『ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風』。イタリアを舞台にした熱い群像劇の中で、ひときわ異彩を放つムードメーカーといえば、グイード・ミスタですよね。
「4」という数字を極端に嫌うジンクスを持ちながら、仲間想いでプロフェッショナルな暗殺術を見せる彼。そんなミスタの魅力を語る上で絶対に欠かせないのが、命を吹き込む「声」の存在です。
今回は、アニメ版でミスタを演じた鳥海浩輔さんを中心に、歴代のゲーム作品でミスタを演じた豪華キャスト陣、そして驚きの「演じ分け」の裏側まで徹底的に解説していきます。
アニメ版『ジョジョ』ミスタの声優は鳥海浩輔さん!
テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』でミスタ役を射止めたのは、実力派声優の鳥海浩輔さんです。
鳥海さんといえば、数々の乙女ゲームやアニメでクールな美男子を演じてきたイメージが強いかもしれませんが、ジョジョにおけるミスタの演技は、まさに「新境地」とも言えるハマり役でした。
ミスタはチームの中でも明るい性格ですが、その根底にはギャングとしての冷徹さと、死線を潜り抜けてきた男の図太さがあります。鳥海さんは、その「軽さと重さ」のバランスを絶妙な低音と、時には叫びを交えた熱演で見事に表現してくれました。
特に、ミスタがパニックになった時の「4だ!4なんだよーっ!」という絶叫や、敵を追い詰める際の「真の覚悟」を感じさせる低いトーンのギャップに、多くのファンが痺れたはずです。
1人7役?セックス・ピストルズの驚異の演じ分け
ミスタの魅力を語る上で、彼のスタンドである「セックス・ピストルズ」は無視できません。実はこの6人の弾丸たち(No.1〜No.7、4は欠番)、すべてミスタ役の鳥海浩輔さんが一人で声を当てていることをご存知でしょうか。
No.1からNo.7まで、それぞれ性格が微妙に異なります。
リーダー格でしっかり者のNo.1。
暴君だけど頼れるNo.3。
泣き虫で甘えん坊のNo.5。
ミスタ本人と同じように、ピストルズたちにも豊かな感情がありますが、鳥海さんはこれらを加工された高音ボイスで見事に演じ分けています。
アニメをじっくり見返してみると、個体ごとの微妙なニュアンスの違いに驚かされるはずです。ミスタとピストルズが会話するシーンは、実質的に「鳥海さんの一人芝居」なのですが、全くそれを感じさせない掛け合いのテンポの良さは、まさにプロの技と言えるでしょう。
ジョジョの世界をより深く楽しむなら、ジョジョの奇妙な冒険 第5部 Blu-rayなどで、その細かな演技をチェックしてみるのもおすすめです。
歴代のミスタを演じた豪華声優陣を振り返る
ジョジョは歴史が長い作品であるため、アニメ化される以前のゲーム作品では、別の声優さんがミスタを演じていた時期がありました。ここでは「歴代ミスタ」とも呼べる豪華なキャスト陣をご紹介します。
黄金の旋風(PS2)版:伊藤健太郎さん
2002年に発売された伝説のアクションゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の旋風』。ここでミスタを演じたのは伊藤健太郎さんでした。
この頃のミスタは、アニメ版よりも少し熱血漢としての側面が強く、勢いのある演技が特徴的でした。当時のファンにとっては「ミスタといえば伊藤さん」というイメージが長く定着していました。
ASB / EOH(PS3・PS4)版:赤羽根健治さん
2013年発売の『オールスターバトル(ASB)』や『アイズオブヘブン(EOH)』では、赤羽根健治さんがミスタを担当。
赤羽根版ミスタは、スタイリッシュで少し青臭さの残る、若きギャングといった印象でした。クールな台詞回しが光っており、鳥海さんとはまた違った「色気のあるミスタ」として人気を博しました。
なぜアニメ版でキャストが変更になったのか
「なぜ過去のゲームから声優が変わったの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
ジョジョシリーズにおいて、ゲーム版からアニメ版へのキャスト変更は珍しいことではありません。これは、アニメ制作にあたって「チーム全体での声のバランス」を再構築するためと言われています。
ブチャラティチームは、リーダーのブチャラティを中心に、ジョルノ、アバッキオ、ミスタ、ナランチャ、フーゴという個性派揃い。この6人が揃った時の「声のハーモニー」や「掛け合いのしやすさ」を重視して、改めてオーディションが行われるのが通例です。
結果として、鳥海浩輔さんのミスタは、中村悠一さん(ブチャラティ役)や小野賢章さん(ジョルノ役)たちの声と見事に調和し、アニメ版としての完成された「護衛チーム」を作り上げました。
現在では、最新のゲーム作品であるジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rでも、アニメ版に準拠して鳥海浩輔さんがミスタ役を継続しており、事実上の「決定版」として定着しています。
鳥海浩輔さんのミスタが「最高」と言われる理由
SNSや口コミサイトを見ても、鳥海さんのミスタに対する評価は非常に高いです。その理由は、単に「声が良い」だけでなく、ミスタという男の「人間臭さ」を完璧に捉えているからでしょう。
ミスタは一見、単純で楽観的なキャラクターに見えますが、その実、非常に理知的で観察眼に優れています。鳥海さんの演技には、その「頭の回転の速さ」を感じさせる切れ味があります。
また、ミスタの過去エピソードで見せた、理不尽な状況への怒りと、ブチャラティへの絶対的な忠誠心。これらを表現する際の鳥海さんの熱演は、視聴者の心を揺さぶりました。
ジョジョ5部の物語は過酷ですが、ミスタが登場してピストルズと騒いでいるシーンには、どこか救いがあります。その安心感を与えてくれるのも、鳥海さんの温かみのある声質のおかげかもしれません。
現場でのエピソード:キャストたちの絆
鳥海さんはインタビューなどで、5部のアフレコ現場について「本当のチームのような一体感があった」としばしば語っています。
特にミスタはチームのムードメーカー的な立ち位置ということもあり、現場でもキャスト同士の仲を繋ぐような空気感があったそうです。ジョルノ役の小野賢章さんや、ナランチャ役の山下大輝さんらとの、息の合った掛け合いは、そうした実際の信頼関係から生まれていたのですね。
こうした舞台裏を知ると、アニメを見返す際にも、よりキャラクター同士の絆が深く感じられるようになります。
ジョジョ5部ミスタの声優は誰?歴代キャスト比較や鳥海浩輔さんのハマり役を徹底解説!まとめ
グイード・ミスタという魅力あふれるキャラクターは、歴代の素晴らしい声優さんたちのバトンタッチを経て、現在の鳥海浩輔さんという最高のキャストに辿り着きました。
アニメ版での鳥海さんの演技は、ミスタの陽気さ、冷酷さ、そして「4」を怖がるコミカルな一面まで、すべてを完璧に網羅しています。特にセックス・ピストルズとの一人多役は、声優としての技術の結晶と言えるでしょう。
もし、まだアニメ版を未視聴の方や、ゲーム版との違いを体験したことがない方は、ぜひジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 DVDセットなどで、その魂の演技に触れてみてください。
ミスタの「覚悟」が、鳥海さんの声を通じてあなたの心にも熱く響くはずです。黄金のような体験を、ぜひその耳で確かめてみてくださいね!

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