『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』を読んでいると、誰もが一度は抱く疑問がありますよね。そう、物語の語り部であり、頼れる仲間である広瀬康一くんの「サイズ感」についてです。
画面の中で承太郎や仗助と並んでいる姿を見ると、どう見ても小学生、あるいはそれ以下の幼児のような身長に描かれているシーンが多々あります。しかし、彼は立派な高校1年生。実際のプロフィール設定はどうなっているのでしょうか?
今回は、ジョジョファンの間で永遠の謎(?)とされる康一くんの身長について、公式設定と作中描写のギャップ、そして作者である荒木飛呂彦先生が込めた「表現の意図」を徹底的に深掘りしていきます。
広瀬康一の公式身長は157cm!でもアニメ版では少し違う?
まずは結論から。原作漫画における広瀬康一の公式身長は「157cm」です。
157cmというと、現代の日本の男子高校生としてはかなり小柄な部類に入りますが、決して「膝丈サイズ」ではありません。女性の平均身長に近いくらいの高さはあるはずなのです。ちなみに、体重は39.5kgと設定されており、こちらもかなりスリムですね。
ところが、アニメ版の設定資料を見てみると、少し数字が変わっています。アニメ版での公式身長は「150cm」とされており、原作よりもさらにコンパクトな設定になりました。
とはいえ、150cmあったとしても、周囲の大人や高校生と並んで「腰の高さまでしかない」というのは物理的に計算が合いません。ここがジョジョという作品の面白いところで、数字上のデータと、私たちが目にしているビジュアルには、意図的な「嘘」が混じっているのです。
承太郎や仗助と比較!数値では説明できない絶望的な体格差
ジョジョ第4部には、身長180cmを超える大男たちがゴロゴロ登場します。彼らと康一くんを比較してみると、作中の描写がいかに「規格外」であるかがよくわかります。
- 空条承太郎:195cm数値上の差は38cmです。本来なら、康一くんの頭のてっぺんは承太郎の胸板か肩あたりに来るはず。しかし作中では、承太郎の膝から股下あたりに康一くんが収まっているシーンが散見されます。
- 東方仗助:185cm数値上の差は28cm。これくらいの差なら、カップルの理想の身長差に近いレベルですが、画面上では親子ほどの差に見えることがほとんどです。
- 山岸由花子:167cm恋仲(?)になる由花子さんとも10cmの差がありますが、彼女と並んでいる時の康一くんは、まるで抱き人形のようなサイズ感で描かれることがあります。
このように、康一くんの身長は「157cm」という設定がありつつも、実際の作画では100cm〜110cm程度、あるいはそれ以下として扱われていることがわかります。なぜこれほどまでに極端なデフォルメがなされているのでしょうか。
なぜあんなに小さい?荒木飛呂彦先生が仕掛けた「精神の視覚化」
康一くんが公式設定よりも遥かに小さく描かれるのには、明確な演出上の理由があります。それは、キャラクターの「精神性」や「立ち位置」を形にするという、ジョジョ特有の表現手法です。
物語の序盤、康一くんはスタンド能力も持たず、ただ事件に巻き込まれるだけの「守られるべき一般人」として登場しました。この時の彼は、精神的な未熟さや無力さを強調するために、あえて物理的にも小さく、弱々しく描かれています。
しかし、エコーズがACT1、ACT2、ACT3と進化していくにつれ、康一くんの精神はどんどんタフになっていきます。承太郎から「おまえは本当に頼もしいヤツだ」と認められるほど成長した時、康一くんの身長は数値こそ変わりませんが、読者が感じる「存在感」は巨大なものへと変化しています。
つまり、康一くんの小ささは「弱さ」の象徴ではなく、その小さな体から溢れ出す「黄金の精神」とのギャップを際立たせるための装置なのです。
第4部の裏ルール?「負けると縮む」敵キャラクターたちの謎
康一くんの身長について語る上で外せないのが、第4部の敵キャラクターたちに見られる「敗北すると小さくなる」という現象です。
例えば、小林玉美。彼は初登場時、嫌な威圧感を持つ大男として描かれていました。しかし、康一くんのエコーズに敗北し、心から屈服した後は、康一くんよりもさらに小さなサイズに縮んでしまいました。
同じく、サーフィスの使い手である間田敏和も、再登場時には初登場時の面影がないほどコンパクトなキャラクターとして描かれています。
これは荒木先生による「キャラクターの格」の表現だと言われています。自分を大きく見せようとする虚勢や、悪意による威圧感が消え、一気に「小物」になったことを視覚的に伝えるための、ジョジョ流の漫画的表現なのです。
康一くんの場合、彼らとは逆に「最初から小さいけれど、中身がどんどんデカくなる」という真逆の成長曲線を描いています。
康一くんのファッションと日常!ジョジョの奇妙な冒険を読み返して気づくこと
康一くんの身長が低いことで、日常シーンにもユニークなポイントが生まれています。
彼は常に清潔感のある学生服(学ラン)を着用していますが、あのサイズは特注なのでしょうか。あるいは、杜王町の洋品店で一番小さなサイズを選んでいるのかもしれませんね。康一くんが身につけている小物や、彼の部屋にある家具などを改めてチェックしてみると、周囲の環境との対比が面白く描かれています。
もしあなたが、康一くんの成長物語をもう一度最初から追いかけたいと思ったら、ジョジョの奇妙な冒険 第4部のコミックスを手に取ってみてください。巻を追うごとに、彼の顔つきが精悍になり、身長という物理的な枠を超えて「かっこいい男」になっていく過程を実感できるはずです。
また、康一くんのフィギュアなども、他のキャラクターとスケールを合わせるために非常に小さく作られていることが多く、コレクターズアイテムとしてもそのサイズ感は愛されています。
康一くんが愛される理由は「小ささ」と「勇気」のコントラスト
広瀬康一というキャラクターが、シリーズを通しても屈指の人気を誇るのは、彼が私たち読者に最も近い存在だからです。
190cmを超える超人たちが超能力で戦う世界において、157cm(描写上はもっと小さい)の少年が、震える足を必死に止めて強敵に立ち向かう姿。その「小ささ」があるからこそ、彼が振り絞る「勇気」がより大きく、尊いものとして私たちの胸に響きます。
荒木先生が彼をあえてあんなに小さく描いたのは、肉体的な強さではなく、心の強さを描きたかったからに他なりません。身長の低さは、彼の心の広さと強さを証明するための、最高のスパイスなのです。
ジョジョ康一の身長は実際何cm?公式設定と低く見える驚きの理由まとめ
改めて整理すると、ジョジョ康一の身長は公式設定で157cm(アニメ版では150cm)です。しかし、作中での描写がそれ以上に小さく見えるのは、キャラクターの精神性や成長を視覚的に表現するための、荒木飛呂彦先生による高度な演出でした。
「ジョジョ康一の身長」というキーワードで検索すると、多くのファンがその描写の謎について考察していますが、その答えは単なる作画ミスなどではなく、物語をよりドラマチックにするための「意図的なデフォルメ」にあります。
次に第4部を読むときは、ぜひ康一くんの身長の「変化」ではなく、彼の「存在感の変化」に注目してみてください。きっと、数値としての157cm以上に大きく見える、彼のヒーローとしての輝きに気づくはずです。
もし康一くんの活躍を美麗な映像で確認したいなら、ジョジョの奇妙な冒険 第4部 Blu-rayで、アニメ版の細かな身長差の描写をチェックしてみるのもおすすめですよ。

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