ジョジョの絵柄はなぜ変わった?魅力的な特徴と劇的な変化の歴史を徹底解説!

ジョジョ
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「ジョジョの奇妙な冒険」を読み始めたとき、多くの人が最初に抱く感想。それは「なんて独特な絵なんだ……!」という衝撃ではないでしょうか。濃密な描き込み、彫刻のような肉体、そしてページをめくるごとに進化していくキャラクターたち。

特に連載初期の第1部と、現在の最新シリーズを比較すると、同じ作者が描いたとは思えないほどの劇的な変化を遂げています。

なぜジョジョの絵柄はここまで変わったのか?

その裏側には、作者・荒木飛呂彦先生の飽くなき探究心と、漫画の枠を超えた芸術へのこだわりが隠されています。今回は、世界中のファンやクリエイターを魅了し続ける「ジョジョの絵柄」の変遷とその核心に迫ります。


1. 時代と共に進化するジョジョの絵柄:第1部から第9部までの旅

ジョジョの歴史は35年以上。その歳月は、そのまま絵柄の進化の歴史でもあります。大きく分けると、ジョジョの画風は4つのフェーズに分類できます。

筋肉の躍動と劇画の熱量(第1部〜第2部)

連載が始まった1980年代、週刊少年ジャンプは「筋肉こそが正義」の時代でした。北斗の拳に代表されるような、筋骨隆々のヒーロー像が求められていたのです。

荒木先生もその影響を受け、初期のジョナサン・ジョースターやジョセフ・ジョースターは、丸太のような腕と分厚い胸板を持つ、圧倒的な肉体美として描かれました。しかし、単なる模倣ではなく、ホラー映画のような不気味な陰影や、エネルギッシュな線がこの頃からすでに芽生えていました。

スタンドの登場と洗練(第3部〜第4部)

第3部に入り「スタンド(幽波紋)」という概念が登場したことで、戦いの主役は「肉体」から「精神の具現」へと移り変わります。これに伴い、絵柄も少しずつ削ぎ落とされ、スタイリッシュな方向へと舵を切りました。

特に大きな転換点は第4部の連載中。中盤を境に、承太郎や露伴たちの顔立ちがどんどんシャープになり、ファッション性が一気に高まりました。ゴツゴツとした劇画調から、現代的な美しさを備えた「荒木スタイル」の基礎が確立された時期といえるでしょう。

イタリア美術とハイブランドの融合(第5部〜第6部)

ジョジョの絵柄が「芸術」として語られ始めたのがこの時期です。荒木先生がイタリア旅行で受けたルネサンス美術の影響が、キャラクターの立ち姿や骨格に色濃く反映されるようになりました。

ミケランジェロの彫刻のような曲線美と、VOGUEなどのハイファッション誌から飛び出してきたような奇抜で美しい衣装。キャラクターはより細身になり、中性的な色気が漂うようになります。

リアリズムと青年誌への深化(第7部〜第9部)

掲載誌をウルトラジャンプに移したことで、ターゲット層に合わせたさらなる進化が起こります。第7部「スティール・ボール・ラン」以降、馬の筋肉や人間の皮膚の質感、唇の厚みなど、デッサン的なリアリズムが極限まで高まりました。

ただリアルなだけでなく、そこに「奇妙な」歪みや強調を加えることで、唯一無二の芸術性を放っています。最新の第9部「ザ・ジョジョランズ」でも、その進化は止まることを知りません。


