世界中で愛され続ける伝説的漫画『ドラゴンボール』。その代名詞とも言える必殺技といえば、やはり「かめはめ波」ですよね。悟空が構えを取るだけでワクワクし、テレビの前で一緒にポーズを真似した経験がある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、誰もが知るこの必殺技の誕生秘話から、意外と知らない種類や派生技、そして原作でこの技を使いこなした歴代の全使用者まで、徹底的に深掘りしていきます。これを読めば、あなたも明日から「かめはめ波マスター」になれること間違いなしです!
かめはめ波の基本:創始者と技の仕組み
まずは基本中の基本からおさらいしましょう。かめはめ波は、亀仙流の創始者である武天老師こと「亀仙人」が、なんと50年もの歳月をかけて編み出した伝説の気功波です。
技の仕組みは、体内の潜在エネルギーである「気」を両手のひらに一点集中させ、それを一気に体外へ放出するというもの。作中ではじめて披露されたのは、フライパン山の火事を消し止めるシーンでした。あの巨大な城を吹き飛ばすほどの威力は、当時の読者に計り知れない衝撃を与えました。
この技の最大の特徴は、使い手の「気」の強さに比例してどこまでも威力が上がることです。物語序盤では岩を砕く程度だった威力が、物語が進むにつれて山を削り、月を破壊し、最終的には太陽系をも消し去るほどのスケールへと進化していきました。
意外すぎる!名前の由来と誕生エピソード
「かめはめ波」という名前の由来には、実は面白いエピソードが隠されています。
作者の鳥山明先生が、亀仙人の必殺技にふさわしい名前を考えていた際、なかなか良いアイデアが浮かばず悩んでいたそうです。そこで奥様である加藤由美さんに相談したところ、「カメハメハ大王(ハワイ王国の建国者)にかけて『かめはめ波』はどう?」という提案があり、それが採用されたという経緯があります。
「亀(カメ)」という言葉が含まれていながら、リズムが良く、力強い響き。奥様のアドバイスがなければ、この歴史的必殺技は全く別の名前になっていたかもしれませんね。
ちなみに、この技はビジュアル面でも革命的でした。それまでの漫画界において「目に見えないエネルギー」を可視化した演出は珍しく、空気を震わせるような独特の「溜め」の描写は、後のバトル漫画に多大な影響を与えました。
習得難易度は意外と低い?一度見れば覚えられる理由
亀仙人が50年かけて完成させたはずのかめはめ波ですが、実は「天才」たちにとってはそれほど難しい技ではなかったようです。
主人公の孫悟空は、亀仙人が一度放つのを見ただけで、その直後に小型版のかめはめ波を成功させてしまいました。これには亀仙人も「なんという奴じゃ…」と腰を抜かしていましたね。
その後も、天津飯やセル、魔人ブウなど、卓越したセンスを持つキャラクターたちが「一度見ただけでコピーする」というシーンが何度も登場します。気功波の基礎中の基礎と言える構造だからこそ、コツを掴めば誰でも(と言っても超人ばかりですが)再現できてしまう汎用性の高さも、この技の魅力の一つです。
原作に登場した歴代の主要使用者リスト
それでは、原作漫画の中で実際にかめはめ波を放ったキャラクターたちを振り返ってみましょう。
- 孫悟空:説明不要の最多使用者。足から放ったり、曲げたりと、バリエーションも豊富です。
- 亀仙人(武天老師):創始者。フルパワー状態の筋骨隆々な姿で放つ姿は圧巻。
- 孫悟飯:悟空の息子。セル編での「親子かめはめ波」は作品屈指の名シーン。
- クリリン:悟空の親友。天下一武道会などで器用に使用。ドラゴンボール クリリン フィギュアなどでその勇姿を飾るファンも多いですね。
- ヤムチャ:第22回天下一武道会で披露。彼なりの修行の成果を見せました。
- 天津飯:ジャッキー・チュン(亀仙人)の技をコピーして使用。
- セル:悟空たちの細胞を持っているため、最初から高い精度で使用可能。
- 魔人ブウ(純粋・悪):悟空の技を一瞬で盗み、自身の強力な気で放ちました。
- 孫悟天:幼少期から使用可能。ただし発音が悪く「かめかめ波」になっていました。
その他、映画やアニメオリジナル、ゲーム作品を含めると、ベジータやトランクス、ゴジータやベジットといった合体戦士たちも、その強力なバリエーションを使用しています。
進化し続ける!かめはめ波の種類と派生技
かめはめ波は、ただ真っ直ぐ撃つだけではありません。戦況に応じて様々な形に姿を変えてきました。
1. 超かめはめ波
神様との修行を経て、悟空が編み出した強化版です。それまでとは桁違いの気の密度を誇り、第23回天下一武道会のマジュニア(ピッコロ)戦でその威力を発揮しました。
2. 界王拳かめはめ波
界王拳によって肉体の限界を超え、威力を数倍に跳ね上げた状態で放つ技。ベジータのギャリック砲と激突したシーンは、初期『ドラゴンボールZ』のハイライトです。
3. 瞬間移動かめはめ波
至近距離まで瞬間移動してから放つ、回避不能の奇襲技。セルの上半身を吹き飛ばすほどの戦術的価値を見せました。
4. 親子かめはめ波
死した悟空が背後から支え(精神的なイメージ)、悟飯が全力を出し切って放った、対セル用の決定打。二人の絆が具現化したような、ファン人気ナンバーワンの派生技です。
5. 10倍かめはめ波
アニメ『ドラゴンボールGT』で超サイヤ人4となった悟空が放つ、赤い色が特徴的な超強力な技。
6. 神越かめはめ波
『ドラゴンボール超』で「身勝手の極意」に目覚めた悟空が、回避動作から流れるように放つ究極の攻撃。もはや芸術の域に達した動きです。
なぜ「かめはめ波」はここまで有名になったのか
世界中で「かめはめ波」を知らない人はいないと言われるほど普及した理由は、その「ポーズ」と「リズム」にあります。
「カ・メ・ハ・メ・ハ」と一文字ずつ溜める動作は、読者の期待感を最大限に高めます。そして最後に両手を突き出すポーズは、子供でも簡単に真似ができ、自分が強くなったような錯覚をさせてくれる最高のエンターテインメントでした。
今ではスマートフォンのアプリやドラゴンボールZ KAKAROTなどのゲームを通じて、最新のCGで描かれる迫力満点のかめはめ波を体験することができます。時代が変わっても、あのポーズの魅力は色褪せることがありません。
まとめ:ドラゴンボールのかめはめ波を徹底解説!由来や種類、歴代の全使用者は?
ここまで『ドラゴンボール』の魂とも言える「かめはめ波」について解説してきました。
奥様のアイデアから生まれた名前が、今や世界共通言語のように親しまれている事実は、まさに漫画の持つ力の凄さを物語っています。亀仙人が50年かけて作った技を、悟空が継承し、さらにその子供たちが新しい形で磨き上げていく。かめはめ波の歴史は、そのまま『ドラゴンボール』の物語の歴史でもあるのです。
改めて原作を読み返したり、最新のアニメシリーズをチェックしたりする際には、ぜひ今回ご紹介した使用者の違いや派生技の工夫に注目してみてください。きっと新しい発見があるはずですよ。
あなたはどのかめはめ波が一番好きですか?思い出のシーンを振り返りながら、久しぶりにこっそり部屋で「かめはめ波ー!」と叫んでみるのも、大人の密かな楽しみかもしれませんね。

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