「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでいると、ふとした瞬間にキャラクターのプロフィールが気になりませんか?身長、体重、そして「血液型」。荒木飛呂彦先生が描く魅力的な登場人物たちは、その血液型一つとっても、驚くほど性格や運命とリンクしているように感じられます。
特に数世代にわたるジョースター家の物語において、血統の継承は作品の核となるテーマです。今回は、ジョジョ各部の主要キャラクターの血液型データを網羅しつつ、そこから見えてくる「黄金の精神」と「血の宿命」についてディープに考察していきます。
ジョースター家のルーツと血液型の変遷
物語の始まりである第1部から、ジョースター家の血脈は独特の広がりを見せていきます。まずは、すべての始まりであるジョナサンから見ていきましょう。
- ジョナサン・ジョースター:A型英国紳士としての誇りを持ち、正義感が強く、どこまでも生真面目。まさに「A型」というステレオタイプなイメージを具現化したような性格です。彼の誠実さが、後の世代に続く「黄金の精神」の礎となりました。
- ジョセフ・ジョースター:B型ジョナサンの孫であるジョセフは、一転して「B型」になります。型破りで、計算高い策士。それでいて情に厚い。イギリスからアメリカ、そして世界へと羽ばたく彼の自由奔放さは、B型という設定に非常にしっくりきますね。
- 空条承太郎:B型第3部の主人公であり、シリーズの顔とも言える承太郎。彼はジョセフの孫にあたります。母親のホリィさんもB型であることから、ジョースター家の「B型の血」はここで完全に定着した感があります。寡黙でクール、群れることを嫌う一匹狼な気質は、B型のこだわり派な側面を象徴しているかのようです。
- 東方仗助:B型第4部の仗助も、ジョセフの隠し子ということでしっかりB型を受け継いでいます。リーゼントをバカにされるとキレるという、特定のこだわりに対する爆発力は、まさにB型らしい情熱と言えるかもしれません。
- 空条徐倫:B型第6部の徐倫も、父である承太郎からB型を引き継いでいます。こうして見ると、第2部以降のジョースター直系主人公は、驚くほど「B型」に偏っていることがわかります。これは、運命に縛られず、自らの意志で道を切り拓く「個の強さ」を表現するための意図的な設定なのかもしれません。
DIOとジョルノに流れる「奇跡のAB型」
ジョジョの血液型設定の中で、最もドラマチックで、ファンを唸らせたのが第5部の主人公、ジョルノ・ジョバァーナです。
- ジョルノ・ジョバァーナ:AB型彼の出自は非常に特殊です。肉体はジョナサン(A型)のものですが、頭部はDIO(B型)が乗っ取っています。その二人の「父」から生まれたジョルノが「AB型」であるという設定は、まさにハイブリッド。冷静沈着な判断力(A型的側面)と、目的のためには手段を選ばない冷徹な合理性(B型的側面)を併せ持つ彼の魅力を、血液型が見事に裏付けています。
ちなみに、宿敵であるDIO自身の血液型もB型です。第1部でのディオ・ブランドー時代から、野心的でプライドが高く、既存のルールを破壊していく様は、まさにB型の極致。そんな彼がジョナサンのA型の肉体を奪ったことで、新たな運命(AB型)が産み落とされたと考えると、血液型一つでご飯が3杯食べられるほど深い設定ですよね。
仲間たちの個性を彩る血液型データ
ジョジョの魅力は、主人公を支える仲間たちの多様性にもあります。彼らの血液型も、チーム内の役割を象徴するような割り振りになっています。
- 花京院典明:A型承太郎の相棒。礼儀正しく、洞察力に優れた彼は、A型らしい繊細さを持ち合わせています。
- ジャン=ピエール・ポルナレフ:AB型ムードメーカーでありながら、妹の復讐という重い過去を背負う。その多面的なキャラクター性は、AB型という設定に投影されているのかもしれません。
- ブローノ・ブチャラティ:A型第5部の理想的なリーダー。組織への忠誠と、部下への慈愛。規律を重んじるA型気質が、彼の「覚悟」をより強固なものに見せています。
- グイード・ミスタ:B型「4」という数字を極端に嫌うこだわり。楽天的ながら、自分の美学を曲げない姿勢は、B型キャラクターの典型とも言えます。
荒木先生のキャラ造形と血液型の関係
なぜこれほどまでにキャラクターと血液型がマッチしているのでしょうか。荒木飛呂彦先生は、キャラクターを構築する際に膨大な「調査書」を作成することで有名です。
そこには、好きな食べ物や嫌いなもの、そして血液型までが詳細に設定されています。これは単なるデータではなく、その人物が「どのような判断基準で動くか」を決定づける指針になっているはずです。
日本独自の文化である「血液型性格診断」を、作品のスパイスとして絶妙に取り入れているからこそ、私たちはキャラクターに対して「いかにも彼らしい!」という親近感を抱くのでしょう。
物語をさらに楽しむために、ジョジョの奇妙な冒険 画集などで、各キャラの詳細なプロフィールを読み返してみるのも面白いかもしれません。
まとめ:ジョジョの奇妙な冒険のキャラ血液型一覧!ジョースター家の共通点や性格・設定を解説
こうして振り返ってみると、「ジョジョの奇妙な冒険」における血液型は、単なるプロフィールの1項目を超えた、物語の補助線になっていることがわかります。
A型のジョナサンから始まり、B型のジョセフ、承太郎、仗助、徐倫へと続く流れは、伝統を重んじる精神から、個の自由と強さを尊ぶ精神への変遷とも読み取れます。そして、その両方を併せ持つAB型のジョルノが、黄金の風を巻き起こす。
血液型という視点から読み解くだけで、キャラクター同士の相性や、物語の対比構造がより鮮明に浮かび上がってきます。次に原作を読み返したり、アニメを観たりする際は、ぜひ彼らの「血」に思いを馳せてみてください。
きっと、これまで以上にキャラクターたちの叫びが、あなたの心に熱く響くはずです。
もし、さらに詳しい設定資料が気になったら、ジョジョ 6251などの公式設定資料集をチェックしてみることをおすすめします。そこには、まだあなたが知らない「血の宿命」が記されているかもしれません。

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