「ジョジョの奇妙な冒険」という作品は、読む者の魂を震わせる独特の熱量を持っていますよね。あの濃密な世界観、予測不能なスタンドバトル、そして心に刻まれる名セリフの数々。ファンなら一度は「自分でもスタンドを操ってみたい」「あのキャラと戦ってみたい」と願うのは必然です。
その願いを叶えてくれるのが、歴代のジョジョを題材としたゲームたちです。しかし、いざ遊ぼうと思っても「格ゲーは難しそう」「種類が多すぎてどれが良いのかわからない」と足踏みしてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、数あるタイトルの中から、格闘ゲームとしての完成度やファン納得の再現度を誇る名作を厳選してご紹介します。初心者でも楽しめる最新作から、伝説の神ゲーまで、あなたにぴったりの一冊ならぬ「一機」を見つけるガイドになれば幸いです。
格ゲー初心者こそ遊ぶべき「オールスターバトル R」の魅力
現在、ジョジョのゲームを遊びたいと考えた時に最も有力な選択肢となるのがジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rです。
この作品は、2013年に発売された伝説的なタイトルをベースに、ゲームシステムを根本から作り直した「究極のリマスター版」と言えます。第1部から最新の第9部に至るまで、50体を超えるキャラクターが参戦しているボリュームは圧巻の一言です。
圧倒的なビジュアル再現度と「動く漫画」体験
本作の最大の特徴は、原作者である荒木飛呂彦先生の絵がそのまま動き出したかのようなグラフィックにあります。キャラクターの陰影やポージング、画面を埋め尽くす「ゴゴゴゴ」という擬音。どれをとっても「ジョジョを遊んでいる」という実感が凄まじいです。
対戦中に特定の条件を満たすと発生する「シチュエーションフィニッシュ」では、原作の名シーンが忠実に再現されます。勝敗を超えて、ファンとしての喜びを感じられる仕掛けが随所に散りばめられています。
初心者でも安心の「イージービート」システム
「格闘ゲームはコマンド入力が難しくて、技が出せないうちに負けてしまう」という不安を持っている方にこそ、このジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rを手に取ってほしい理由があります。
本作には「イージービート」という機能が搭載されており、弱攻撃ボタンを連打するだけで、基本コンボからド派手な演出の必殺技(HHA)まで自動的につなげてくれます。これにより、複雑な操作を覚えなくても、初日からジョジョらしいスタイリッシュなバトルを楽しむことが可能です。
もちろん、格ゲーとしての奥深さも進化しています。前作で不評だったゲームスピードの遅さは解消され、新たに「アシスト」システムが導入されたことで、キャラクター同士の共闘という熱い展開も自らの手で作れるようになりました。
3Dアクションの極致「アイズオブヘブン」で夢の共闘を
格闘ゲームという枠組みを少し広げて、広大なフィールドを駆け巡りたいならジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンがおすすめです。
こちらは1対1の平面的な戦いではなく、2対2で戦う3D対戦アクションゲームとなっています。奥行きのあるステージを自由自在に動き回り、相棒と連携して敵を追い詰める感覚は、スタンドバトルの多角的な攻防を見事に表現しています。
荒木先生監修のオリジナルストーリー
本作最大の目玉は、原作の枠を超えた全編フルボイスのストーリーモードです。承太郎と徐倫の親子共闘、ジョナサンとジョセフの共演など、本来なら出会うはずのないキャラクターたちが時空を超えて集結します。
この物語は荒木飛呂彦先生が監修しており、ファンならニヤリとする掛け合いや、思わず涙するような展開が目白押しです。格闘ゲームとしてのストイックな対戦よりも、「ジョジョの新しい物語を体験したい」というモチベーションがある方に最適なタイトルです。
デュアルヒートアタックの演出力
2対2のシステムを活かした「デュアルヒートアタック(DHA)」は、特定の組み合わせで特殊な演出に変化します。例えば、DIOとプッチ神父による「天国への階段」を彷彿とさせるコンビネーションなど、キャラ愛が深ければ深いほど感動する演出が揃っています。
アクションの難易度は比較的低めに設定されているため、ゲームが苦手な方でもストーリーを完結させるまでしっかり楽しめるはずです。
今なお語り継がれる伝説の神ゲー「未来への遺産」
ジョジョの格ゲーを語る上で、避けては通れないのが1990年代にカプコンから発売されたジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産です。
発売から25年以上が経過した今でも、格ゲー界隈では「神ゲー」として崇められ、世界大会が開催されるほどの人気を保っています。なぜ、これほどまでに愛され続けているのでしょうか。
格ゲーとしての「異常なまでの」完成度
