「ジョジョって結局、何部が一番おもしろいの?」
これからジョジョの奇妙な冒険を読み始めようとしている方も、全巻読破した熱狂的なファンの方も、一度はこの疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。
1987年の連載開始から35年以上。世代を超えて愛され続けるジョジョシリーズは、部ごとに主人公も舞台も、さらには作品のジャンルさえもガラリと変わる稀有な漫画です。それゆえに、ファンの間でも「推し部」が激しく分かれるのがこの作品の面白いところ。
今回は、客観的な人気データやSNSでの反響、アニメ化による盛り上がりを総合的に判断し、ジョジョの奇妙な冒険の人気順ランキングを作成しました。各部の見どころや、初心者がどこから入るべきかというポイントまで、徹底的に深掘りしていきます。
不動の支持を集める「スタンド」の原点!第3部スターダストクルセイダース
ジョジョという作品を象徴する部といえば、やはり第3部を外すことはできません。
この第3部から、精神エネルギーを具現化した能力「スタンド」が登場しました。それまでの肉体的な格闘から、超能力を駆使した頭脳戦へとシフトしたことで、漫画界に革命を起こした金字塔的なエピソードです。
主人公は、シリーズ屈指の人気を誇る空条承太郎。寡黙でクール、しかし内面には熱い正義感を秘めた彼が、宿敵DIOを倒すために日本からエジプトまで旅をします。
人気の理由は、なんといっても「わかりやすさ」と「ロードムービー的なワクワク感」です。旅の途中で次々と襲いくる刺客たち、そして仲間との絆。格闘ゲームのような爽快感があり、ジョジョの入門編としてこれ以上のものはありません。
承太郎のフィギュアやジョジョの奇妙な冒険 第3部のコミックスは、今なお売れ続けている定番アイテム。ラストのDIO戦は、全漫画史の中でも屈指の名シーンとして語り継がれています。
スタイリッシュな群像劇!若年層を熱狂させた第5部黄金の風
近年のアニメ化によって、人気を不動のものにしたのが第5部です。
舞台はイタリア。ギャングの頂点を目指す少年ジョルノ・ジョバァーナと、彼が所属するチームの戦いを描きます。
この部の特徴は、キャラクターの圧倒的なファッション性と、悲哀に満ちた覚悟の物語です。主人公のジョルノだけでなく、チームリーダーのブチャラティをはじめとする仲間たち一人ひとりにスポットが当たり、全員が主役級の存在感を放っています。
「任務は遂行する、部下も守る」というブチャラティの生き様に惚れ込むファンが続出し、特に女性層や若い世代からの支持が極めて高いのが特徴です。敵キャラクターも非常に魅力的で、命を賭けた極限状態での知略戦は、息をつく暇もありません。
アニメーション制作陣の愛も深く、映像美と音楽が融合したバトルシーンは圧巻の一言。イタリア旅行のガイドブック代わりにジョジョの奇妙な冒険 第5部を手に取るファンもいるほど、その世界観は完成されています。
奇妙な日常とサスペンス!癖になる面白さの第4部ダイヤモンドは砕けない
「最もジョジョらしい、奇妙な味を楽しめる」と評されるのが第4部です。
舞台は日本のM県S市にある「杜王町」。これまでの世界を股にかけた冒険とは一転し、一つの町の中で起こる不可解な事件を解決していくサスペンス調のストーリーが展開されます。
主人公の東方仗助は、リーゼント頭で情に厚い、親しみやすいキャラクター。そして、この部を最高傑作に押し上げている要因の一つが、ラスボスである吉良吉影の存在です。
「平穏に暮らしたい」と願いながら殺人衝動を抑えられない、静かな狂気を持つサラリーマン。この吉良との追いかけっこは、まるで上質なミステリーを読んでいるかのような緊張感があります。
また、漫画家の岸辺露伴など、後のスピンオフ作品で主役を張るような強烈なキャラクターが多数登場するのも第4部の魅力。日常の中に潜む恐怖とユーモアのバランスが絶妙で、何度も読み返したくなるスルメのような面白さがあります。ジョジョの奇妙な冒険 第4部を読めば、あなたも杜王町の住人になったような感覚を味わえるはずです。
大人のための最高傑作!人間賛歌の極致、第7部スティール・ボール・ラン
連載媒体を青年誌に移したことで、より重厚な人間ドラマへと進化したのが第7部です。
舞台は19世紀のアメリカ。広大な大陸を馬で横断する「スティール・ボール・ラン」レースに参加する男たちの物語です。下半身不随の元天才騎手ジョニィ・ジョースターと、謎の鉄球使いジャイロ・ツェペリ。この二人のバディ関係が、読者の涙を誘います。
