大相撲の本場所、色とりどりの化粧まわしが土俵を彩る「幕内土俵入り」の時間。伝統的な富士山や龍の絵柄が並ぶ中、突如として異彩を放つデザインが目に飛び込んできました。
そこに描かれていたのは、なんと人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター。
「えっ、今ジョジョが見えたよね?」「あの力士は誰?」「公式なの?」と、SNSやテレビの前で釘付けになった方も多いはずです。伝統ある相撲界に、スタイリッシュなジョジョの世界観が融合した瞬間は、まさに「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!」な衝撃でした。
今回は、この「ジョジョの化粧まわし」を締めている力士の正体から、気になるデザインの秘密、そして制作の裏側に隠された熱いエピソードまで、どこよりも詳しく解説していきます。
ジョジョの化粧まわしを締める力士の正体
まず、誰もが気になる「あの化粧まわしを締めている力士は誰なのか」という疑問から解決していきましょう。
その力士とは、木瀬部屋所属の**志摩ノ海(しまのうみ)**関です。
志摩ノ海関は三重県志摩市出身。学生相撲の名門・近畿大学を経て角界入りした実力派です。小細工なしの真っ向勝負、粘り強い押し相撲が持ち味で、多くの相撲ファンから愛されている力士の一人ですね。
彼がこの伝説的な「ジョジョまわし」を初めて披露したのは、2022年3月の大阪場所(春場所)でした。土俵入りの花道に姿を現した瞬間、会場からはどよめきが起こり、ネット上では瞬く間にトレンド入り。その後も十両や幕内の土俵入りで着用されており、今や志摩ノ海関の代名詞とも言える存在になっています。
ちなみに、志摩ノ海関自身も非常に勝負強い精神の持ち主。土俵際で粘る姿は、まさにジョジョの登場人物たちが絶望的な状況から逆転を狙う「黄金の精神」を感じさせます。
岸辺露伴が描かれたデザインの秘密
志摩ノ海関の化粧まわしには、ジョジョ第4部『ダイヤモンドは砕けない』に登場する人気キャラクター、天才漫画家の**岸辺露伴(きしべ ろはん)**が描かれています。
なぜ数あるキャラクターの中で露伴だったのでしょうか。そこにはデザイン担当者の深いこだわりが詰まっています。
- 「だが断る」の力強い刺繍露伴の代名詞といえば、あまりにも有名なセリフ「だが断る」。この化粧まわしには、露伴のクールな表情とともに、この名セリフが堂々と刺繍されています。相撲において相手の攻めを「断る(拒む)」、あるいは自分自身の弱気な心に「だが断る」と告げる。そんな勝負師としての覚悟が込められているのです。
- 「シマノウミィィ」の擬音演出ジョジョ作品に欠かせないのが、独特の擬音(描き文字)ですよね。このまわしには、露伴の横に「シマノウミィィッ!!」という、いかにもジョジョらしいフォントで名前が記されています。文字が震えているようなデザインは、まさにスタンド攻撃を受けているかのような迫力です。
- 幸運を呼ぶ「8つの星」背景にあしらわれた8つの星は、ジョジョの物語が第1部から第8部(※製作当時)まで続いている歴史を象徴すると同時に、力士にとっての至上命題である「勝ち越し(白星)」を願う意味も含まれています。
このデザインを担当したのは、グラフィックデザイナーの小林満氏。小林氏は、伝統工芸と現代アートを融合させる第一人者であり、このまわしもただの「キャラグッズ」ではなく、最高峰の工芸品として仕上げられています。
なぜ「ジョジョ」なのか?制作に至った経緯
そもそも、なぜ伝統的な大相撲の世界でジョジョとのコラボが実現したのでしょうか。
実はこのプロジェクト、集英社のムック『JOJO magazine 2022 SPRING』の創刊記念企画としてスタートしました。作者である荒木飛呂彦先生も公認しており、まさに公式中の公式といえるプロジェクトなのです。
きっかけは、志摩ノ海関が所属する木瀬部屋と、ジョジョの制作に携わる関係者との縁だったと言われています。また、志摩ノ海関の名前の響きが、どことなく「ジョジョの奇妙な冒険」に登場しそうなリズムであることや、彼の真面目でストイックな性格が作品のファン層にも響くという判断もあったのでしょう。
実際にこのまわしが完成するまでの過程は、まさに職人たちの意地のぶつかり合いでした。荒木先生の繊細なタッチを刺繍で再現するのは至難の業。何度も試作を重ね、露伴の鋭い眼光を糸だけで表現したのです。
気になる「ジョジョまわし」のお値段は?
