。世代を超えて愛され続ける『ジョジョの奇妙な冒険』は、もはや単なる漫画の枠を超えた「文化」と言っても過言ではありません。一族の宿命、特殊能力スタンド、そして何より熱い「人間讃歌」。
今回は、これからジョジョの世界に飛び込みたいあなたや、改めて物語を整理したいあなたのために、第1部から最新の第9部までのストーリーと、その抗いがたい魅力を徹底的に深掘りしていきます。
- 全ての始まりは英国貴族の愛憎劇から!第1部「ファントムブラッド」
- 知略と軽快なアクションが光る!第2部「戦闘潮流」
- スタンド能力の金字塔!第3部「スターダストクルセイダース」
- 日常に潜む恐怖と黄金の精神!第4部「ダイヤモンドは砕けない」
- 運命を切り拓く覚悟の物語!第5部「黄金の風」
- 宿命の決着と世界の変転!第6部「ストーンオーシャン」
- 新たな世界で描かれる再生の物語!第7部「スティール・ボール・ラン」
- 血筋の呪いと等価交換の謎!第8部「ジョジョリオン」
- 仕組みを支配し大富豪を目指せ!第9部「The JOJOLands」
- ジョジョを読むなら欠かせない!関連アイテムをチェック
- ジョジョの奇妙な冒険ストーリー全解説!1部から9部のあらすじと魅力を徹底網羅のまとめ
全ての始まりは英国貴族の愛憎劇から!第1部「ファントムブラッド」
物語の幕開けは19世紀末のイギリス。正義感が強く、真の「紳士」を目指す少年ジョナサン・ジョースターの元に、養子としてディオ・ブランドーがやってきます。
ディオの目的は、ジョースター家の乗っ取り。彼は執拗にジョナサンを精神的に追い詰め、ついには家宝の「石仮面」を使って吸血鬼へと変貌を遂げます。人間を超越した力を持つディオに対し、ジョナサンは師・ツェペリから学んだ生命エネルギー「波紋(はもん)」の力で立ち向かいます。
この第1部の素晴らしさは、勧善懲悪の枠に収まらない二人の奇妙な友情と、最後に見せる「覚悟」にあります。ジョースター家とディオ、この二つの血統が織りなす数世紀にわたる宿命のバトンが、ここから手渡されていくのです。
知略と軽快なアクションが光る!第2部「戦闘潮流」
舞台は1930年代に移り、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公となります。生真面目だった祖父とは打って変わり、ジョセフはお調子者で計算高いプレイボーイ。
彼が戦う相手は、吸血鬼を凌駕する超生物「柱の男」たち。彼らは数万年の眠りから覚め、地球の覇者となるために「エイジャの赤石」を狙います。ジョセフは戦友シーザーと共に過酷な修行を乗り越え、圧倒的な力を持つワムウやエシディシ、そして究極生命体となったカーズに挑みます。
第2部の見どころは、なんといってもジョセフの「ハッタリ」です。「次におまえは……と言う!」という決め台詞に代表される心理戦は、後のジョジョシリーズの醍醐味である「知略バトル」の礎となりました。
スタンド能力の金字塔!第3部「スターダストクルセイダース」
1987年。ジョセフの孫、空条承太郎の元に、100年の眠りから覚めた宿敵・DIOの影が忍び寄ります。DIOの復活によりジョースターの血族に目覚めた新たな力、それが精神エネルギーを具現化した「スタンド」です。
病に倒れた母を救うため、承太郎たちはDIOの潜むエジプトを目指し、50日間の旅に出ます。タロットカードやエジプト九栄神の名を冠した敵スタンド使いとの戦いは、まさにロードムービーのようなワクワク感に満ちています。
最強のスタンド「スタープラチナ」を持つ承太郎と、時を止める能力「ザ・ワールド」を操るDIO。最終決戦の緊張感は、漫画史に残る名シーンです。ジョジョを語る上で絶対に外せない、まさにシリーズの顔とも言えるエピソードですね。
日常に潜む恐怖と黄金の精神!第4部「ダイヤモンドは砕けない」
エジプトでの決戦から11年後。舞台は日本の地方都市「杜王町(もりおうちょう)」へ。ジョセフの隠し子である東方仗助が、町に蔓延るスタンド使いたちと向き合います。
これまでの壮大な旅とは一変し、コンビニや学校といった日常の風景の中で物語が進行するのが特徴です。しかし、その平和な町の裏側には、平穏な生活を願いながら殺人を繰り返すシリアルキラー・吉良吉影が潜んでいました。
「直す」能力を持つ仗助と、仲間たちの絆。そして町を守ろうとする名もなき住民たちの「黄金の精神」が、強大な悪を追い詰めていく過程は、どこか身近で、それでいて最高に熱いカタルシスを味わせてくれます。
運命を切り拓く覚悟の物語!第5部「黄金の風」
舞台は2001年のイタリア。主人公ジョルノ・ジョバァーナは、なんとDIOの息子でありながら、ジョースターの血も引いているという複雑な出自の持ち主です。
彼はギャング組織「パッショーネ」に入り、麻薬を流すボスを倒して「ギャングスター」になることを夢見ます。ブチャラティ率いるチームの仲間たちと共に、組織の裏切り者として追われながらも、ボスの正体へと迫っていきます。
