「ジョジョの奇妙な冒険」という作品の名を聞いて、あの独特なポーズや熱いバトルを思い浮かべない漫画好きはいないでしょう。1987年の連載開始から数えて、今や世代を超えた伝説となっています。
しかし、これから読み始めようとしている方や、アニメから原作に入ろうとしている方が必ず突き当たる壁があります。それは「結局、ジョジョは何巻まで出ているの?」という疑問です。
シリーズが長く、タイトルも部ごとに分かれているため、全貌を把握するのは至難の業に見えるかもしれません。そこで今回は、2026年現在の最新情報をベースに、各部の完結巻数から最新第9部の動向、そして挫折しないための読む順番までを徹底的にナビゲートします。
ジョジョは何巻まで?シリーズ累計の圧倒的なボリューム
まず結論からお伝えしましょう。2026年2月現在、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは第9部である『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』が絶賛連載中です。
単行本の巻数で言うと、シリーズ通算で140巻を大きく超える大長編となっています。これだけ聞くと「読み切れるかな?」と不安になるかもしれませんが、ジョジョの面白いところは「部ごとに物語が完結する」という点です。
一気に140巻を読む必要はありません。それぞれの部が独立した一つの物語として完成されているため、まずは区切りの良いところまで読み進めるのがコツです。
第1部から第5部までの完結巻数:黄金の遺産
ジョジョの物語の礎を築いた第1部から第5部までは、週刊少年ジャンプで連載されていた「伝説の時代」です。この時期の単行本は、巻数がリセットされずに通巻でカウントされていました。
第1部:ファントムブラッド(1巻〜5巻)
すべての始まりです。英国貴族のジョナサン・ジョースターと、宿敵ディオ・ブランドーの因縁が描かれます。吸血鬼と「波紋」という能力を駆使した戦いは、今読んでも色褪せない緊張感があります。
第2部:戦闘潮流(5巻〜12巻)
ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公です。軽妙なノリと天才的な戦略で、人類の天敵「柱の男」たちに立ち向かいます。
第3部:スターダストクルセイダース(12巻〜28巻)
ジョジョの代名詞とも言える能力「スタンド」が初登場する記念すべきシリーズです。空条承太郎がエジプトを目指し、復活したディオを倒すための旅に出ます。最も知名度が高い部と言えるでしょう。
第4部:ダイヤモンドは砕けない(29巻〜47巻)
日本のM県S市杜王町を舞台にした、日常の中に潜む恐怖を描くサスペンスホラー的な側面も持つ物語です。東方仗助とその仲間たちが、町に潜む殺人鬼を追います。
第5部:黄金の風(47巻〜63巻)
イタリアのギャング組織を舞台にした、ジョルノ・ジョバァーナの物語です。シリーズ屈指のスタイリッシュなデザインと、極限状態での知略戦が魅力です。
ここまでの合計63巻が、ジョジョの最初の大きな区切りとなります。もし全巻セットを探すなら、ジョジョの奇妙な冒険 文庫版などのコンパクトな形式も人気です。
第6部から第8部までの完結巻数:変革と新世界
第6部からは、単行本の巻数カウントが「第〇部 1巻」という形にリセットされるようになりました。物語のスケールもさらに広がり、より深い人間ドラマが展開されます。
第6部:ストーンオーシャン(全17巻)
初の女性主人公、空条徐倫が主役です。アメリカの刑務所を舞台に、父・承太郎を救うための戦いが描かれます。第1部から続くジョースター家とディオの因縁に、一つの決着がつく衝撃の結末は必見です。
第7部:STEEL BALL RUN(全24巻)
舞台は19世紀のアメリカ。広大な大陸を馬で横断する「スティール・ボール・ラン」レースを描きます。ここから物語はパラレルワールド的な「新世界」へと突入し、より緻密で芸術的な画風へと進化しました。
第8部:ジョジョリオン(全27巻)
再び杜王町が舞台となりますが、第4部とは異なる世界線の物語です。記憶を失った青年・東方定助が、自分の正体を探る物語。シリーズ最長の27巻というボリュームで、幾重にも重なる謎が解き明かされていきます。
最新第9部『The JOJOLands』は今何巻まで?