さて、これほどまでに精巧で豪華な化粧まわし、一体おいくらするのか気になりますよね。
通常、大相撲の化粧まわしは、後援会(タニマチ)やスポンサーから贈られるものです。一般的な価格相場を知ると、腰を抜かすかもしれません。
- 化粧まわしの標準価格:100万円〜200万円
- 高価なもの:500万円〜1,000万円以上
志摩ノ海関のジョジョまわしは、京都の西陣織などの高度な技術を用い、金糸や銀糸を贅沢に使用した特注品です。さらに人気IP(知的財産)であるジョジョのデザイン使用権や、一流デザイナーによる監修費用を考慮すれば、数百万円単位の価値があるのは間違いありません。
まさに、一生ものの「家宝」とも言える一品なのです。
相撲界に広がる「キャラまわし」の世界
志摩ノ海関のジョジョまわしがこれほど受け入れられたのは、近年の相撲界における「キャラまわし」の普及も影響しています。
実は過去にも、ファンを驚かせたキャラクターたちが土俵を彩ってきました。
- 『北斗の拳』のラオウ: 元横綱・稀勢の里(二所ノ関親方)が着用。世紀末覇者の風格が横綱の威厳とマッチしていました。
- 『キン肉マン』: 元大関・琴奨菊などが着用。作者のゆでたまご先生が熱心な好角家である縁で実現しました。
- 『ハローキティ』: サンリオとのコラボまわし。可愛らしさと相撲のギャップが話題を呼びました。
- 『くまモン』: 熊本県出身の力士たちが、郷土愛の象徴として着用。
これらは、決して伝統を軽んじているわけではありません。むしろ、新しいファン層(特に若者や海外の方)に相撲の魅力を知ってもらうための、前向きな挑戦なのです。志摩ノ海関のジョジョまわしも、今や相撲会場での「シャッターチャンス」として、観客の楽しみの一つになっています。
ジョジョファンなら手に入れたい関連アイテム
志摩ノ海関の活躍やジョジョの化粧まわしを見て、改めてジョジョの世界に浸りたくなった方も多いのではないでしょうか。
特に、まわしの主役である岸辺露伴のスピンオフ作品『岸辺露伴は動かない』は、ドラマ化や映画化もされており、今まさに最も熱いシリーズです。原作コミックス岸辺露伴は動かないを改めて読み返すと、化粧まわしの「だが断る」というセリフの重みがより一層増して感じられます。
また、志摩ノ海関のような力士たちの迫力ある姿をより鮮明に楽しむなら、最新のスマートフォンやタブレットでの観戦もおすすめ。例えばiPad Airなどの大画面デバイスがあれば、土俵入りの際のまわしの刺繍の細部までじっくりと観察することができます。
相撲中継を録画して、細かいディテールを確認するのも通な楽しみ方ですね。
志摩ノ海関とジョジョのこれから
志摩ノ海関は、時に苦しい星勘定になることがあっても、決して腐ることなく土俵に上がり続けています。その姿は、どんな強敵に打ちのめされても立ち上がる、ジョジョの歴代主人公たちの姿と重なります。
「ジョジョの化粧まわし」は、単なる衣装ではありません。それは、志摩ノ海関に向けられたファンの期待、制作者の情熱、そして『ジョジョの奇妙な冒険』という作品が持つ「人間讃歌」の精神が形になったものです。
今後、もし大相撲を観戦する機会があれば、ぜひ土俵入りに注目してみてください。そこには、伝統を守りながらも新しい風を取り入れ、戦い続ける力士の誇りが輝いています。
次に「だが断る」のまわしが土俵に現れるとき、志摩ノ海関はどんな熱戦を見せてくれるのか。私たちは、その黄金のような輝きを放つ瞬間を、全力で応援せずにはいられません。
ジョジョの化粧まわしが話題!力士は誰?岸辺露伴のデザインや値段を徹底解説のまとめ
いかがでしたでしょうか。
志摩ノ海関が締める「ジョジョの化粧まわし」には、岸辺露伴の強い精神性と、相撲界の伝統技術、そして作品への深い愛が凝縮されていました。
- 着用力士: 木瀬部屋の志摩ノ海関
- デザイン: 岸辺露伴と「だが断る」の名セリフ、そして「シマノウミィィ」の擬音
- 価値: 伝統工芸としての技術が結集した、数百万円クラスの超高級品
- 意義: 伝統文化と現代漫画の融合による、新しいファン層の開拓
伝統ある相撲界で、自分の好きなものや信念を表現する。それは、まさに岸辺露伴が大切にしている「リアリティ」と「矜持」そのものです。
これからも、志摩ノ海関がジョジョの化粧まわしとともに土俵を沸かせ、私たちに勇気を与えてくれることを期待しましょう。グレートですよ、こいつはぁ!

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