ネーナとジョジョ第3部の死闘!女帝の能力と衝撃の正体を徹底解説

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『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース』を語る上で、避けては通れない「トラウマ級」の刺客といえば誰を思い浮かべますか?

DIOが放った刺客は数多くいますが、その中でも心理的な恐怖と肉体的な嫌悪感を同時に植え付けてきたのが、タロットカード「女帝(エンプレス)」の暗示を持つ本体、ネーナです。

インドのベナレスを舞台に、ジョセフ・ジョースターを絶体絶命の窮地に追い込んだ彼女の戦いは、まさに「奇妙」そのもの。今回は、ネーナの驚愕の正体から、寄生型スタンド「女帝」の恐るべき能力、そして熟練の戦士ジョセフがいかにして彼女を退けたのか、その全貌を徹底的に掘り下げていきます。


絶世の美女の皮を被った刺客「ネーナ」の衝撃

物語の中盤、インドの活気あふれる街に現れたネーナは、読者の誰もが「ヒロイン候補か?」と見紛うほどの美貌の持ち主でした。

彼女は、あの憎めない悪役ホル・ホースに熱烈な恋心を抱く健気な女性として登場します。ホル・ホースに冷たくあしらわれても献身的に尽くすその姿は、殺伐としたスタンド使い同士の戦いの中で、一時の清涼剤のようにすら感じられました。

しかし、それこそがネーナの仕掛けた巧妙な罠だったのです。

ジョジョの世界において「見た目に騙されてはいけない」というのは鉄則ですが、ネーナはその最たる例と言えるでしょう。彼女の正体は、私たちが目にした若く美しい女性ではありませんでした。

彼女が纏っていた「美貌」は、実は自分の肉で作った精巧な「殻」に過ぎなかったのです。その中身は、背が低く、お世辞にも美しいとは言えない、悪意に満ちた醜悪な姿。このギャップこそが、荒木飛呂彦先生の描くホラー的演出の真骨頂であり、多くの読者に衝撃を与えたポイントです。


寄生型スタンド「女帝(エンプレス)」の恐るべき成長性

ネーナが操るスタンド「女帝(エンプレス)」は、直接的な破壊力で圧倒するタイプではありません。その真価は「寄生」と「同化」、そして「成長」にあります。

戦いの発端は、ネーナがジョセフの腕に自分の血液を付着させたことでした。この一見何でもない接触が、死へのカウントダウンの始まりだったのです。

徐々に自我を持つ「デキモノ」

ジョセフの右腕に付着した血液は、やがて小さなイボのような盛り上がりを見せます。最初はただのデキモノかと思われましたが、それは刻一刻と形を変え、やがて人間の顔のような造形を作り出し、ついには言葉を発し始めました。これが「女帝」の本体です。

宿主の肉を喰らって育つ

女帝の恐ろしい点は、宿主であるターゲットの肉体からエネルギーを奪い、それを糧にして物理的に成長していくことです。最初は小さな話し相手に過ぎなかったスタンドが、次第に腕を生やし、筋力をつけ、宿主の身体を直接攻撃し始めます。

ジョセフのケースでは、女帝は彼の腕の上で成長し、ジョセフ自身の指を噛み切ろうとしたり、顔面を殴打したりと、防ぎようのない至近距離からの攻撃を繰り返しました。

波紋エネルギーすら通用しない絶望

ジョセフ・ジョースターといえば、第2部の主人公であり、太陽のエネルギー「波紋」の達人です。通常、吸血鬼や屍生人であれば波紋一撃で粉砕できるはずですが、女帝には通用しませんでした。

なぜなら、女帝は「ジョセフの肉体そのもの」と化していたからです。波紋を流せば、それは女帝を通り越してジョセフ自身の肉体を傷つけることになってしまう。自分の武器が自分を苦しめるという、ジョセフにとってこれ以上ないほど相性の悪い相手だったのです。


老練な知略!ジョセフ・ジョースターが示した「倒し方」

絶体絶命の状況下で、ジョセフはどうやってこの寄生生物を振り払ったのでしょうか。ここで光ったのが、若き日の柱の男たちとの死闘で培われた、ジョセフ特有の「ハッタリ」と「機転」です。