これまでの部を読んでいなくても楽しめるパラレルワールド設定ですが、随所に過去作へのオマージュが散りばめられており、古参ファンもニヤリとさせられます。
特筆すべきは、絵画のような書き込みの美しさと、「祈り」や「再生」といった深いテーマ性です。スタンド能力も複雑化し、物理法則や概念を操るような高度なバトルが展開されます。
「ジョジョを文学として読むなら7部が最高」という声も多く、完結後の満足度はシリーズ中ナンバーワンと言っても過言ではありません。腰を据えてじっくり読みたい方にはスティール・ボール・ランを強くおすすめします。
運命の決着と新たな始まり!第6部ストーンオーシャンと第1・2部
ジョジョの物語の大きな区切りとなる第6部、そしてすべての始まりである第1部・第2部も忘れてはいけません。
第6部はシリーズ初の女性主人公、空条徐倫が活躍します。監獄という閉鎖空間での過酷な戦い、そして父・承太郎との絆。ラストの衝撃的な展開は、ファンの間で今でも議論が絶えないほどドラマチックです。アニメがNetflixで全世界配信されたことで、その評価はさらに高まりました。
一方、第1部と第2部は「波紋」という呼吸法による戦いがメインです。1部は格調高い英国紳士の悲劇、2部は軽快なジョセフ・ジョースターによる奇想天外なバトル。
「絵が古いから」と避けるのはあまりにもったいない。すべての因縁はここから始まっており、ジョジョの奇妙な冒険 第1部から読み進めることで、後の部の感動が何倍にも膨れ上がるのは間違いありません。
現在進行形の興奮!最新作第9部The JOJOLandsの期待値
そして今、私たちはリアルタイムで新たな伝説を目撃しています。それが最新作の第9部「The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)」です。
舞台は現代のハワイ。一人の少年が大富豪になっていく過程を描くという、これまでにない切り口でスタートしました。主人公ジョディオ・ジョースターは、これまでの正義感あふれる主人公たちとは一線を画す、どこか冷めた現実主義的な一面を持っています。
まだ物語は始まったばかりですが、過去作とのリンクを示唆するキャラクターの登場や、現代社会を反映したスタンド能力など、荒木飛呂彦先生の衰えない想像力に驚かされるばかりです。
最新のトレンドを追いかけたいなら、今すぐThe JOJOLandsをチェックして、世界中のファンと一緒に考察を楽しむのが正解です。
ジョジョの奇妙な冒険の人気順ランキング!歴代全9部で最高傑作は?
ここまで各部の魅力を駆け足で紹介してきましたが、結論としてどの部が一番なのでしょうか。
総合的な人気、知名度、影響力を踏まえた「2026年現在の人気ランキング」をまとめると、以下のようになります。
- 第3部 スターダストクルセイダース(知名度・象徴性で圧倒的1位)
- 第5部 黄金の風(キャラクター人気とアニメ化の勢いで2位)
- 第7部 スティール・ボール・ラン(作品としての完成度・大人世代の支持で3位)
- 第4部 ダイヤモンドは砕けない(独特の世界観と敵役の魅力で4位)
- 第2部 戦闘潮流(主人公ジョセフのキャラクター人気で5位)
- 第6部 ストーンオーシャン(アニメ完結による再評価で6位)
- 第1部 ファントムブラッド(原点としての敬意を含め7位)
- 第8部 ジョジョリオン(謎解き要素の強さで8位)
- 第9部 The JOJOLands(期待値は高いが連載中のため9位)
もちろん、これは一つの目安に過ぎません。「自分にとっては8部のミステリーが最高」「1部の泥臭い戦いが一番熱い」といった個人的な感想こそが、ジョジョを楽しむ醍醐味です。
もしあなたがこれからジョジョの世界に足を踏み入れるなら、まずは王道の第3部か、最新のアニメで盛り上がった第5部、あるいはすべての原点である第1部から手に取ってみてください。
どの部から読み始めても、そこには「人間賛歌」という一貫したテーマが流れています。困難に立ち向かう人間の美しさ、そして勇気。ジョジョの奇妙な冒険の人気順ランキングを参考に、あなたにとっての最高傑作をぜひ見つけてみてください。
一度その世界に触れれば、あなたも「引かれ合うスタンド使い」のように、ジョジョの魅力から逃れられなくなるはずですよ。

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