「ジョジョの奇妙な冒険」を読み進めていくと、避けては通れないほど重要な存在に気づくはずです。主人公たちのピンチに颯爽と現れ、最新の医療や移動手段、時には強力な助っ人まで用意してくれる無敵の組織。
そう、**「スピードワゴン財団(SPW財団)」**です。
あまりにも都合よく助けてくれるので、「この組織、一体何者なの?」「資金源はどうなっているの?」と不思議に思ったことはありませんか?今回は、ジョジョの世界を下支えする最強のバックアップ組織、スピードワゴン財団の正体に迫ります。
始まりはオウガーストリートの友情から
スピードワゴン財団の歴史を語る上で欠かせないのが、創設者であるロバート・E・O・スピードワゴンという男の生き様です。
彼はもともと、ロンドンの貧民街「オウガーストリート」で悪党たちのボスをしていました。しかし、第1部の主人公ジョナサン・ジョースターと拳を交え、彼の純粋な「黄金の精神」に触れたことで人生が一変します。
「こいつは……本物の紳士だ!」
暗黒街で生きてきたスピードワゴンにとって、ジョナサンの高潔さは衝撃でした。彼はジョナサンの戦いに同行し、吸血鬼ディオとの死闘を目の当たりにします。このとき、この世には人間の理解を超えた「邪悪な力」が存在することを知ったのです。
ジョナサンの死後、スピードワゴンはアメリカへ渡ります。テキサスで死に物狂いの努力の末、広大な油田を発掘。またたく間に世界有数の「石油王」へと上り詰めました。
彼が築いた莫大な富を、自分の贅沢のためではなく、「ジョースター家への恩返し」と「世界の平和」のために使う。その決意から1910年に設立されたのが、スピードワゴン財団なのです。
財団の「表」と「裏」二つの顔
スピードワゴン財団は、単なる私設軍隊ではありません。世界的に認められた巨大な非営利団体としての顔を持っています。
社会貢献としての「表」の顔
一般社会において、財団は以下の分野で多大な功績を残しています。
- 最先端医療の研究開発: 難病治療や人工知能、義肢技術など、世界最高峰の医療チームを擁しています。
- 野生動植物の保護: アフリカやアマゾンなど、絶滅危惧種の保護活動に資金を投じています。
- 科学技術の振興: 宇宙開発やエネルギー問題など、人類の未来に貢献する研究を支援しています。
これらの慈善事業によって、財団は国際社会で絶大な信頼を得ています。この信頼があるからこそ、多少の強引な隠蔽工作や、国境を越えた迅速な移動が可能になるわけです。
超常現象を追う「裏」の顔
しかし、財団の真の目的は別にあります。それは、創設者が目撃した「石仮面」や「吸血鬼」、そして後に判明する「柱の男」や「スタンド」といった超常的な脅威の調査・研究・隠蔽です。
ジョースター家の子孫がこれらの脅威に巻き込まれた際、財団は即座に動き出します。情報の収集から戦闘のバックアップ、事後処理まで、その活動範囲は多岐にわたります。
歴代ジョジョを支えた驚異の支援実績
第2部から第6部にかけて、財団がいなければジョースター家は確実に全滅していたと言っても過言ではありません。その具体的な功績を振り返ってみましょう。
第2部:柱の男との死闘
第2部では、スピードワゴン自身が存命だったこともあり、組織がフル稼働します。メキシコやイタリアでの遺跡調査を主導し、ナチス・ドイツ軍のシュトロハイムとも(一時的に)協力関係を築きました。
何より大きいのは、最終決戦後に左腕を失ったジョセフ・ジョースターに贈られた「機械仕掛けの義手」です。当時の技術では不可能なほど精巧なこの義手は、財団の科学力の結晶でした。
第3部:エジプトへの長い旅
承太郎たちがDIOを倒すためにエジプトを目指した際、財団は影の主役でした。
- プライベートジェットや潜水艦の手配。
- 砂漠を越えるためのヘリコプターと、助っ人の「イギー」を輸送。
- 重傷を負ったアヴドゥルやポルナレフへの緊急医療。
承太郎たちの旅が50日間という短期間で結実したのは、財団の輸送力と情報網があったからこそです。
第4部・第5部:静かなる守護者
舞台が杜王町に移った第4部でも、財団の優秀さは光ります。認知症の疑いがあるジョセフの来日サポートや、殺人鬼・吉良吉影の情報を洗う調査能力。さらに、音石明のような危険なスタンド使いの拘束・監視も財団が引き受けています。
第5部では表立った登場は少ないものの、承太郎の依頼で広瀬康一がイタリアへ飛ぶ際の窓口となるなど、国際的な連携において不可欠な存在となっています。
第6部:絶望の中の希望
空条徐倫が主人公となる第6部では、財団はより過酷な任務を遂行します。プッチ神父によって記憶とスタンドを奪われた承太郎を保護し、その「ディスク」を奪還するために、通信衛星や潜水艦を駆使して徐倫をサポートしました。
「サヴェジ・ガーデン」という暗号名で呼ばれる連絡員(伝書鳩)を使った作戦など、アナログとハイテクを組み合わせた戦術には脱帽します。
なぜこれほどまでに金があるのか?謎の資金源
読者の誰もが一度は抱く疑問、「財団の金は尽きないのか?」について考察してみましょう。
スピードワゴンが掘り当てたのは、20世紀の血液とも呼ばれる「石油」です。テキサスの巨大油田から得られる利益は、現代のIT長者をも凌ぐレベルだったと推測されます。
さらに、財団は単に金を消費しているだけではありません。医療研究の過程で生まれた特許や、野生動物保護の過程で発見された新資源など、研究成果をビジネスに転換して再投資するサイクルが出来上がっていると考えられます。
まさに「富が富を呼ぶ」仕組み。スピードワゴンが遺した資産は、100年以上の時を経て、一国を動かせるレベルの経済圏へと成長しているのです。
もしあなたがスピードワゴンのような情熱を持ち、自ら道を切り拓きたいと考えているなら、まずは形から入るのも一つの手かもしれません。例えば、外出先での調査や情報の整理にはipad airのような最新デバイスが役立ちます。また、長時間のアニメ鑑賞や資料読みには、目の疲れを軽減するkindle paperwhiteなども、現代の「財団員」には必須のアイテムと言えるでしょう。
財団は「黄金の精神」のインフラである
ジョジョの物語において、財団は単なる便利な設定ではありません。それは、スピードワゴンという一人の男が抱いた「敬意」が、形を変えて受け継がれている証拠なのです。
ジョナサン・ジョースターという気高い魂に出会い、自分の人生を救われたスピードワゴン。彼は自分が死んでもなお、愛する友人の子孫を守り続けるために、この組織を創りました。
スタンド能力を持たない普通の人々が、知恵と勇気と科学力を結集して、化け物じみた能力者に立ち向かうジョースター家を支える。これこそが、スピードワゴン財団の美しさです。
ジョジョの奇妙な冒険を読み返す際は、ぜひスピードワゴン財団の活躍に注目してみてください。彼らが用意した一台のヘリ、一人の医師、一本の連絡電話が、いかに世界の運命を変えてきたかがわかるはずです。
改めて、**「ジョジョのスピードワゴン財団とは?設立目的から歴代の支援内容、謎の資金源まで徹底解説」**してきましたが、その本質は「時代を超えた究極の友情」に他なりません。
これからもジョースター家がある限り、スピードワゴン財団は闇の中から光を照らし続けることでしょう。


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