ジョセフは、女帝の慢心を利用しました。女帝はジョセフの腕と同化しているため、外部からの干渉を受けにくいと確信していました。しかし、ジョセフは街中にあった「コールタール」の樽に目をつけます。

物理的な封殺とハーミットパープル

ジョセフは、成長した女帝を無理やりコールタールの樽の中に突っ込みました。熱を帯び、やがて固まる性質を持つコールタールは、女帝の自由を奪う物理的な拘束具となります。

どれだけ宿主と同化していようとも、外側からカチカチに固められてしまえば、その怪力も振るうことができません。身動きが取れなくなった女帝に対し、ジョセフは自身のスタンド「隠者の紫(ハーミットパープル)」を併用します。

コールタールの上からハーミットパープルでぐるぐる巻きにし、逃げ場を完全に奪った状態で、一気に締め上げました。

同化の弱点を突いたフィニッシュ

「女帝」が受けたダメージは、当然ながら本体であるネーナにフィードバックされます。腕を粉々に破壊された女帝の最期と共に、遠く離れた場所でホル・ホースといたネーナの本体もまた、同様の部位を破壊され、その「偽りの美貌」を維持できなくなり死亡しました。

ジョセフは、パワーではなく、環境と相手の性質を逆手に取った「ロジカルな戦法」で、この執念深い刺客を退けたのです。


ネーナというキャラクターが物語に残したもの

ネーナ戦のエピソードは、第3部の中でも非常にユニークな立ち位置にあります。

まず、ジョセフ・ジョースターというレジェンドキャラクターが、老いてもなお衰えない知略を見せつけたこと。そして、DIOの刺客がいかに多様で、かつ冷酷であるかを読者に再認識させたことです。

彼女はホル・ホースを利用してジョースター一行に近づきましたが、その裏には徹底した「殺意」がありました。ジョジョにおける「女性キャラクター」は、味方であれば非常に頼もしく、敵であればこれ以上なく恐ろしい存在として描かれますが、ネーナはその「恐ろしさ」の象徴的な一人と言えるでしょう。

また、ネーナの最期は、彼女が騙していたホル・ホースですらドン引きするほどの醜態でした。「悪には必ず悲惨な末路が待っている」というジョジョの哲学を、これほど視覚的に分かりやすく示したシーンも珍しいかもしれません。


現代の視点で見るネーナと「女帝」の恐怖

もし現代にネーナのような刺客が現れたら、これほど恐ろしいことはありません。SNSやアプリで簡単に「なりすまし」ができる現代において、ネーナの「美人の皮を被る」という行為は、ある種のアナロジー(比喩)のようにも感じられます。

物理的な寄生だけでなく、精神的に取り入り、内側からボロボロに破壊していくその手法。ネーナ戦を読み返すと、単なる超能力バトル以上の、人間心理の闇に触れるような不気味さを感じずにはいられません。

だからこそ、ジョセフが放った「おまえの次のセリフは……」というお馴染みの勝ち名乗りが、読者に大きなカタルシスを与えてくれるのです。


ネーナとジョジョの奇妙な世界を振り返って

ネーナとの戦いは、第3部の旅路における一つの大きな転換点でもありました。これ以降、刺客たちの能力はより複雑化し、単純な力押しでは勝てない戦いが増えていきます。

ネーナの正体を知った時の衝撃、そして女帝がジョセフの腕でニヤリと笑う不気味な表情。これらは、数十年経った今でもファンの間で語り継がれる名シーンです。

もしあなたが、久しぶりにジョジョの3部を読み返したり、アニメを見返したりする機会があれば、ぜひネーナの細かい仕草や、ジョセフの焦りから反撃に至るまでの心理描写に注目してみてください。そこには、作者・荒木飛呂彦先生が仕掛けた「恐怖」と「知略」のギミックが凝縮されています。

ネーナというキャラクターは、ただの「やられ役」ではありません。彼女はジョセフ・ジョースターという偉大な戦士の価値を改めて証明し、読者に「目に見えるものだけが真実ではない」という教訓を残した、記憶に残る強敵だったのです。

今回の解説を通じて、ネーナとジョジョの奥深い世界観をより一層楽しんでいただければ幸いです。

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