「ジョジョって有名だけど、ぶっちゃけ漫画はいつから始まったの?」
「アニメからハマったけど、原作の巻数が多すぎてどこから手をつければいいかわからない……」
そんな悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。独特の絵柄や「擬音」、そして「スタンド」という画期的な設定。今や世界中に熱狂的なファンを持つジョジョの奇妙な冒険ですが、その歴史は想像以上に長く、そして深いものです。
今回は、ジョジョの連載開始から現在までの歩み、各部の特徴、そして初心者におすすめの「失敗しない読む順番」までを徹底的に紐解いていきます。この記事を読み終える頃には、あなたも立派な「ジョジョ好き」への第一歩を踏み出しているはずです。
伝説の始まりは1986年!週刊少年ジャンプでの誕生
『ジョジョの奇妙な冒険』の歴史が幕を開けたのは、今から35年以上も前のこと。1986年12月2日発売の『週刊少年ジャンプ』(1987年1・2合併号)がその記念すべき第一歩でした。
作者の荒木飛呂彦先生は、当時から「人間讃歌」というテーマを掲げていました。どんなに追い詰められた状況でも、知恵と勇気で運命を切り拓く人間の姿。その熱いメッセージは、連載開始当初から現代に至るまで、一本の太い柱として作品を支え続けています。
当時はまだ「第1部」という明確な区切りはなく、19世紀のイギリスを舞台とした物語としてスタートしました。しかし、物語が進むにつれて主人公が交代し、その血統が受け継がれていくという「大河群像劇」としてのスタイルが確立されていったのです。
全9部の壮大な歴史!各シリーズの連載期間と特徴
ジョジョの最大の魅力は、部ごとに主人公も舞台も、時にはジャンルさえもガラリと変わる点にあります。ここでは、現在連載中の最新作まで、それぞれの時代背景を見ていきましょう。
第1部:ファントムブラッド(1986年〜1987年)
すべての始まりです。英国貴族の青年ジョナサン・ジョースターと、宿敵ディオ・ブランドーの因縁が描かれます。「波紋」と呼ばれる特殊な呼吸法を用いたバトルが特徴です。単行本では1巻から5巻という短いボリュームですが、ここを読まずしてジョジョは語れません。
第2部:戦闘潮流(1987年〜1989年)
舞台は1938年。ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターが主人公です。第1部よりもさらに軽快でトリッキーな頭脳戦が繰り広げられます。人類の祖ともいえる強敵「柱の男」たちとの死闘は、今なおファンからの人気が非常に高いエピソードです。
第3部:スターダストクルセイダース(1989年〜1992年)
ここで、ジョジョの代名詞ともいえる「スタンド(幽波紋)」が登場します。主人公は空条承太郎。100年の眠りから覚めたディオを倒すため、日本からエジプトへと旅をするロードムービー的な面白さがあります。現在の能力バトルの礎を築いた金字塔です。
第4部:ダイヤモンドは砕けない(1992年〜1995年)
日本の地方都市「杜王町(もりおうちょう)」を舞台にした、日常の中に潜む異常を描くサスペンスホラー風の物語です。主人公は東方仗助。近所の知り合いがスタンド使いだったり、殺人鬼が町に紛れ込んでいたりと、身近な恐怖と絆が描かれます。
第5部:黄金の風(1995年〜1999年)
舞台はイタリア。ギャングスターを目指す青年ジョルノ・ジョバァーナが、仲間とともに組織のボスを倒すべく過酷な任務に挑みます。チーム全体の絆や、宿命に抗う姿が美しく描かれ、特に女性ファンや海外ファンからの支持が熱い部です。
第6部:ストーンオーシャン(1999年〜2003年)
シリーズ初の女性主人公、空条徐倫が登場します。アメリカの刑務所を舞台にした、脱獄と陰謀の物語。スタンド能力も非常に複雑化し、物理法則を無視したような壮絶なラストシーンは、連載当時大きな衝撃を与えました。
第7部:スティール・ボール・ラン(2004年〜2011年)
ここから掲載誌が『ウルトラジャンプ』へと移籍し、より大人向けの深い人間ドラマへと進化します。19世紀のアメリカ大陸横断レースを舞台に、ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの友情と成長が描かれます。これまでの世界観を一新した「再起動」とも言える作品です。
第8部:ジョジョリオン(2011年〜2021年)
