『ジョジョの奇妙な冒険 第2部 戦闘潮流』において、圧倒的な存在感を放つ謎の美女、リサリサ。初登場シーンでの凛とした立ち振る舞いや、ジョセフとシーザーを極限まで追い込む冷徹な指導力に、思わず背筋が伸びた読者も多いはずです。
しかし、物語が進むにつれて明かされる彼女の真実には、ジョースター一族の過酷な運命が凝縮されていました。「なぜ彼女はあんなに若いの?」「ジョセフとの本当の関係は?」といった、ファンの間で語り草となっている謎を、今回は余すことなく紐解いていきます。
リサリサという女性の驚異的な「若さ」とプロフィール
リサリサを語る上で、まず避けて通れないのがその驚異的な外見です。漆黒の髪に隙のない美貌、そして洗練された身のこなし。彼女を初めて見た誰もが「20代の美しい女性」だと確信しますが、その実態は大きく異なります。
50歳という衝撃の年齢とその理由
作中、リサリサの実年齢が50歳であることが明かされた瞬間、ジョセフだけでなく読者も度肝を抜かれました。1888年生まれの彼女が、1938年の舞台でなお20代の若さを保っている理由、それは彼女が「波紋呼吸法」の最高到達点にいる達人だからです。
波紋エネルギーは、太陽と同じ波長の生命エネルギーを体内で作り出す技術です。このエネルギーは細胞の活性化を促し、新陳代謝を極限まで高める副次的な効果を持っています。リサリサは長年の修行により、常人とは比較にならないレベルで老化を遅らせているのです。第1部のツェペリさんやストレイツォも若々しかったですが、リサリサの「美しさの維持」に関しては、もはや芸術の域に達していると言えるでしょう。
厳格な指導者としての顔
ベネチアのエア・サプレーナ島でジョセフとシーザーを迎えた彼女は、情け容赦ない師匠でした。地獄の昇柱(ヘルクライム・ピラー)での修行は、まさに「死」と隣り合わせ。
「私は残酷だぞ」
その言葉通り、弟子の命がけの努力を冷徹に見守る彼女の姿は、柱の男たちという人類の脅威に立ち向かうための「覚悟」を教えるためのものでした。
衝撃の真実:リサリサの正体とジョセフとの血縁
物語中盤、リサリサの隠された過去が明らかになります。彼女はただの波紋の師匠ではなく、ジョースター家の歴史において極めて重要な役割を担う女性でした。
運命の客船から救われた赤ん坊
第1部のラスト、ディオとの死闘の末に沈没した客船。あの惨劇の中で、瀕死のジョナサン・ジョースターが最後に守り抜き、妻エリナに託した「名もなき赤ん坊」こそが、後のリサリサ、本名エリザベスです。彼女の人生は、文字通りジョースター家の自己犠牲によって繋ぎ止められた命から始まりました。
その後、彼女は波紋の達人ストレイツォに引き取られ、波紋戦士としての才能を開花させていきます。
ジョセフ・ジョースターの実母
そして、最も読者を驚かせたのがジョセフとの関係です。彼女はジョナサンの息子、ジョージ・ジョースターII世と結婚しました。つまり、**リサリサは主人公ジョセフ・ジョースターの生みの親(実母)**なのです。
なぜジョセフは母の顔を知らずに育ったのか。そこには悲劇的な事件がありました。ジョージII世は軍の司令官に化けていた吸血鬼によって殺害されてしまいます。リサリサは波紋を使って夫の仇を討ちますが、その現場を目撃され、「空軍司令官を殺害した大逆罪」として追われる身となりました。エリナはジョセフを過酷な運命から守るため、リサリサは死んだと嘘をつき、彼女自身も姿を消して「リサリサ」という偽名で生きる道を選んだのです。
リサリサの強さと特殊な戦闘スタイル
リサリサは作中で「波紋使いとしては当時のジョセフやシーザーよりも遥かに上」と明言されています。その戦闘スタイルは非常にエレガントでありながら、一撃必殺の破壊力を秘めています。
究極の波紋武器「サティポロジア・ビートルのマフラー」
彼女の代名詞とも言えるのが、常に身につけている長いマフラーです。これはただのファッションではありません。
このマフラーは、100%の波紋伝導率を持つ「サティポロジア・ビートル」という特殊な虫の糸で編み上げられた、対「柱の男」用の決戦兵器です。
- 生命探知: マフラーを地面に触れさせることで、振動から敵の数や位置を把握する。
- 変幻自在の攻撃: 「蛇首立帯(スネイク・マフラー)」のように、硬軟を使い分けた動きで、死角から波紋を叩き込む。
柱の男のリーダー格であるカーズとの決戦では、このマフラーを駆使して一瞬で影武者を仕留めるなど、その圧倒的な実力を見せつけました。もしカーズが卑怯な手段を使わなければ、リサリサが勝利していた可能性すら感じさせるほどの研ぎ澄まされた強さです。
柱の男たちとの戦いと物語の結末
リサリサの戦いは、常に「孤独」との戦いでもありました。自分を育てた師ストレイツォが吸血鬼化してジョセフに倒され、最愛の夫を殺され、そして自らの正体を隠して息子を鍛え上げる。その精神力こそが、彼女を最強の波紋使いにたらしめた要因かもしれません。
カーズとの最終決戦とその後
最終決戦では、カーズの卑怯な罠にかかり瀕死の重傷を負いますが、ジョセフの機転と執念によって救われます。第2部のエピローグでは、ジョセフの結婚式(葬儀への乱入時)に同席。その後、1948年にはアメリカのハリウッド俳優と再婚したという後日談が語られています。
第3部以降、彼女が直接登場することはありません。しかし、ジョセフが年老いてもなお波紋を使えること、そして空条承太郎が持つ強靭な精神力とジョースターの血筋は、リサリサという強き女性が繋いだものであることは間違いありません。
リサリサの魅力を再確認するためのアイテム
ジョジョの世界観に浸り、リサリサの凛とした美しさを手元で感じたい方には、フィギュアや画集がおすすめです。特に超像可動シリーズは、彼女の独特なマフラーの質感が細かく再現されており、ファン必携のアイテムと言えるでしょう。
- リサリサの華麗な立ち姿を再現したフィギュア:超像可動 ジョジョの奇妙な冒険 リサリサ
- 荒木飛呂彦先生の美麗なカラー原画を楽しめる画集:JOJO A-GO!GO!
- 第2部の興奮をアニメでもう一度:ジョジョの奇妙な冒険 第2部 Blu-ray
まとめ:ジョジョのリサリサの正体とは?年齢や強さ、ジョセフとの関係
リサリサというキャラクターは、単なる「美魔女」や「強い師匠」という枠に収まりません。彼女は、第1部から続く石仮面を巡る因縁を、次世代のジョセフへと繋ぐための「架け橋」でした。
- 正体: ジョナサンの命によって救われた赤ん坊であり、ジョセフの実の母親。
- 年齢: 50歳。波紋修行によって20代の美貌を保つ。
- 強さ: サティポロジア・ビートルのマフラーを操る、当時世界最高の波紋使い。
彼女がジョセフに課した試練、そして母親としての深い愛情を隠しながら接した日々に思いを馳せると、第2部『戦闘潮流』の物語はより一層深いものになります。ジョジョの世界には魅力的な女性キャラクターが多く登場しますが、リサリサほど気高く、そして波乱に満ちた人生を送った人物は他にいないでしょう。
この記事を通じて、ジョジョのリサリサの正体や魅力がより深く伝われば幸いです。もう一度原作漫画やアニメを見返して、彼女の「美しき覚悟」をその目で確かめてみてください。

コメント