「ジョジョの奇妙な冒険」を読んだことがある人なら、一度は鏡の前で体をひねってみたことがあるのではないでしょうか。そう、あの独特すぎるポージング、通称ジョジョ立ちです。
単なる漫画のキャラクターの立ち姿を超えて、今やファッション界やアートの世界でも注目される「ジョジョ立ち」。でも、いざ自分でやってみようとすると「あれ? 何か違うな…」「体がバキバキ鳴るんだけど!」と苦戦する方も多いはず。
そこで今回は、初心者でも挑戦しやすい基本の型から、重力を無視した(?)激ムズポーズまで、その種類とやり方を徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたも立派なジョジョラーとして、日常の風景をッ! 黄金の精神でッ! 彩ることができるようになっているはずです。
そもそもジョジョ立ちとは何なのか?
「ジョジョ立ち」という言葉は、作者の荒木飛呂彦先生が描く、独創的で芸術的なポージングを指します。
荒木先生はイタリア彫刻(ミケランジェロなど)や、VOGUEに代表されるハイファッション誌のモデルのポーズからインスピレーションを受けていることを公言されています。
特徴を一言で言えば**「肉体の限界を超えた曲線美」**です。
- 解剖学的にありえない方向へのひねり
- 極端に片足に寄った重心
- 指先一つひとつに宿る意思
これらが組み合わさることで、静止画でありながら「ゴゴゴゴ…」という擬音が聞こえてくるような、圧倒的な躍動感が生まれるのです。
【初級編】まずはここから! 比較的安全なジョジョ立ちポーズ
いきなりアクロバティックなものに挑戦すると腰を痛めます。まずは関節に優しく、かつ「ジョジョっぽさ」がしっかり出るポーズからマスターしましょう。
ジョナサン・ジョースターの「顔隠し」
第1部の主人公、ジョナサンの象徴的なポーズです。ジョジョ立ちの原点とも言えるスタイルですね。
- 左腕の肘を曲げ、顔の前に持ってくる。
- 右腕をその下にくぐらせ、クロスさせる。
- 手のひらを自分の方に向け、指の間から鋭い視線を送る。
コツ: 指先をピンと伸ばし、少しだけ開くのがポイント。指の間から見える「目力」が重要です。
ジョセフ・ジョースターの「後頭部クロス」
第2部のジョセフが見せる、快活で自信に満ちたポーズです。
- 両腕を頭の後ろでクロスさせる。
- 右手で左の二の腕を軽く掴むようにする。
- 少しだけ顎を引き、不敵な笑みを浮かべる。
コツ: 肘をしっかり外側に張ることで、上半身のボリューム感が出ます。
花京院典明の「レロレロ…じゃない方の直立」
第3部の人気キャラ、花京院のポーズは気品が命です。
- 両足のかかとをつけ、つま先を外側に開いて立つ。
- 両腕を胸の前で優雅にクロスさせる。
- 背筋を真っ直ぐ伸ばし、顎を少し上げる。
コツ: 指先を軽く曲げ、芸術的な余韻を残すように意識してください。
【中級編】「ひねり」と「重心」を意識した本格ポーズ
ここからは少し難易度が上がります。ジョジョ立ちの神髄である「しなり」を取り入れていきましょう。
空条承太郎の「指差し」
「やれやれだぜ」という声が聞こえてきそうな、第3部主人公の定番ポーズ。
- 右足に重心を乗せ、左足を軽く前に出す。
- 上半身をグッと後ろに反らせる。
- 右手の人差し指を力強く突き出す。
コツ: ただ指を差すのではなく、反りすぎて倒れる一歩手前まで上体を後ろに持っていくと、一気に承太郎らしさが増します。ジョジョの奇妙な冒険 第3部を読み返して、あの「角度」を研究してみてください。
東方仗助の「S字カーブ」
第4部の仗助は、ファッションモデルのようなしなやかさが特徴です。
- 腰を右側に強く突き出す。
- 上半身は逆に左側へ傾ける。
- 両手を顔の近くに添え、指先を頬に近づける。
コツ: 体全体でアルファベットの「S」を描くイメージです。お腹を突き出すのではなく、骨盤を横にスライドさせる感覚が重要です。
キラークイーンの「爆破スイッチ」
スタンド(特殊能力)側のポーズも人気です。
- 両方の肘を胸の前でぴたっとくっつける。
- そのままの状態で、背中を大きく後ろに反らす。
- 顎を上げ、虚空を見つめる。
コツ: これ、実際にやってみるとかなり息が苦しいです。短時間でキメる集中力が試されます。
【上級編】もはや修行!? 物理法則に挑む激ムズポーズ
ここから先は、十分なストレッチを行ってから挑戦してください。周囲の安全確認も忘れずに!
