ジョジョのヴァニラ・アイスの声優は誰?歴代キャストとキャラの魅力を徹底解説!

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『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース』。その物語の終盤、エジプトのDIOの館で承太郎一行の前に立ちふさがった「最凶の刺客」を覚えているでしょうか。

そう、ヴァニラ・アイスです。

主君であるDIOへの狂信的なまでの忠誠心、そして触れたものすべてを暗黒空間へ飲み込む無敵のスタンド「クリーム」。彼が放つ絶望感は、数あるジョジョの敵キャラクターの中でも群を抜いています。

そんなヴァニラ・アイスの恐怖を、声という命で吹き込んだ歴代の演者たちは、一体どのような演技を見せてくれたのでしょうか。今回は、アニメやゲームなど、メディアごとに異なる「ヴァニラ・アイスの声優」にスポットを当てて、その魅力と圧倒的な存在感を深掘りしていきます。


テレビアニメ版で圧倒的な存在感を放った速水奨

現在、多くのジョジョファンにとって「ヴァニラ・アイスの声」として真っ先に思い浮かぶのは、2014年から放送されたテレビアニメ版のジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダースで演じた速水奨さんではないでしょうか。

速水奨さんといえば、その艶やかで深みのある低音ボイスが最大の特徴です。数々の知的な美形キャラクターや、底知れない悪役を演じてきたレジェンドですが、ヴァニラ・アイス役ではその真髄が発揮されました。

ヴァニラ・アイスという男は、一見すると非常に冷静で、DIOに対してはどこまでも紳士的です。しかし、その内面には「DIOのためなら自らの命すらゴミのように捨てる」という、常軌を逸した狂気が渦巻いています。

速水さんは、この「静かなる狂気」を完璧に表現しました。DIOに血を捧げるために迷いなく自らの首をはねるシーンでの淡々とした口調。そして、ポルナレフやイギーを追い詰める際の、冷酷でありながらどこか恍惚とした響き。

特に、主君が大切にしている「館」を傷つけられた際に豹変し、「ド畜生がァーーーッ!!」と激昂する場面の迫力は圧巻でした。気品と野蛮さが同居する速水さんの演技は、まさにヴァニラ・アイスというキャラクターの多面性を体現していたと言えるでしょう。


OVA版で見せた納谷六朗の冷徹な暗殺者像

テレビアニメ版より遡ること約20年。1990年代に制作されたOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)版のジョジョの奇妙な冒険 OVAでは、名優・納谷六朗さんがヴァニラ・アイスを演じました。

OVA版は、全体的に作画が劇画調で、ストーリーもよりソリッドでシリアスな雰囲気が漂っています。納谷六朗さんの演技も、その作風に合わせた「冷徹なプロの暗殺者」としての側面が強く打ち出されていました。

納谷さんの声は、速水さんのような重厚な低音とはまた異なり、どこか乾いた、温度の低い響きを持っています。それが、感情を排して淡々と標的を消し去っていくヴァニラ・アイスの不気味さを引き立てていました。

OVA版では、アヴドゥルが消滅させられるシーンの演出が非常に静かで、それゆえに「理不尽なまでの能力の強さ」が際立っています。納谷さんの落ち着いたトーンが、逃げ場のない絶望をよりリアルなものに変えていたのです。


ゲーム版で吉野裕行が表現した「剥き出しの狂気」

アニメ作品以外でも、ヴァニラ・アイスは強烈な個性を放っています。対戦型アクションゲームのジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rや、共闘アクションのジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンでは、吉野裕行さんが声を担当しています。

吉野裕行さんといえば、エネルギッシュで尖ったキャラクターを演じさせたら右に出る者はいない実力派です。ゲーム版のヴァニラ・アイスは、アニメ版と比較すると、より「攻撃的で剥き出しの狂気」が強調されています。

ゲームという媒体の性質上、技を繰り出す際の叫びや、対戦相手への罵倒などが多く含まれますが、吉野さんの演技からは、DIOという神に心酔しきって理性が焼き切れてしまった男の危うさが伝わってきます。

特にイギーを執拗に蹴りつけるシーンなどの、なりふり構わない執着心。スピード感のある吉野さんの声は、暗黒空間を自在に駆け巡るスタンド「クリーム」の躍動感とも非常に相性が良く、プレイヤーに強烈なインパクトを残しました。


初期のメディアミックスを支えたキャストたち

ジョジョの歴史は長く、まだアニメ化が一般的でなかった時代にも、様々な形で声が吹き込まれてきました。

1990年代にカプコンから発売された伝説的な対戦格闘ゲームジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産では、岸祐二さんが声を担当していました。格ゲー黄金時代のヴァニラ・アイスといえばこの声、というファンも少なくありません。

さらに遡ると、ドラマCD(カセットブック)版では、後にアニメ版でリサリサを支えたロギンスなどを演じたこともある青野武さんが声を当てていたこともあります。こうした多様なキャストの積み重ねが、現在のヴァニラ・アイスというキャラクターの深みを作っているのです。


ヴァニラ・アイスが愛される理由とその絶望的な強さ

なぜ、これほどまでに多くの声優が熱演し、ファンを惹きつけるのでしょうか。それは彼が、単なる「強い敵」ではなく、徹底した「信仰者」だからです。

彼のスタンド能力「クリーム」は、自らを飲み込むことで、この世の物理法則から外れた「暗黒の球体」となります。触れたものは粉砕されるのではなく、消滅する。この「有無を言わさぬ消去」という概念こそが、ジョジョにおける最大の恐怖の一つです。

しかし、その強大な力を持ちながら、彼は自身のプライドのために戦うことはありません。すべてはDIOのため。その潔いまでの自己犠牲精神が、悪役でありながらどこか崇高な雰囲気すら漂わせるのです。

ポルナレフ、イギー、アヴドゥルの3人がかりでも、誰一人生き残れる確証がないほどの死闘。イギーが自らの命を賭してポルナレフを救った瞬間、そして最後にヴァニラ・アイスが日光によって灰に還る瞬間。あの緊迫感あふれるバトルは、彼というキャラクターがいたからこそ成立した名シーンでした。


ジョジョのヴァニラ・アイスの声優は誰?歴代キャストとキャラの魅力を徹底解説!のまとめ

ヴァニラ・アイスという男は、その名の甘さとは裏腹に、最も苦く、最も暗い絶望を読者に与えたキャラクターでした。

速水奨さんの気高き狂気。

納谷六朗さんの冷徹な殺意。

吉野裕行さんの爆発する信仰心。

それぞれの声優が、自分なりの解釈で「DIOの右腕」を演じきったことで、私たちは時代を超えて、ヴァニラ・アイスという怪物の恐怖を味わい続けることができています。

改めてアニメを見返したり、ゲームをプレイしたりする際には、ぜひその「声」に注目してみてください。きっと、暗黒空間の向こう側に、彼らが作り上げた唯一無二のキャラクター像が見えてくるはずです。

ジョジョの物語は、敵役の放つ輝き(あるいはどす黒い輝き)があってこそ。ヴァニラ・アイスという「最凶の側近」の声を堪能しながら、再びエジプトの館へと足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

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