現在進行形で歴史を作っているのが、第9部『The JOJOLands』です。
2026年2月時点での最新刊は第7巻。そして、次巻となる第8巻は2026年3月19日の発売が予定されています。舞台はハワイ。主人公ジョディオ・ジョースターが、仲間と共に「大富豪になる」という野望を掲げ、仕組み(メカニズム)を攻略していく物語です。
最新の単行本を手に入れるなら、The JOJOLandsをチェックしておくと、新刊の通知なども受け取りやすくなります。
現在の執筆ペースは非常に安定しており、およそ4〜5ヶ月に1冊のペースで新刊が発売されています。最新のジョジョをリアルタイムで追いかけるのは、ファンにとって最高の贅沢と言えるでしょう。
ジョジョを何巻から読むべき?おすすめの順番
これだけ巻数が多いと、「どこから手をつければいいのか」と悩むのは当然です。読者のタイプ別に、おすすめのルートを提案します。
王道の直球ルート:第1部から
「物語の歴史をすべて肌で感じたい」という方は、やはり第1部からです。初期の劇画タッチから、現在の洗練されたアートスタイルへの進化を体験できるのは、1部から読む人だけの特権です。
スタンドバトル入門ルート:第3部から
「有名なスタンド能力が見たい!」という方は、第3部から入るのもアリです。ここから読んでも背景説明が丁寧になされているため、置いてきぼりになることはありません。
現代的で読みやすいルート:第7部から
昔の絵柄が少し苦手……という方は、青年誌に移籍して画力が極まった第7部『STEEL BALL RUN』から入るのがおすすめです。前作との直接的な繋がりが薄いため、一本の長編映画を見るような感覚で楽しめます。
もし電子書籍でスマートに読みたいなら、Kindle Paperwhiteなどのデバイスがあれば、140巻を超える膨大なコレクションも手のひらに収まります。
忘れちゃいけないスピンオフ作品の魅力
本編の巻数だけでも膨大ですが、ジョジョの世界をより深く楽しむための外伝も充実しています。
特に人気なのが『岸辺露伴は動かない』シリーズです。第4部の人気キャラクター、岸辺露伴が狂言回しとなり、奇怪な現象に遭遇する短編集です。1冊完結型のエピソードが多いため、ジョジョのエッセンスを短時間で味わいたい方には最適です。
また、公式スピンオフ漫画である『クレイジー・Dの悪霊的失恋』なども、原作へのリスペクトに溢れた名作として評価されています。
ジョジョを全巻揃えるための賢い選択
これだけの長編、新品で全巻揃えるとなるとそれなりの予算が必要です。通算140巻以上を新品で買うと、およそ8万円から9万円ほどの出費になります。
少しでも安く、かつスマートに揃えたい場合は、以下の方法を検討してみてください。
- 文庫版で揃える: 第1部から第6部までは文庫版が出ています。1冊あたりの収録ページ数が多いため、巻数を抑えられ、棚のスペースも節約できます。
- フルカラー版(電子書籍): ジョジョには公式に美しく着色された「カラー版」が存在します。スタンド能力の視認性が格段に上がるため、初心者には特におすすめです。
- 中古セットを活用する: ジョジョ 全巻セットなどで一括購入すれば、定価よりも大幅に安く手に入るケースが多いです。
まとめ:ジョジョは何巻まで?最新9部の発売日と全シリーズの完結巻・読む順番を徹底解説!
「ジョジョは何巻まであるのか?」という疑問から始まり、各部の魅力や最新の連載状況までを見てきました。
改めてまとめると、ジョジョは2026年2月現在、第9部『The JOJOLands』が最新7巻まで発売されており、3月には8巻が登場します。シリーズ全体では140巻を超える金字塔ですが、その一冊一冊に荒木飛呂彦先生の「人間讃歌」というテーマが熱く込められています。
ジョジョの世界に足を踏み入れるのに、遅すぎるということはありません。第1部の重厚な因縁から読み始めるもよし、最新9部のハワイの風を感じるもよし。あなたに合ったスタイルで、この偉大な物語の旅を始めてみてください。
一度読み始めれば、あなたの日常にも「ゴゴゴ……」という擬音が聞こえてくるような、刺激的な体験が待っているはずです。

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