ナランチャ・ギルガの「低重心ひねり」
第5部のナランチャが見せる、地面に近い位置でのポーズです。
- 片膝を深く曲げて腰を落とす。
- もう片方の足を後ろ、あるいは横に大きく伸ばす。
- その状態で上半身を180度近くひねる。
コツ: 凄まじい股関節の柔軟性と、体幹の筋力が必要です。床が滑りやすい場所では絶対にやらないでくださいね。
ポルナレフの「重力無視立ち」
第3部のポルナレフが見せた、伝説のポーズ。
- 体を真横に大きく倒す。
- 片足一本で全体重を支える。
- もう片方の足は宙に浮かせる。
コツ: 正直に言いましょう。これは壁に寄りかかるか、写真を撮る瞬間に友人に応援してもらうのが正解です。人間には「重心」というものがありますから。
ディアボロの「狂気的な反り」
第5部のボスが見せる、複雑怪奇なポージング。
- 足をクロスさせて立つ。
- 腰を極限まで前に突き出し、頭が地面に着く勢いで背中を反らす。
- 両手を左右に大きく広げ、天を仰ぐ。
コツ: ブリッジができるくらいの柔軟性がないと、腰を痛める危険があります。ヨガマットの上で練習することをおすすめします。
ジョジョ立ちを120%カッコよく見せるための3箇条
ポーズの形を覚えるだけでは、まだ50点です。真のジョジョ立ちを完成させるための極意をお伝えします。
1. 指先に魂を込める
ジョジョ立ちにおいて、手の指は顔と同じくらい雄弁です。
- 5本の指をバラバラの方向に曲げる
- 第一関節だけを少し反らせる
- 中指と薬指だけをくっつけるこうした「不自然な指の表情」が、画面に独特の密度を与えます。
2. 「黄金長方形」の回転を意識する
作中で語られる「黄金の回転」。ポージングにもこれを通わせましょう。
頭の先からつま先まで、一本の滑らかな曲線がつながっているか確認してください。鏡を見て「どこか直線的すぎるな」と感じたら、そこにもう一段階の「ひねり」を加えてみるのです。
3. 表情を「ッ!」にする
どんなに完璧なポーズでも、顔がボーッとしていては台無しです。
「覚悟」を決めた目つき、あるいは相手を見下すような傲慢な笑み。鼻から抜ける呼吸の音まで聞こえてきそうな、緊張感のある表情を作り込んでください。
写真に撮る時のテクニック:ジョジョの世界観を再現する
せっかくジョジョ立ちをマスターしたなら、写真に収めてSNSでシェアしたくなりますよね。その際のポイントをまとめました。
- ローアングル(煽り)で撮るカメラを地面に近い位置に置き、見上げるように撮りましょう。これだけで脚が長く見え、キャラクター特有の威圧感が強調されます。
- 広角レンズを活用するスマートフォンの広角モードを使うと、手前にある手が大きく、奥の体が小さく写る「パース(遠近法)」がつきます。これが荒木先生の絵のタッチに非常に近くなります。
- ライティング(光)にこだわるサイドから強い光を当てて、顔の半分に濃い影を作るのが「ジョジョ流」です。白黒はっきりしたコントラストが、劇画のような重厚感を生みます。
注意点:ジョジョ立ちによる怪我を防ぐために
最後に、とても大切なことをお伝えします。ジョジョ立ちは「人間讃歌」の表現ですが、人間の体の限界を超えようとするポーズでもあります。
- 準備運動を欠かさないいきなり腰をひねるとギックリ腰の原因になります。首、肩、手首、足首、そして腰回りを十分にストレッチしてから始めてください。
- 無理なポーズは「カメラマジック」でどうしても自立できないポーズは、壁を使ったり、あるいは寝そべって撮った写真を回転させたりする工夫も立派な技術です。健康あってこそのジョジョライフです。
ジョジョ立ちポーズの種類とやり方完全ガイド!初心者向けから激ムズまで徹底解説まとめ
いかがでしたか? ジョジョ立ちは、単なる「真似」ではなく、自分自身の肉体を使ってキャラクターの意思を表現する最高にクールな遊びです。
最初はジョナサンのような基本のポーズから。慣れてきたら承太郎や仗助、そしていつかはナランチャやポルナレフのような難攻不落のポーズへ。一歩ずつ、階段を登るように(プッチ神父のように!)極めていってください。
ジョジョ立ちは、自分の殻を破り、新しい自分に出会うための儀式のようなもの。日常に少し疲れた時、鏡の前で思いっきり腰をひねってポーズを決めてみてください。きっと、あなたの中に眠る「黄金の精神」が目覚めるはずです。
もし「このスタンドのポーズも解説してほしい!」「もっと細かく手の角度を教えて!」といった要望があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。
それでは、アリーヴェデルチ(さよならだ)!

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