ジョジョ「空」の名字に込められた意味とは?承太郎と徐倫の由来や家系の謎を徹底考察

ジョジョ
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「ジョジョの奇妙な冒険」という壮大なサーガの中で、最も象徴的な主人公の一人といえば、やはり第3部の空条承太郎ですよね。学ランをなびかせ、「やれやれだぜ」とクールに決める彼の姿は、世代を超えて愛されています。

ところで、皆さんは彼の名字である「空条(くうじょう)」という響きに、どんなイメージを持っていますか?実はこの名字、現実には存在しない荒木飛呂彦先生による創作なのですが、そこには物語の根幹に関わる深い意味や、キャラクターの精神性が凝縮されているんです。

今回は、承太郎から娘の徐倫へと受け継がれた「空」の一文字に焦点を当て、その由来や家系に隠された謎を徹底的に深掘りしていきます。


「空条」という名字はなぜ生まれたのか?

まず気になるのは、この特徴的な名字がどうやって誕生したのかという点です。荒木先生のインタビューなどを紐解くと、そこには非常にロジカルかつ直感的なネーミングのプロセスが見えてきます。

承太郎の名前を決める際、まず優先されたのは「ジョジョ(JOJO)」という愛称が成立することでした。第1部のジョナサン、第2部のジョセフに続き、第3部でも「じょう・じょう」と韻を踏む必要があったわけです。

そこで「条」と「承」という漢字が選ばれました。「承」という字には「受け継ぐ」「引き受ける」という意味があります。これは、ジョースター家の血統と、ディオとの因縁を「受け継ぐ」者としての宿命を象徴しているといえるでしょう。

その「条」の上に組み合わされたのが「空」でした。漢和辞典を引いて直感的に選ばれた一文字だと言われていますが、この「空」こそが、承太郎というキャラクターに圧倒的な深みを与えているのです。

承太郎の「空」が象徴する圧倒的な静寂と強さ

承太郎は、歴代主人公の中でも極めて寡黙なキャラクターです。感情をあまり表に出さず、常に沈着冷静。その内面は、まさに「空(くう)」のように捉えどころがなく、しかし広大です。

仏教的な概念における「空」は、単なる「無」を意味するのではなく、「固定された実体はないが、縁によって万物とつながっている状態」を指します。承太郎のスタンドである「スタープラチナ」が、時間を止めるという究極の能力に目覚めるプロセスも、この「空」の概念に近いものがあるかもしれません。

何物にも縛られず、しかし誰よりも強く仲間を想う。彼の「空」は、すべてを包み込み、そして悪を撃ち抜くための「静かなる空間」だったのではないでしょうか。

ジョジョの奇妙な冒険 第3部を読み返してみると、彼が登場するシーンには常に独特の「静寂」が漂っていることに気づくはずです。

徐倫のスペル「Cujoh」に隠された父への葛藤

物語は第6部『ストーンオーシャン』へと進み、舞台はアメリカの刑務所へ。ここで主人公となるのが、承太郎の娘である空条徐倫です。

ここで非常に興味深い事実があります。承太郎の名字の英語表記は一般的に「Kujo」ですが、徐倫は自身の名字を「Cujoh」と綴ることがあります。なぜ同じ家族なのにスペルが異なるのでしょうか。

これは、父・承太郎との「距離感」を象徴しているという説が有力です。幼少期、家庭を顧みず世界中を飛び回っていた父に対し、徐倫は強い拒絶反応を持っていました。父と同じ「Kujo」を名乗ることを嫌い、あえて違う綴りを用いることで、一人の独立した人間としてのアイデンティティを確立しようとした。そんな彼女の反抗心と自立心が、この一文字の違いに表れているのです。

しかし、物語が進むにつれて、徐倫は父がなぜ家庭を離れなければならなかったのか、その真意を知ることになります。父が守ろうとしていたのは、家族であり、そして世界そのものであったこと。それを理解した時、彼女の「空条」という名字は、重荷から「誇り」へと変わっていくのです。

空条貞夫という「不在の父」がもたらす空虚

空条の家系を語る上で避けて通れないのが、承太郎の父親である「空条貞夫」の存在です。彼はジャズミュージシャンであり、ツアーで家を空けているという設定ですが、作中には一度も姿を見せません。

この「父親の不在」もまた、空条家に漂う一つの「空」の形と言えるでしょう。ホリィ(承太郎の母)が一人で息子を育て、承太郎がどこか大人びていて、冷徹なまでの自立心を持っているのは、この父の欠落が影響しているのかもしれません。

空条家における男性像は、常にどこか「ここではないどこか」を見つめています。貞夫は音楽の世界へ、承太郎は海洋冒険家として海の世界へ。彼らにとっての「空」とは、日常の枠を超えた広大な未知の世界を指しているようにも思えます。

「空」から「アイリン」へ:運命からの解放

第6部のラスト、ジョジョファンなら誰もが衝撃を受けた「世界の一巡」が起こります。プッチ神父との死闘の果て、たどり着いた新しい世界。

そこで私たちは、徐倫によく似た、しかしどこか違う女性に出会います。彼女の名前は「アイリン」。そこにはもう「空条」という名字も、「徐倫(ジョリーン)」という名前もありません。

これは、彼女たちがジョースター家の「血の運命」という呪縛から解き放たれたことを意味しています。代々続いてきたディオとの因縁、そして戦わなければならない宿命。それらすべてを「空」に返し、一人の人間として自由に生きる道を歩み始めたのです。

「空」という文字が持つ「空虚」と「自由」。物語の最後に彼女たちが手に入れたのは、運命に左右されない、真っさらな自分自身だったのではないでしょうか。

ジョジョの奇妙な冒険 第6部の結末は、悲しいだけでなく、どこか晴れやかな空のように澄み渡った読後感を与えてくれます。


ジョジョ「空」の名字に込められた意味とは?承太郎と徐倫の由来や家系の謎を徹底考察:まとめ

空条承太郎から始まり、徐倫へと繋がった「空」の物語。

一見するとクールで無機質な「空」という言葉には、実は「継承される意志」「父娘の絆」「運命からの脱却」という、ジョジョのテーマがぎっしりと詰め込まれていました。

承太郎の圧倒的な強さも、徐倫のしなやかな覚悟も、すべてはこの「空」という一文字が持つ無限の可能性から生まれていたのかもしれません。次にあなたがジョジョを読み返す時、彼らの名字に込められたこの深い意味を思い出してみてください。きっと、今まで以上に彼らの生き様が、心の中に鮮やかに響いてくるはずです。

もし、もっと深くジョジョの世界に浸りたいなら、改めて彼らの活躍をチェックしてみてくださいね。

ジョジョの奇妙な冒険を手に取れば、いつでもあの熱い「空」の下へ戻ることができますよ。

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