「ジョジョの奇妙な冒険」を読み進めていると、ふとした瞬間に「あれ、この人とあの人、どういう関係だっけ?」と混乱することはありませんか?
部ごとに主人公が交代し、舞台も19世紀のイギリスから現代の日本、さらにはイタリアや刑務所、そして一巡した後の世界へと目まぐるしく移り変わります。その壮大なスケールこそがジョジョの魅力ですが、登場人物たちの血縁や因縁を把握するのは至難の業ですよね。
そこで今回は、第1部から最新の第9部まで、ジョースター家の血統と宿敵DIOとの深い繋がりを軸にしたジョジョ 相関図を徹底的に紐解いていきます。この記事を読めば、100年以上にわたる「黄金の精神」の継承が手に取るようにわかるはずです。
全ての始まり:ジョナサンとディオの奇妙な因縁(第1部)
物語の原点は、1880年代のイギリス。英国貴族の跡取り息子であるジョナサン・ジョースターと、貧民街出身で野心家のディオ・ブランドーの出会いから全てが始まります。
- ジョナサン・ジョースター(第1部主人公)ジョースター家の正嫡。誠実で誇り高い青年です。
- ディオ・ブランドージョナサンの養子となりますが、ジョースター家の乗っ取りを画策。石仮面の力で吸血鬼となり、ジョナサンの宿敵となります。
- ウィル・A・ツェペリジョナサンに「波紋」を伝授した師匠。ここから「ツェペリ家」と「ジョースター家」の共闘の歴史が始まります。
- ロバート・E・O・スピードワゴン元はチンピラでしたが、ジョナサンの高潔さに触れ、生涯の友となります。後に設立される「スピードワゴン財団(SPW財団)」は、後世までジョースター家を支える強力なバックアップ組織となります。
第1部の結末でジョナサンは命を落としますが、ディオはジョナサンの首から下の肉体を奪い、海底へと沈みます。これが第3部以降の大きな火種となるのです。
世代を超えた戦い:ジョセフと柱の男たち(第2部)
第1部から50年後、舞台は1938年のアメリカへ。ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公となります。
- ジョセフ・ジョースター(第2部主人公)ジョナサンの孫。直情的で策士な性格。波紋の才能を受け継いでいます。
- エリナ・ジョースタージョナサンの妻。ジョセフの祖母として、彼を厳しくも温かく見守ります。
- シーザー・A・ツェペリウィル・A・ツェペリの孫。最初はジョセフと反目し合いますが、過酷な修行を経て無二の親友となります。
- リサリサジョセフとシーザーの波紋の師匠。その正体は、ジョセフの母親であるエリザベス。
- スピードワゴン石油王となり、財団の力でジョセフを支援。
ここでは、ジョースター家の血筋がイギリスからアメリカへと渡り、ツェペリ家との絆がさらに深まったことがわかります。
スタンド発現と宿命の再会:承太郎とDIO(第3部)
1987年、ついにあの男が復活します。ジョナサンの肉体を奪ったDIOが目覚めたことで、ジョースターの血族に異変が起こります。
- 空条承太郎(第3部主人公)ジョセフの孫。日本の高校生。DIOの復活により、幽波紋(スタンド)が発現します。
- ジョセフ・ジョースター前作の主人公であり、承太郎の祖父。娘のホリィ(承太郎の母)を救うため、日本へやってきます。
- DIO(ディオ)ジョナサンの肉体を乗っ取って復活。彼の発現したスタンド能力が、血縁であるジョースター家にも影響を与えました。
- ジャン・ピエール・ポルナレフ / 花京院典明 / モハメド・アヴドゥル / イギー承太郎と共にエジプトを目指す仲間たち。SPW財団のヘリで合流するなど、組織的な協力体制が見られます。
この第3部で、ジョースター家の宿敵は「石仮面」から「DIOという存在そのもの」へと明確に定義されました。
黄金の精神が息づく町:仗助と杜王町の仲間たち(第4部)
第3部から12年後、日本の杜王町が舞台。ここで衝撃の事実が判明します。
- 東方仗助(第4部主人公)ジョセフ・ジョースターの隠し子。承太郎にとっては「年下の叔父」にあたるという、少し複雑な血縁関係です。
- 空条承太郎海洋学者として杜王町を訪れます。仗助を導く先輩的な立ち位置。
- ジョセフ・ジョースター高齢となり認知症の気配もありますが、隠し子である仗助に会うために来日します。
- 広瀬康一 / 虹村億泰仗助の親友。スタンド使い同士の深い絆で結ばれています。
- 吉良吉影杜王町に潜む殺人鬼。ジョースターの血縁ではありませんが、町の平和を脅かす存在として仗助たちと対峙します。
第4部は、ジョースター家の血が日本という地で独自の広がりを見せた時期と言えます。
運命に抗う黄金の風:ジョルノ・ジョバァーナ(第5部)
舞台は2001年のイタリア。主人公は、これまでのどの主人公とも異なる複雑な出自を持っています。