2. 唯一無二!ジョジョの絵柄を形作る「3つの魔法」

なぜジョジョの絵は、一目見ただけで「ジョジョだ!」とわかるのでしょうか。そこには、他の漫画にはない独自の技法が散りばめられています。

彫刻的な陰影と「ハッチング」

ジョジョの顔の描き込みをよく見ると、細かい斜線(ハッチング)が何層にも重ねられているのがわかります。これは西洋の銅版画やデッサンに見られる技法です。

アニメ的なツルッとした肌ではなく、あえて「影」を線として描くことで、顔の凹凸やキャラクターが抱える苦悩、狂気といった感情を立体的に表現しています。

「コントラポスト」から生まれるジョジョ立ち

有名な「ジョジョ立ち」は、単にポーズが奇抜なだけではありません。美術用語で「コントラポスト」と呼ばれる、片足に重心を置き、体のラインをS字に捻る技法が応用されています。

この捻りをあえて極端に強調することで、静止画でありながら強烈な躍動感と、神話の神々のような威厳をキャラクターに与えているのです。

自由奔放なカラーリング

ジョジョのカラー原稿には「決まった色」がありません。空が黄色かったり、肌が紫だったり、服の色がカットごとに変わることも珍しくありません。

これは、そのシーンの「感情」を色で表現する、ポスト印象派(ゴーギャンなど)に近いアプローチです。現実の色に縛られない色彩感覚が、作品のサイケデリックでドラマチックな世界観を補強しています。


3. なぜ「苦手」が「大好き」に変わるのか?

ジョジョの絵柄は、初見では「アクが強い」「少し怖い」と感じる人もいます。しかし、読み進めるうちにその絵でなければ満足できなくなる「ジョジョの呪い」とも呼ぶべき魅力があります。

それは、荒木先生が「人間とは何か」というテーマ(人間讃歌)を、徹底的に肯定的に描いているからです。

鼻筋のシワ、剥き出しの歯、見開かれた瞳。キャラクターが全霊で戦っているときの「必死な表情」は、決して美化されただけの記号ではありません。その生々しさこそが、読者の魂を揺さぶるのです。

また、GUCCIBVLGARIといった世界的なハイブランドがジョジョとコラボレーションするのは、そのデザイン性がファッションの文脈からも高く評価されている証拠。漫画の枠を超えた「グラフィックアート」としての完成度が、一度掴んだら離さない魅力の源泉なのです。


4. クリエイターを刺激する!ジョジョ風の描き方のコツ

ジョジョの絵柄に憧れてペンを握る人も多いでしょう。荒木流のタッチを再現するためのポイントをいくつか紹介します。

  • 鼻の穴と唇の下をしっかり描く:省略されがちな鼻や口の構造を強調することで、一気にジョジョらしさが出ます。
  • 「入り」と「抜き」の強い線:細い線と太い線のコントラストを意識し、筆圧をコントロールしてエッジを立たせます。
  • 眉間のシワと影の集中:キャラクターが意志を示す際、眉間にグッと力を入れたような陰影を加えると、ジョジョ特有の「覚悟」が宿ります。

これらの要素を意識しながら、コピックやデジタルペイントソフトで色を乗せれば、自分だけのジョジョ風アートに近づけるはずです。


5. ジョジョの絵柄はなぜ変わった?魅力的な特徴と劇的な変化の歴史を徹底解説!:まとめ

ジョジョの絵柄が変わったのは、作者である荒木飛呂彦先生が、常に「新しい美しさ」と「リアルな人間性」を追い求めてきた結果です。

1980年代の劇画タッチから始まり、イタリア美術の優雅さを取り入れ、現在は緻密なリアリズムへと至ったその軌跡。それは、現状に満足せず、自身の表現をアップデートし続ける姿勢そのものを表しています。

「最初は苦手だったけれど、気づけばこの絵じゃないと物足りない」

そんな声が多いのは、ジョジョの絵柄に作者の情熱と、計算し尽くされた芸術的メソッドが詰まっているからに他なりません。

もし、まだ食わず嫌いをしている人がいたら、ぜひ最新の画集やコミックスを手に取ってみてください。そこには、漫画という枠を超えた、圧倒的な「黄金の精神」が描かれているはずです。

ジョジョの絵柄が持つ無限の魅力を、これからも一緒に目撃していきましょう!

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