「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない」において、物語の語り手であり、精神的に最も成長を遂げたキャラクターといえば広瀬康一ですよね。
物語が進むにつれて、最初は頼りなかった少年が、空条承太郎も認めるほどの「黄金の精神」を持つ戦士へと変わっていく姿に胸を熱くしたファンは多いはずです。
そんな康一くんを演じている声優さんは一体誰なのか?実は、アニメやゲーム、さらには実写映画といったメディアごとに、豪華な顔ぶれがキャスティングされています。
今回は、ジョジョファンなら知っておきたい広瀬康一の歴代キャストについて、それぞれの魅力や演じ分けの違いを徹底的に解説していきます!
TVアニメ版の広瀬康一役は人気声優の梶裕貴さん
現在、多くのファンにとって「広瀬康一の声」として真っ先に思い浮かぶのは、やはりTVアニメ版を担当した梶裕貴さんではないでしょうか。
2016年に放送された第4部のアニメシリーズから登板し、その後も第5部『黄金の風』の冒頭や、スピンオフ作品である『岸辺露伴は動かない』でも継続して康一役を演じています。
梶裕貴さんといえば、数々の少年漫画の主人公を演じてきたトップクラスの声優さんです。康一役においても、その演技力は遺憾なく発揮されています。
物語初期の、まだスタンド能力に目覚める前の「おどおどとした、どこにでもいる普通の高校生」という雰囲気。そして、エコーズがACT1、ACT2、ACT3と進化していくに従って、声のトーンに力強さと覚悟が宿っていく変化。このグラデーションが見事なんです。
特に、小林玉美戦や間田敏和戦で見せた機転、そして吉良吉影との死闘で見せた「ACT3」によるドスの利いた咆哮は、梶さんならではの熱量がこもっていました。
また、第5部のイタリア編では、第4部よりも少し背伸びした、頼もしい先輩としての康一くんを演じており、時間の経過を感じさせる繊細なアプローチも光っています。
ゲーム版で康一を演じたのは実力派の朴璐美さん
アニメ化される以前、ジョジョファンの間で康一の声として定着していたのが、朴璐美さんです。
朴さんは、PlayStation 3用ソフト『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル(ASB)』や、その続編にあたる『アイズオブヘブン(EoH)』で康一役を担当していました。
朴璐美さんといえば、少年役を演じさせたら右に出る者はいないと言われるほどの実力派です。彼女が演じる康一は、梶さんの演技と比較すると、より「中性的で少年らしい可愛らしさ」と「ハスキーで鋭い勝気さ」が共存しているのが特徴です。
原作の康一は、身長が低くマスコット的な可愛らしさがある一方で、一度キレると手がつけられない凄みを見せます。朴さんの声は、その「ギャップ」を非常に鋭く表現していました。
アニメ版の制作にあたってキャストが変更された際は、ゲーム版のファンから「朴さんの康一も捨てがたい!」という声が多く上がったほど、彼女の演技もまたキャラクターの核を捉えた素晴らしいものでした。
現在、最新のゲーム作品(ASBRなど)ではアニメ版に準拠して梶裕貴さんが演じていますが、当時のゲーム版をプレイしていたファンにとっては、朴さんの凛々しい声が康一の原点となっているケースも多いようです。
実写映画版で広瀬康一を演じたのは神木隆之介さん
2017年に公開された実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』。この作品で広瀬康一役を務めたのは、俳優の神木隆之介さんでした。
実写化が発表された際、ジョジョという独特な世界観をどう表現するかが注目されましたが、神木さんの康一役については「適役すぎる」と期待の声が多く寄せられました。
神木さんは、子役時代から培われた圧倒的な演技力と、誰からも愛される清潔感を持っています。康一という「読者に最も近い目線を持つキャラクター」として、異能の街・杜王町に巻き込まれていく一般人の戸惑いを見事に体現していました。
劇中では、原作をリスペクトした独特のヘアスタイルにも挑戦。ビジュアル面でのインパクトはありましたが、それ以上に神木さんの持つ「誠実さ」や「芯の強さ」が、康一の内面とリンクしていました。
スタンド使い同士の激しいバトルが繰り広げられる中で、東方仗助の良き相棒として、そして物語の語り手として、実写という土俵で見事に康一くんを成立させていたと言えるでしょう。
なぜメディアによってキャストが変わるのか?