- ジョルノ・ジョバァーナ(第5部主人公)その正体は「DIOの息子」。しかし、DIOはジョナサンの肉体を奪っていたため、遺伝学的にはジョナサンの息子でもあります。つまり、承太郎にとっては「祖父の弟(大叔父)」という驚きの関係性です。
- ブローノ・ブチャラティジョルノが所属するギャング組織のチームリーダー。ジョルノの志に共鳴し、運命を共にします。
- 空条承太郎 / 広瀬康一物語の冒頭、DIOの息子を調査するために康一がイタリアへ派遣されます。SPW財団の調査能力が光る場面です。
ジョルノはDIOの冷徹さとジョナサンの正義感を併せ持つ、ハイブリッドな英雄として描かれています。
石作りの海で完結する宿命:徐倫とプッチ神父(第6部)
2011年のアメリカ。物語はジョースター家とDIOの因縁の最終局面へ。
- 空条徐倫(第6部主人公)承太郎の娘。ジョースター家初の女性主人公です。
- 空条承太郎父として徐倫を救うために登場。しかし、DIOの遺志を継ぐ者によって窮地に追い込まれます。
- エンリコ・プッチ神父DIOの親友であり、彼の「天国へ行く方法」を実行しようとする最大の敵。
- エルメェス・コステロ / ウェザー・リポート徐倫と共に刑務所内で戦う仲間たち。
第6部のラストでは、プッチ神父のスタンド能力によって世界が一巡します。これにより、第1部から続いたジョースター家の物語は一つの終焉を迎えました。
新たな世界、新たな血統:ジョニィとジャイロ(第7部)
第7部「スティール・ボール・ラン」からは、これまでの世界とは別のパラレルワールドでの物語が始まります。
- ジョニィ・ジョースター(第7部主人公)第1部のジョナサンに対応する存在。元天才騎手ですが、下半身不随となっています。
- ジャイロ・ツェペリネアポリス王国から来た鉄球の使い手。ジョニィの相棒であり師のような存在。
- ディエゴ・ブランドー(Dio)この世界におけるディオ。ジョニィのライバルとして立ちはだかります。
- ファニー・ヴァレンタイン大統領アメリカ合衆国大統領。聖なる遺体を巡ってジョニィたちと争います。
この世界でも「ジョースター」「ツェペリ」「ブランドー」の3つの姓が重要な鍵を握っているのが興味深いポイントです。
呪いを解く物語:定助と東方家(第8部)
舞台は再び杜王町へ。しかし、第4部とは全く異なる設定の世界です。
- 東方定助(第8部主人公)壁の目付近で発見された記憶喪失の青年。その正体は、この世界の「空条仗世文」と「吉良吉影」が融合した存在です。
- 東方家定助を引き取った名家。この世界の東方家は、ジョニィ・ジョースターの妻となった東方理那の末裔にあたります。
- 広瀬康穂定助を支えるヒロイン。第4部の康一に対応するポジションです。
第8部では、ジョニィが日本に持ち込んだ「聖なる遺体」と、それにまつわる「不治の病(呪い)」を巡る家系の因縁が描かれました。
仕組み(メカニズム)を追う最新章:ジョディオの冒険(第9部)
現在連載中の最新作「ザ・ジョジョランズ」では、第7部から続く家系図のさらに先が描かれています。
- ジョディオ・ジョースター(第9部主人公)ハワイに住む15歳の少年。彼は第7部のジョニィ・ジョースターの直系にあたります。
- ドラゴナ・ジョースタージョディオの兄。兄弟で協力して「大富豪」になることを目指します。
- バーバラ・アン・ジョースタージョディオたちの母。彼女は第8部の吉良聖美(吉良吉影の母)の妹にあたります。
最新部では、一巡後の世界におけるジョースター家の血筋がどのように枝分かれし、現代に繋がっているのかが徐々に明かされています。
まとめ:ジョジョ 相関図から見える「継承」の物語
いかがでしたでしょうか。第1部から第9部まで、形を変え、世界を変えながらも、ジョースター家の血統は常に物語の中心にあります。
ここで紹介した関係性を整理すると、ジョジョの物語がいかに「血の繋がり」と「意志の継承」を大切にしているかがよく分かります。特に、第1部の宿敵であるディオの影響が、第5部のジョルノや第6部のプッチ神父を通じて、形を変えて現れ続ける構成は見事というほかありません。
これからジョジョを読み返す際や、最新話を追う際には、ぜひこのジョジョ 相関図を思い出してみてください。キャラクター同士の意外な繋がりを知ることで、作品への理解がより一層深まるはずです。
もし、原作漫画を全巻揃えたい、あるいは特定の部をじっくり読み返したいという方は、ジョジョの奇妙な冒険でチェックしてみるのがおすすめです。カラー版や文庫版など、自分に合ったスタイルでこの壮大な叙事詩を楽しみましょう。
今後も進化を続けるジョースター家の物語から、目が離せませんね!

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