本作は、ストリートファイターシリーズなどで知られるカプコンの技術力が結集した2D格闘ゲームです。最大の特徴は、ボタン一つで本体とスタンドを切り替える「スタンドシステム」にあります。
スタンドを出している間は攻撃力が増したり、本体とは別にスタンドだけを操作して「挟み撃ち」にしたりといった、スタンド使いらしい変幻自在な戦い方が可能です。この「タンデムアタック」という独自のコンボシステムは、現在の最新格ゲーと比較しても極めて独創的で、高い戦略性を生んでいます。
ドット絵が放つ唯一無二のオーラ
現代の美麗な3DCGも素晴らしいですが、本作のドット絵によるアニメーションは、もはや芸術の域に達しています。キャラクターの立ち姿、衣装のなびき方、そしてスタンドが繰り出すラッシュの迫力。
第3部のストーリーをなぞるモードもあり、格ゲーとしてのストイックさと、原作への深いリスペクトが奇跡的なバランスで融合しています。現在では遊べる環境を整えるのが少し大変ですが、格ゲーファンを自負するなら一度は触れておくべき「聖典」と言えるでしょう。
アーケードの熱狂「ラストサバイバー」という新境地
家庭用ゲーム機を飛び出し、ゲームセンターで今まさに熱い戦いが繰り広げられているのがジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバーです。
これまでの対戦格闘とは一線を画す「スタンド・バトルロイヤル」というジャンルで、最大20人のプレイヤーがひとつのエリアで最後の一人になるまで生き残りをかけて戦います。
索敵とスキルの心理戦
格ゲーのようなコマンド入力によるコンボよりも、本作では「いかに敵より先に相手を見つけ、有利な位置からスタンド能力を叩き込むか」という立ち回りが重要視されます。
承太郎なら「時止め」で一気に距離を詰め、ミスタなら遠距離から正確に狙い撃つ。それぞれのスタンド特性が、バトルロイヤルというルールの中で見事に役割分担されており、キャラクターごとの個性が際立っています。
対戦格闘が苦手な人でも、隠れてやり過ごしたり、不意打ちを狙ったりといった「知略」で勝利を掴めるのが、このゲームの面白いところです。ゲームセンターで見かけたら、ぜひ1プレイ試してみてください。
プレイスタイル別・あなたに最適なジョジョゲーの選び方
ここまで紹介してきたタイトルは、どれも個性が強く、それぞれ異なる楽しみ方を提供してくれます。どれを選ぶか迷っているあなたへ、タイプ別の提案をまとめました。
- 最新の環境で、とにかく多くのキャラを動かしたいなら: ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rがベストです。操作も簡単で、グラフィックの美しさは他の追随を許しません。
- 一人でじっくり、夢のような物語を読みたいなら: ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンを選んでください。アクションゲームとしての難易度も控えめで、物語への没入感は最高です。
- 格ゲーとしての深い駆け引きや技術を極めたいなら: ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産を探してみましょう。2D格ゲーの頂点のひとつを体験できます。
- スリル満点の心理戦を多人数で楽しみたいなら: ゲームセンターへ足を運び、ジョジョの奇妙な冒険 ラストサバイバーの筐体に座ってみてください。
ジョジョのゲームは、単なるキャラクターグッズの枠を超え、一つの対戦ツールとして磨き上げられたものばかりです。
ジョジョの格闘ゲームおすすめ4選!初心者向けから神ゲーと称される名作まで比較:まとめ
「ジョジョの奇妙な冒険」という壮大な物語は、格闘ゲームという媒体を通じて、私たちに新しい「黄金体験」を与えてくれます。
原作を読み返した後に、自分の手で承太郎の「オラオラ」やDIOの「無駄無駄」を繰り出す快感。それは、漫画を読んでいるだけでは味わえない、ゲームならではの喜びです。
最近のゲームは初心者への配慮が行き届いており、かつてのような「格ゲー=上級者のもの」という壁は取り払われつつあります。ボタンを連打するだけで発動する必殺技、原作の名シーンを完全再現したカットイン、そして時代を超えて交差するキャラクターたちの会話。
あなたがどのタイトルを選んだとしても、そこには作り手の深い「ジョジョ愛」が詰まっていることに気づくはずです。
もし、あなたが今、どのソフトを手に取るべきか迷っているなら、まずは直感で「このキャラを使ってみたい!」と思える作品から始めてみてください。その一歩が、あなたの日常を「奇妙な冒険」へと変えてくれるはずです。
覚悟はいいか? 私はできている。
さあ、あなたもスタンド使いの一人として、ジョジョの格闘ゲームおすすめ4選!初心者向けから神ゲーと称される名作まで比較して、至高のバトルに身を投じてみませんか。

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