「どうして同じキャラクターなのに、アニメやゲームで声が変わるの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。
ジョジョシリーズは連載開始から30年以上続く長寿作品であり、メディア展開の時期がそれぞれ大きく離れています。
- ゲーム版(ASB):2013年発売
- TVアニメ版:2016年放送開始
- 実写映画版:2017年公開
このように、製作された時期やプロジェクトの母体が異なるため、その都度、その媒体に最もふさわしいキャストが選定されるのです。
特にジョジョの場合、ゲーム版で一度豪華なキャスティングが行われた後、数年後にスタートしたTVアニメ版で「アニメとしての統一感」を出すために、改めて全キャラクターのオーディションが行われました。
その結果、現在の「アニメ版キャスト」が公式のスタンダードとして定着し、現在リリースされている関連グッズやコラボ企画、ジョジョの奇妙な冒険 第4部 Blu-rayなどの映像作品でも梶裕貴さんの声が広く採用されるようになっています。
メディアごとに違うキャストが演じることで、同じ広瀬康一というキャラクターであっても、少しずつ異なる解釈や魅力を楽しむことができる。これは長寿作品であるジョジョならではの贅沢な楽しみ方かもしれませんね。
梶裕貴さんと朴璐美さん、それぞれの魅力の違い
ここでは、特に比較されることの多い梶さんと朴さんの演技の違いについて、もう少し深掘りしてみましょう。
梶裕貴さんの康一は、一言で表すと「等身大の成長」です。
初期の弱々しい叫び声が、次第に強者の風格を帯びていく過程に説得力があります。特に「ACT3」を発動して重力を操る際の、重厚で低めのトーンは、彼が立派なスタンド使いに成長したことを声だけで確信させてくれます。
対して朴璐美さんの康一は、「天才的なキレ味」を感じさせます。
少年漫画の王道を行くような、ハツラツとしたエネルギーに満ちており、敵に立ち向かう時のセリフ一つひとつに「折れない強さ」が最初から宿っているような印象を受けます。
どちらが良い・悪いではなく、アニメという長い時間をかけて物語を追う媒体には梶さんの「変化」の演技が、そして短い対戦時間の中でキャラクターの個性を爆発させる格闘ゲームには朴さんの「インパクト」のある声が、それぞれ完璧にマッチしていたと言えます。
広瀬康一というキャラクターが愛される理由と声の重要性
広瀬康一は、ジョジョの歴代サブキャラクターの中でも屈指の人気を誇ります。その理由は、彼が「最も人間臭いキャラクター」だからです。
最初は恐怖で動けなかった彼が、家族を守るため、友人を守るために立ち上がる。その勇気は、読者に大きな勇気を与えてくれます。だからこそ、その時々の感情を乗せる「声」の役割は非常に大きいのです。
極限状態での叫び、日常シーンでのコミカルなやり取り、そして仗助や億泰との友情を感じさせる温かいトーン。それらが実力派キャストによって吹き込まれることで、康一は単なる紙の上のキャラクターを超えて、私たちの心に深く刻まれる存在になりました。
アニメを観返す際や、過去のゲームをプレイする際には、ぜひこうした「声の演技」に注目してみてください。康一くんがどれほどの覚悟を持ってその場に立っているのかが、より深く伝わってくるはずです。
もし、まだアニメ版をチェックしていないという方は、ぜひジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けないを視聴して、梶裕貴さんの魂の熱演を体験していただきたいです。
ジョジョ広瀬康一の声優は誰?歴代キャスト比較やアニメ・ゲーム・実写の違いを解説!のまとめ
今回は、広瀬康一役を務めた歴代のキャストについて、それぞれのメディアや特徴を詳しくご紹介しました。
- TVアニメ版:梶裕貴さん(現在のスタンダード。成長の演技が素晴らしい)
- ゲーム版:朴璐美さん(アニメ以前の定着キャスト。凛々しい少年ボイスが魅力)
- 実写映画版:神木隆之介さん(誠実な演技で康一の人間性を再現)
メディアによって担当する方は異なりますが、どのキャストも広瀬康一というキャラクターの持つ「黄金の精神」を大切に演じていることが分かります。
声優さんが変わることでキャラクターの新しい一面が見えるのも、メディアミックス作品の醍醐味です。アニメ、ゲーム、そして実写。それぞれの世界で躍動する康一くんの活躍を、ぜひその「声」と共に楽しんでみてくださいね。
皆さんは、どの広瀬康一の声が一番お気に入りですか?それぞれの良さを噛み締めながら、再び杜王町の物語に浸ってみるのも良いかもしれません。

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