第5部の魅力は、敵も味方も一切の妥協がない「覚悟」にあります。「任務は遂行する、部下も守る」という極限状態での選択が、読者の心を震わせます。スタイリッシュなファッションやスタンドデザインも相まって、女性ファンからも絶大な支持を得ているパートです。
宿命の決着と世界の変転!第6部「ストーンオーシャン」
2011年、アメリカ。空条承太郎の娘・空条徐倫は、罠にはめられグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所に収容されます。
父・承太郎の記憶と能力を奪ったのは、DIOの遺志を継ぐプッチ神父。彼は世界を「天国」へと導くため、重力を操り、時間を加速させる究極の計画を進めていました。徐倫は過酷な刑務所の中で、仲間と共に成長し、1部から続くジョースター一族とDIOの因縁に終止符を打とうとします。
シリーズ初の女性主人公である徐倫のタフさと、概念すら超越していくスケールの大きなバトル。そして、物語が迎える衝撃のラストシーンは、読者に深い余韻を残します。
新たな世界で描かれる再生の物語!第7部「スティール・ボール・ラン」
第6部の結末を経て、舞台は1890年のアメリカ、並行世界へと移ります。人類史上初の北米大陸横断乗馬レース「スティール・ボール・ラン」が開催されます。
主人公は、かつて天才騎手と呼ばれながらも下半身不随となったジョニィ・ジョースター。彼は謎の鉄球を操る男ジャイロ・ツェペリとの出会いをきっかけに、再び立ち上がるためのヒントを探してレースに参加します。
しかし、レースの裏にはアメリカ大統領ファニー・ヴァレンタインによる「聖なる遺体」集めの陰謀が隠されていました。これまでのスタンドバトルに加え、「回転」という新たな概念、そしてジョニィという一人の人間が「マイナスからゼロへ」と歩み出す人間ドラマは、シリーズ最高傑作との呼び声も高い一作です。
血筋の呪いと等価交換の謎!第8部「ジョジョリオン」
震災後の杜王町。地中から現れた記憶喪失の青年、東方定助。彼は自分が何者なのかを探るため、東方家に引き取られます。
そこで描かれるのは、謎の果実「ロカカカ」と、岩石のような皮膚を持つ「岩人間」たちの存在。第8部は、これまでのジョジョとは一線を画すミステリー・サスペンスの色合いが強い作品です。
「呪いとは何か」「血筋とは何か」。等価交換をテーマにした奇妙な戦いの中で、定助が見つけた自分の居場所とは。家族の愛とエゴが複雑に絡み合う、非常に濃密なストーリー展開が楽しめます。
仕組みを支配し大富豪を目指せ!第9部「The JOJOLands」
そして現在、連載中なのが第9部『The JOJOLands』です。舞台はハワイ。主人公ジョディオ・ジョースターは、15歳の少年ながら、社会の「メカニズム(仕組み)」を理解して大富豪になるという野望を持っています。
彼は仲間たちと共に、ある日本人の別荘からダイヤモンドを盗み出す任務に就きますが、そこには予想だにしない奇妙な事態が待ち受けていました。
現代社会における価値観や、チームでの犯罪、そしてこれまでのシリーズとのリンクを予感させる設定など、今まさにリアルタイムで追いかけるべき興奮がここにあります。
ジョジョを読むなら欠かせない!関連アイテムをチェック
ジョジョの世界をより深く楽しむなら、原作漫画を揃えるのはもちろんですが、その独特な色彩感覚やデザインを堪能できる画集などもおすすめです。
自宅でじっくり読みふけるなら、タブレット端末などの電子書籍も便利ですよね。外出先でも手軽にジョジョの世界に浸ることができます。fire hd 10のような大画面のデバイスがあれば、見開きの迫力あるコマ割りも存分に楽しめます。
また、アニメ版から入るのも一つの手です。声優陣の熱演と、原作の独特な擬音を再現した演出は一見の価値ありです。
ジョジョの奇妙な冒険ストーリー全解説!1部から9部のあらすじと魅力を徹底網羅のまとめ
さて、駆け足で第1部から第9部までを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
『ジョジョの奇妙な冒険』がこれほどまでに長く愛されている理由は、単にバトルが面白いからだけではありません。それは、どんなに過酷な運命に翻弄されても、自分の足で立ち上がり、未来を切り拓こうとする「人間」そのものを肯定しているからです。
- 第1部〜3部: 宿命の対決と、能力バトルの確立。
- 第4部〜6部: 日常、組織、そして世界の終焉への挑戦。
- 第7部〜9部: 再生、アイデンティティ、そして現代の仕組み。
どの部から読み始めても、そこには必ず心を揺さぶる「黄金の精神」が宿っています。もしあなたがまだジョジョの扉を叩いていないのなら、ぜひこの機会に、その奇妙な旅の一行に加わってみてください。一度足を踏み入れれば、二度と元の視点には戻れないほどの刺激的な体験が待っているはずです。
「おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」
そんな名言を吐き捨てたくなるような、濃密で忘れられない読書体験を、あなたもぜひ!

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