再び「杜王町」が舞台となりますが、第4部とはパラレルワールドのような関係です。震災後の町に現れた記憶喪失の青年、東方定助が自分の正体を探るミステリー仕立ての内容。10年というシリーズ最長の連載期間を誇ります。
第9部:The JOJOLands(2023年〜連載中)
現在、最新作として連載されているのがこの第9部です。ハワイを舞台に、大富豪になることを夢見る少年ジョディオ・ジョースターの物語。現代社会の仕組みを反映した新しいジョジョが展開されています。
どこから読むのが正解?初心者におすすめのルート
「全部で100巻を優に超える漫画を、どこから読めばいいの?」という不安は、ジョジョ初心者なら誰もが通る道です。基本的には以下の3つのパターンから選ぶのがおすすめです。
1. 王道の「第1部から順番に」ルート
やはり、作者の意図通りに読むのが最も感動が大きいです。第1部で提示された謎や因縁が、数十年後の第3部や第6部で回収される瞬間の快感は、順番に読んだ人にしか味わえません。
2. 人気絶大の「第3部から」ルート
「まずは有名なスタンドバトルを楽しみたい!」という方は、第3部から入るのもアリです。主人公の承太郎はシリーズの顔でもありますし、設定解説も丁寧なので、ここから入って興味が出たら第1部に戻るというファンも大勢います。
3. 未知の体験を求めるなら「第7部から」ルート
「昔のジャンプのノリが少し苦手かも……」と感じるなら、掲載誌が変わり、画力も構成も極限まで磨かれた第7部スティール・ボール・ランから読み始めるのも一つの手です。過去作との直接的な繋がりが薄いため、一本の長編映画を観るような感覚で楽しめます。
どの部から読み始めても、最終的には「他の部も読みたい!」と思わせてくれるのがジョジョの凄さです。
漫画を読むなら紙?それとも電子書籍?
最近ではスマホで手軽に読める電子書籍派が増えていますが、ジョジョに関しては「紙」と「デジタル」それぞれにメリットがあります。
- 紙の単行本: 荒木先生の圧倒的な描き込みを大画面で楽しめます。特にカラー原稿の美しさや、表紙の装丁デザインはコレクション性が非常に高いです。
- 電子書籍(カラー版): ジョジョには公式にフルカラー化されたデジタル版が存在します。スタンド能力の派手な演出が色付きで分かりやすくなっており、初心者には特におすすめです。
また、文庫版や愛蔵版(函装版)なども発売されているため、自分のライフスタイルに合わせた形を選んでみてください。例えばKindleなどのタブレットがあれば、全巻持ち歩くことも可能です。
ジョジョが長年愛され続ける3つの理由
なぜ、これほどまでに長く連載が続き、世代を超えて愛されているのでしょうか。そこには他の漫画にはない独自の魅力があります。
圧倒的なアートセンス
荒木飛呂彦先生は、イタリアの彫刻やファッション雑誌から影響を受けている公言しており、キャラクターの立ち姿(いわゆる「ジョジョ立ち」)や色使いは、もはや芸術の域に達しています。ルーヴル美術館に作品が展示されたこともあるほどです。
予測不能な頭脳バトル
「パワーが強い方が勝つ」という単純な図式ではありません。どんなに弱そうな能力でも、使い道次第で最強の敵を打ち負かす。そのロジカルで心理的な駆け引きは、読者を常にワクワクさせてくれます。
世代を超えて受け継がれる魂
一人のヒーローがずっと戦うのではなく、その意志が子供へ、孫へと受け継がれていく物語。この「血の宿命」という大きなテーマが、読者の心に深く刺さるのです。
まとめ:『ジョジョの奇妙な冒険』漫画はいつから?連載期間と読む順番を徹底解説!
ここまで見てきた通り、『ジョジョの奇妙な冒険』は1986年の連載開始から現在に至るまで、常に進化を続けている唯一無二の作品です。
35年以上の歴史があり、巻数も多いですが、一歩踏み出せばそこには「黄金の体験」が待っています。第1部の重厚なクラシックホラーから、最新第9部の現代的なサスペンスまで、どの時代から触れてもその熱量に圧倒されること間違いありません。
もしあなたがまだジョジョを体験していないのなら、まずはジョジョの奇妙な冒険 第1部を手に取ってみてください。あるいは、直感で気になった部の表紙を選んでみるのもいいでしょう。
時を止める能力も、運命を変える力も、すべてはこの漫画の中に詰まっています。あなたもジョースター家の一族とともに、奇妙な冒険の旅に出かけてみませんか?


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